オリジナル手帳のNOLTYプランナーズ

インタビュー

インタビュー

マーケティング本部
マーケティング企画部長
太田 一彰 氏

マーケティング本部
マーケティング企画部 主事
高橋 久美子 氏

株式会社ギャバン様

■Profile

1954年の創業以来、ホテルやレストランで腕を競うシェフに支持される高品質で豊富なスパイスを提供し、外食産業分野で永年にわたり高いシェアを得る。また、外食産業分野にとどまらず、食品メーカーや一般家庭など幅広い領域に展開している。

贈答用手帳を作成されたきっかけをお教えください

実際の手帳。表紙は、シンプルでありながら、GABANを思い起こさせる藍色を使用している。

(太田氏) 創業から何年目に開始していたかはわかりませんが、以前から年末贈答品として手帳をお配りしていました。 御社にお願いして3年目になりますが、10年以上前の手帳はカバーも黒で、「GABAN」の刻印も入っていました。 その後、より良いものをお渡ししたいという思いから手帳の見直しをすることにあたり、御社にお声掛けさせていただきました。 その後、営業の方より「手帳を使っている人がどういう点にポイントを置いているのか」などのプレゼンテーションをしていただき、「これは面白い」と感じましたね。 新しい提案をいただけたこと、また総合的な部分で発注させていただきました。 お陰様で本当に良い手帳ができたと思っています

手帳はどのような方にお贈りしているのでしょうか?

(太田氏) 弊社は業務用の商品を扱っている会社です。 弊社の商品はまず問屋さんに納め、問屋さんからホテルやレストランに納品され、ユーザー様にご使用いただきます。 手帳も同様に、問屋さんにお渡しするパターンと、弊社の商品を使っていただいているユーザー様にダイレクトにお渡しするという2パターンでお贈りしております。

(高橋氏) 問屋さんの場合は、先方も色々な会社から手帳を頂く機会があるかと思いますが、ユーザー様であるシェフは、手帳を贈答されることはあまりないようです。 「毎年GABANから配られるのを楽しみにしている」と、何十年もGABANの手帳をご愛用いただいている方もいらっしゃいます。

(太田氏) 弊社の手帳にはユーザー様のファンが多いので、お客様から問屋さんに「GABANの手帳を持ってきてほしい」と連絡が行き、問屋さんの営業の方や配達の方が渡す場合もありますね。

GABAN手帳は、スパイスの情報が掲載されている点が特徴的ですね

(太田氏) 弊社はスパイスメーカーですので、手帳にもスパイスの情報を掲載しています。 弊社の商品は販売品目が約800品目あり、さらにブラックペッパーひとつにしても、規格違いの製品が無数にあります。 それらの商品を、ユーザー様がすぐわかるように手帳に記載しています。

(高橋氏) 商品カタログはA4サイズのものがありますが、なかなかそれを持ち歩くわけにはいきません。ユーザー様からは、「こういうスパイスがあるかな?と思ったとき、探すのに非常に便利」とうかがっています。

カスタマイズのこだわり──増ページ

豊富な情報量から、カタログとしてのみではなく、スパイス辞典としても重宝されている。

(太田氏) GABANの手帳では、ページを増やし、スパイスの特徴を掲載しています。 これは毎年必ず入れています。

(高橋氏) また、スパイスの名称もフランス語やイタリア語など、別の言語での名称も掲載しています。 例えば黒胡椒は、英語だと「ブラックペッパー(Black pepper)」と言いますが、フランス語では「ポアブルノワール(Poivre noir)」です。 フレンチのシェフはフランス語の呼び方、イタリアンのシェフはイタリア語の名称を使用されますので、内容もそれに対応できるようカスタマイズしています。 スパイス辞典になるような構成にさせていただいていて、それが非常にわかりやすいというお言葉をいただきます。

(太田氏) また、問屋さんの営業がシェフから注文をいただくときに、スパイスの名前を、フランス語や中国語で言われることがあります。この手帳は、そういった場面でどのスパイスか調べるのにも役立ちます。

(高橋氏) また、見え方にもこだわり、昨年大幅にリニューアルを行いました。 ぱっと見たときに余白があるように意識し、文章を簡潔にするなど情報の密度はなるべく変えずに、文字数を減らしました。 また、フォントの変更を行いました。明朝体からゴシック体に変えることで、文字が大きくなったような、ぱっと見てわかるような変化がありました。

それでいて、全体の構成自体はあまり変えていません。 あまり変えてしまうと、毎年使っているお客様は戸惑ってしまいます。 大きな構成は変えていませんが、リニューアルしたことはユーザー様もわかってくださり「良くなったね」と言っていただけています。

カスタマイズのこだわり──メモページ

この厚みにもこだわりが。1年間の記入に足りるメモ量になるよう、配慮されている。

(太田氏)GABANの手帳で、以前からユーザー様に評価頂いていたのが、「メモを取る場所が多い」という点です。

(高橋氏) メモページの確保は毎年必ず行っています。 あるシェフは、厨房でなにか書きたいときは手帳に書き残しているそうです。メモが多いため、アイデアを書いたりしても1年間持つのが良いとおっしゃっていました。 その他にも、来客予定や、新メニューの考案などにもご活用いただいてるようです。 また、問屋さんの営業の方の場合は、お店に行き直接注文を取りに行く際にメモ欄をご使用いただくケースがあるそうです。 日々のスケジュールページと合わせれば、1年間他のツールを使わずとも充分書き込めるくらいのページ数になりますから、メモ欄の多さは大事ですね。

手帳の良さとはどのような点でしょうか?

(高橋氏) 今はスマートフォンなど電子機器がどんどん便利になっていますが、やはり、書くほうが確実と思っていらっしゃる方も大勢いらっしゃいます。

(太田氏) 特にシェフなどは仕込みなどがあり、休憩時間がわずかです。そのわずかなタイミングでスケジュールの確認や色んな業者の方に発注を行います。 さっと鞄やポケットから取り出し、書くのに手帳はとても便利です。 電子機器だと水がかかると壊れてしまったり、落としたらコンクリートで割れてしまったりもしますが、手帳であればそういう心配もありません。
また、私の個人的な意見ですが、書くことは大事だと思います。 メールで打つとすぐ忘れてしまいますが、書くと忘れません。 書くことによって情報が残り、見返すことができ、自分の脳に記憶されます。 私の部署で新入社員に業務説明をするとき、必ず言うのが「メモを取る癖をつけなさい」ということです。そして必ず手帳を渡します。やはりメモを取る癖というのは社会人に必要です。

(太田氏) 癖がついていると、「相談いいですか?」というときに必ず書くものを持ってきます。癖がついていない人は持っておらず、「今からメモを取りにいきます。」となると、待たせる相手にとってももったいない時間になります。

(高橋氏) 若い方がメモを取らなくなったというのは、習慣がないからだと思います。 メモは書き損じた紙の裏でも良いですが、意識しないと無くなってしまいますね。手帳だとなくならないのです。 IT化も進んでいるので、毎年「手帳は必要か」ということを意思確認のために聞いていますが、毎年「必要」という結論になりますね。

手帳を制作するにあたり大事されていることはなんでしょうか

(太田氏) お客様にお渡しするもので「ファン作り」を行うことは重要です。 手帳も、時間をかけずに作ろうと思えば、それもできます。ですが、それではファンにはなっていただけないでしょう。 GABANの手帳は、スケジュールが記録できて、メモが多く、スパイス辞典の役割がある……。ひとつで3つの役割を果たしている点が喜ばれているのかと思います。 継続してファンでいていただくために、内容にこだわっていかなくてはいけないと考えています。

(高橋氏) 昨年末、お客様のところに年末のご挨拶にうかがったときのことです。 ちょうどシェフがいらっしゃらなかったので、手帳をスタッフの方に預けて帰ったのですが、直後に戻られたのでしょう、すぐにシェフから折り返しのお電話をいただき「どうもありがとう。いま受け取りました」ということをご連絡いただきました。 弊社の手帳を本当に喜んでいただけていることを感じました。
スパイスというのはニッチな商売です。例えばお客様がお店で提供されているお料理が2000円だとすると、その中に使われるスパイスは10円分位しか占めません。 だからこそ、ただ物を売るだけではなく、情報をお届けするということがとても大切です。 そのために手帳のような販促物で色々な情報をお届けし、スパイスにより興味を持っていただくこと、日常的にお役に立つことが重要だと思っています。
私たちは、弊社の商品だけが売れるのではなく、スパイスをより多くのお客さまに知って使っていただき、業界全体がより活性化するようにと考えています。