CASE

米屋株式会社 様

社員用手帳

内容、活用ともに徹底的にこだわった毎年アップグレードされる手帳

成田山新勝寺の表参道に店舗を構える和菓子の老舗「なごみの米屋」を運営する株式会社米屋では、2021年からパートを含む全従業員にオリジナル手帳を配布し、経営理念の浸透やSDGsの取り組みへの理解を深める取り組みをしています。その経緯や背景についてキーパーソンのお二人に話を聞きました。

お客さまの会社情報

明治32年創業。100年以上の歴史を持ち、千葉県成田市を中心に展開する老舗和菓子店。名物の『栗羊羹』や人気商品の『ぴーなっつ最中』などを世に送り出し続けている。

従業員数 301〜1,000名
資本金 1億円

インタビューを受けていただいた方

取締役 経営企画・SDGs・戦略立案担当

佐久間 智久 様

総務部 広報課長

竹山 真由美 様

社長の発案により、コミュニケーションツールとして手帳を導入

100年以上の歴史がある米屋様ですが、まず沿革をお聞かせください

佐久間 創業は明治32年です。かつては、米穀や雑貨の商いを家業としていましたが、創業者の諸岡長蔵が成田山新勝寺の『栗羹』という精進料理に着想を得て、砂糖と祝事用に保存していた小豆を使い、地元で穫れる芝栗を煉り込んだ栗羊羹を考案しました。その後、栗羊羹の製造・販売を始め、“参道のお土産屋”として今日にまで至っています。 ※「米屋の歴史」については公式サイトをご覧ください。

2021年から作成されている手帳の導入経緯についてお聞かせください

佐久間 2020年に経営企画部を新設し、経営施策の推進強化や、社員に向けて経営に関する情報発信の取り組みが始まりましたが、経営側の意向を従業員に正しく理解してもらうことに腐心していました。
そのための手法はいろいろと考えられましたが、最終的には社長の発案で手帳を活用することに決めました。環境負荷軽減の観点から通常業務ではペーパーレス化を推進していますが、企業理念や従業員への期待などについて、パートを含めた全従業員に対してしっかりと周知・共有するためのコミュニケーションツールとして 、あえて“紙媒体”である手帳を選択したのです。

なぜ、NOLTYを採用いただいたのでしょうか?

竹山 新たな手帳の作成にあたっては、いくつかの企業へご相談をさせていただきましたが、当社として盛り込みたい内容を満たすためのカスタマイズやボリュームがネックとなりました。そんな中で親身に相談にのっていただき、当社の想いを汲んでいただいたのがNOLTYプランナーズさんでした。  「これで、目指す手帳づくりができる!」との確信に至り、正式にお願いすることとなりました。2021年に最初の手帳が完成し、2023年で3回目の改訂となり、全従業員に対して毎年配布しております。

手帳の構成についてお聞かせください

佐久間 手帳の作成においては、パートの方や中途入社の社員を含めた、「全従業員へのさらなる企業理念の浸透」、そして時代の要請としての「SDGs(Sustainable Development Goals)に対する意識の醸成」に主眼を置いています。そのほかの資料も含め、最新の手帳のオリジナル部分は48ページあります。

手帳はどのような場面で活用されているのでしょうか?

佐久間 当社には、各部署での朝礼などの際に唱和を行う文化があります。その際に、手帳に掲載されている「私たちの心の言葉」を読み上げます。「私たちの心の言葉」とは、創業時の精神や理念、創業者の考え方を咀嚼したものです。一連の唱和を通じて、「何故、我々が今、こうして生活できているのか?」を知り、従業員同士が精神的な繋がりを持てるようになることを意図しています。また、「理念研修」と「SDGs研修」でもこの手帳を活用しており、研修が終わった後の振り返り、目標や課題を記入していきます。

手帳の良い点をお聞かせください

佐久間 これまで、理念の浸透などについては、上司からの一方通行となりがちでした。手帳の導入によって全てが解決したわけではありませんが、以前と比べて会社と従業員間のパイプの強化ができたのではないかと、一定の手応えは感じています。

竹山 当社にはさまざまな社内ルールや仕組みがありながら、全従業員に浸透しきれていませんでした。手帳というツールにまとめて掲載することで、仕事上で迷った時の拠り所にすることができたと思います。

社内での反響はどうでしたか?

佐久間 最初は、「いまさら手帳?」という従業員も確かにいましたが、実際に手帳を配布した後は、スムーズに浸透していきました。



竹山 採用したのは、B6サイズ「NOLTYリベロ」です。男性の場合、手帳を上着の胸ポケットに入れる方も多いので、現在のサイズよりも判型を小さくすることも検討したのですが、実際に配布してみると、「書き込みやすいサイズだ」と、従業員からも好評でした。
朝礼で使用するという理由もありますが、デスクの上に手帳が置かれ、開いてメモをとっている人の姿を見かけると、「結構、使ってもらえているのだな」と、嬉しくなりますね。

最新の手帳で大きく変えたところはありますか?

佐久間 新たに、「ビジョンを達成させるためのʻ大戦略ʼ」と「危機管理体制」を掲載しました。
特に後者に関しては、当社が創業から長い年月を経て、組織機能が点在していたこともあり、これまで、なかなかまとめ上げることができていませんでした。
今回、手帳の1ページに収めることで、目的・組織を体系的かつ一覧性の高い状態で従業員に対して示すことができたことは大きな成果だといえます。
現在はQRコードを掲載すれば、リンク先への誘導や修正も容易ですが、それでは手帳として少々味気ないものになってしまいますので、手帳に載せることにこだわり、従業員に工夫して作図してもらいました。
この他、「TQ(スループット)会計とは?」や「米屋用語集」などのコンテンツを掲載することで、社長や管理職の話を一般社員が自分ごととして理解するうえでも役立ててもらっています。

SDGsをより身近に。自社のSDGsへの取り組みに関する情報も掲載

現在、SDGsにおいて、どのような社内体制を構築されていますか?

佐久間 2020年に「SDGsプロジェクト」を発足させ、まずは、フードロスの解消に向けたアウトレット販売を立ち上げました。その後、2022年からは「SDGs推進委員会」に格上げし、当社の経営における重大な取り組みとして位置づけています。現在の「SDGs推進委員会」は、「環境&経済」「社会」「ガバナンス」の3チームの「分科会」によって構成されています。

貴社ではどのようなSDGs活動を実践されているのでしょうか?

佐久間 「環境」は、太陽光発電の導入、製餡排水の処理対策、省エネ対策(コージェネ等)、食品ロスの削減対策(アウトレット販売)などを実施しています。
「社会」は食育活動として成田市内の小学校での出張菓子教室を実施しています。「ガバナンス」では、『パパ育休』『介護休暇』などの人事規定を見直し、働き方改革を推進し「働きがい」のある会社を目指しています。「経済」に関しては、環境に配慮した商品開発を推進しています。
この他にも、「ちばSDGsパートナー」に登録するなど、「SDGsの目標達成に向けた宣言」を公表し、目標に向けた各種活動を進めている最中です。

最後に、今後の展望についてお聞かせ下さい。

佐久間 最初の手帳は出来上がるまでが精いっぱいで、苦労も多かったと記憶しています。しかし、手帳は「作って終わり」ではなく、その後も質を上げていかなければなりません。当社では定期的に社内意識調査を実施していますが、その中には、手帳に関する意見も寄せられます。せっかく根付いた自社の手帳ですから、そうした意見も参考にしながら、従業員が成長するうえでの物差しとなるよう、今後もアップデートを継続していく所存です。

竹山 作成担当者の自己満足になるのは嫌なので、「誰が見てもわかる内容」「わかりやすさ、見やすさ」、そして、「これだったら使ってみたい!」と、従業員に思ってもらえるよう、体裁などについては今後も引き続きブラッシュアップしていきたいですね。また、今年は別刷りで手帳の使い方をまとめたカードを配布しましたが、より活用してもらえるような工夫を今後も続けていきたいと思います。

▼従業員自ら作成した使い方カード

導入いただいたサービス

導入いただいた製品

  • NOLTY リベロ

    NOLTY リベロ

    1,980円(税込)

    • 月間 : ブロック
    • サイズ: バッグインサイズ
株式会社NOLTYプランナーズ