コロナ禍を経て待望の新規就航路線を開設。ミラノ、ストックホルム、イスタンブールへの新規就航を記念する特別な販促品を検討していました。「新たな空の旅」の始まりを印象づけ、お客様やお取引先にANAに興味を持ち、航空券の販売促進につながる特別なアイテムを作りたいと考えたのがきっかけです。

様々なアイテム候補が部内で挙がる中で、実用的で多くの方が使用できるノートはどうか？となり、NOLTYのノートに決定しました。
その他にもタオルやボトル、コーヒーなども採用しました。

社会人1年目から個人的に使い続けていたNOLTYでノベルティが作れないかと調べたところ、NOLTYプランナーズのWEBサイトに行き着きました。
頭に描いていたサイズ感と厚みのノートがNOLTYには揃っていて、さらに『就航記念』であることが一見して伝わるオリジナルデザインの提案も魅力的でした。

使用時期が明確に決まっていて納期に余裕がなかったのですが、初回打ち合わせの時点で具体的な金額と納期をスピーディに提示していただけたことで、すぐに検討を進めることができました。

新規就航都市の特色を活かしたデザインを採用しました。3都市それぞれの特徴を活かした3パターンのカスタマイズを実施しました。
まずミラノのデザインから着手し、複数のデザインパターンの中から選定。その後、ストックホルムとイスタンブールも同じトーン&マナーで仕上げました。

各都市のシンボル的な建物と、飛行機を組み合わせたデザインで、ANAらしさを表現しました。
デザイン例とノートサンプルの提示から始まり、デザインのポートフォリオを参考に、イメージに沿った方向性を決定し、全体スケジュールを固めた後、発注に至りました。

これまでにない魅力的なデザインで、配布した際のリアクションが非常に良いと営業担当から声が届いています。中にはもっと欲しい、3種類のデザインすべてが欲しい、他の就航都市のデザインも見てみたいという嬉しい反応も頻繁に寄せられています。
ミラノのノートを渡すと『ドゥオーモ（ミラノ大聖堂）ですね！』と自然と新規就航都市の話題に繋がるので、セールストークのきっかけに一役を担っていると感じています。

▲ノートを通じてポジティブなコミュニケーションが生まれている

航空券の販売数は当初の想定を上回る結果となりました。営業からのニーズも高く、すでに1度増刷を実施。2度目の増刷も検討しています。

これまではロゴのみのシンプルな販促品が多かったのですが、今回のノートは洗練されたデザインで就航都市を印象付ける魅力的な販促品になりました。この成功をきっかけに、ほかアイテム群も同様にデザイン性の高いものを作るようになりました。

ノート納品後、NOLTYの工場見学に参加させていただきました。
数枚の大きな紙が1冊の手帳になっていく過程や、そこに込められた職人さんたちの技術と情熱を目の当たりにして、とても感銘を受けました。

どのような工程を経てNOLTYが作られるのかを知ることで、追加納品分を受け取った際の感慨もひとしおでした。

今回の事例が示すように、優れたノベルティは「期待感を高める」「会話のきっかけを作る」「ブランドイメージを強化する」という多面的な効果をもたらします。

特に印象的だったのは、デザイン性と実用性の調和です。美しいビジュアルで目を引きながらも、実際に使い続けたくなる機能性を兼ね備えていることで、配布する側も受け取る側も満足できる結果につながりました。

ノベルティをご検討の際には、受け取った人がどのような体験をするか、どのようなストーリーを感じるかも想像してみてはいかがでしょう。単なる配布物ではなく、「伝えたいメッセージ」や「創出したい体験」を具現化する媒体として考えることで、より深い顧客とのつながりを生み出せるかもしれません。