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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2024.05.11

忘れ物や遅刻の多い生徒との向き合い方

「今日提出する宿題を忘れてしまった」「朝起きられずに遅刻してしまった」など、忘れ物や遅刻は誰しもあることです。うっかりしていたり体調が悪かったり、一時的なものであればとくに問題ないかもしれません。しかし何度も忘れ物を繰り返す、毎日遅刻してしまうといったように頻度が高くなると、学校生活や学習にまで影響が出てくるため、対策を考えることも必要です。できるだけ忘れ物や遅刻を減らし、生徒がタスクやスケジュールを自己管理できるようになるためにはどうすればよいでしょうか。

目次

なぜ忘れ物や遅刻をしてしまうのか、その原因から考えてみましょう

なぜ忘れ物をしてしまうの?

生徒自身の性格や特性によるところもありますが、もし忘れ物をしやすい環境になっているようなら改善することができます。忘れ物をしてしまった生徒に対して、一方的な注意をするのではなく、忘れ物をしてしまうような環境に原因がないか、今一度確認してみましょう。

▼忘れ物をしてしまう原因

  • 先生の話を聞いていない(いつ重要な話をしたのかわからない)
  • 聞いたときは覚えていたが、家に帰ってから思い出さない
  • 持ち物ややることが多すぎて管理できていない

そもそも先生の話を聞いていないと、いつまでに提出すべきものがあるのか把握できません。先生がいつ重要な話をしているのか、きちんと意識付けができていないと、自分にとって大切な話をしていることに気づかず、スルーしてしまうことがあります。話を聞いていたとしても、メモなどに書き残していないため、家に帰ると忘れてしまうこともあります。また持ち物ややることが多すぎて管理できていない生徒も多いでしょう。メモを取っていたとしても、それがどこにあるか、何を書いているのか管理できていないと、うっかり忘れが多くなってしまいます。

なぜ遅刻をしてしまうのか

遅刻が多い生徒にも健康上の問題がある場合を除いては、以下のような原因があるかもしれません。

▼遅刻してしまう原因

  • 起床時間・就寝時間が毎日バラバラ
  • ゲームやスマホに夢中になって時間を忘れてしまう
  • 自分の一日の過ごし方を振り返る機会がない
  • 明日のスケジュールを意識できない

起床・就寝時間は一定にすることで、規則正しい生活を送ることができます。遅い時間までゲームやスマホに夢中になってしまい、寝る時間が遅くなってしまうと、睡眠のサイクルが崩れ、朝起きられない、一日中だるさが続くなどさまざまな悪影響が出てきます。自分が一日の中で何に何時間かけているのか、自覚的になることで、限られた時間を有効に活用できるようになります。また遅刻をしないためには、明日のスケジュールをきちんと把握して前もって準備しておくことが必要です。今週末までの提出物があるから早めにやっておく、明日は朝に集まりがあるから少し早めに寝るなど、先の見通しを持って行動することが必要です。

どのように指導したらいい?

忘れ物や遅刻そのものに対して注意することよりも、なるべくそうならないような環境づくりを心掛けることが効果的でしょう。忘れ物や遅刻を減らすためには、タスク管理とスケジュール管理の習慣付けをし、成功体験を積み重ねることが重要です。

タスク管理どうする?

まずは手帳を書かせることからスタートしてみましょう。
先生が大事なことをいうときに、手帳を開くよう声掛けをします。手帳を開くという行為によって、「先生の話を聞く」状態をつくります。そしていつまでに何をすべきか、しっかりと書き留めさせましょう。タブレットなどデジタル機器で管理させている学校も多いと思いますが、手で書くことによって記憶の定着力も上がります(※)。すぐに取り出せて自由に書き込める、手帳に書くことが効果的です。また書いたままになってしまわないように、一日3回開く場面づくりが重要です。。はじめは朝礼、終礼などで開くように声掛けをし、やるべきことをチェックさせるようにしましょう。

※(参考文献) 紙の手帳の脳科学的効用について
~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~
https://www.jmam.co.jp/topics/1266108_1893.html

時間管理どうする?

まずは一日の行動を書いて見て、振り返させると良いでしょう。思ったより多くの時間を娯楽に割いて、勉強や睡眠時間を削っていることがわかるかもしれません。一日の中で自分がどんなことをしているのか客観的に把握させることが重要です。次は一日の予定を書かせてみましょう。起床時間と就寝時間を決め、起きている間にやるべきことの計画を立てます。時間を意識しながら行動する癖が身に付き、生活リズムを整えることができます。また計画に対してうまくいったこと、うまくいかなかったことの振り返りを行うことで、明日からの過ごし方の改善にも繋がるでしょう。

◆自己管理におすすめ NOLTYスコラ手帳 ライト◆

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NOLTYスコラ手帳は学習習慣や生活習慣を整え、自ら学び、考え行動する力を育成する手帳です。中高生それぞれの身に付けたい力や使い方に合わせて、「ベーシック」「ライト」「ビスタ」の3種類の手帳をそろえています。 忘れ物や遅刻といった課題がある生徒人に対しては「NOLTYスコラ手帳 ライト」がおすすめです。提出物や宿題などタスクチェックをすることができるため、うっかり忘れを防止し、やるべきことを意識できるようなります。また一日を30分単位で記録できるため、一日の過ごし方に意識を向け、生活習慣の改善に繋げることができます。

また生徒に手帳に日々の予定や実行したことを書かせ、それを先生がチェックすることで学校生活だけでは見えてこない生徒の日々の様子やメンタル面の状況もわかるようになるでしょう。手帳を起点にコミュニケーションを取ったり、個々に合わせた最適なフィードバックしたり、生徒指導に手帳を役立てることができます。NOLTYスコラ プログラムでは、手帳の回収確認業務の負担を軽減させるためのデジタルアプリ「スコログ」も提供しており、生徒と先生のコミュニケーションのサポートも行っております。

スコログ手帳のハイブリッド化で『業務負担軽減』 と『生徒の習慣化』を実現
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(まとめ)忘れ物や遅刻の多い生徒との向き合い方

忘れ物や遅刻は誰でもあることですが、少しの工夫で減らすことができます。そのためには書いて記録し、タスクと時間を意識する習慣を身に付けさせることが大切です。まずは手帳などのツールを活用し、その意識付けから始めると良いでしょう。少しずつ自己管理ができるようになってくると、生徒の自己肯定感も向上し、より良くするためにはどうすればよいか、振り返り改善へとPDCAサイクルの循環にも繋がります。

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株式会社NOLTYプランナーズ