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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2024.03.07

ICTを活用した進路指導で何ができる?

生徒1人1台端末の導入が多くの中学校・高校で実現されつつある昨今、ICT機器を使って学習を進めることは一般的なものとなりました。今回の記事ではICT教育推進の背景を改めて紹介し、これから教育現場にどのように活用されていくのか、特に進路指導におけるICTの活用についてご紹介します。

目次

ICT教育の背景

ICT教育とはデジタル機器を使い、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育の総称です。2019年に文部科学省は、1人1台のパソコンやタブレット端末と、高速ネットワーク環境を整備・活用することを推進するGIGAスクール構想を打ち出しました。子どもたち一人ひとりに個別最適された、創造性を育む教育の実現を目指すことを目的としています。

参考:GIGAスクール構想について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm

このようなICT教育が必要とされている背景には、変化の激しい時代を生きていく上で、従来の暗記型の知識ではなく、情報収集力や問題発見能力、解決能力を養う必要があるとされているからです。ICTを活用して世の中の事象や問題と向き合い、得た情報を正しく取捨選択して活用できる、創造力のある子どもの育成が期待されています。

ICT教育のメリット

ICT教育のメリットとしては以下のような点があげられます。

生徒への個別指導ができる

従来の講義型の一斉授業ではなく、「個別最適な学び」が重要視されています。生徒それぞれの理解度や習熟度に合わせた指導、サポートをする上でもICT機器を活用することができます。AIドリルや動画コンテンツなど、生徒ごとの進度に応じて学習を進めることのできるデジタル教材を活用することで、生徒が取り組んだ学習内容などが教員の端末でも把握でき、進捗度合いを確認しながら個別にアドバイスがしやすくなります。

関連コラムはこちら:個別最適な学びとは?重要視される背景や協働的学びとの関係性
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/schola-program/column/1282707_9925.html

教員の負担削減

教材の準備や成績管理など、ICTを活用することで業務を効率化することができます。問題の作成や、配布回収、採点までシステムを使って行うことが可能です。また、例えば生徒ごとの自主学習のデータなどを記録し、成績のデータと付け合わせれば、生徒の学習状況に関する適切なフィードバックができるようになります。 今まで紙ベースで行われてきた様々な業務がデジタル化することで、整理、管理もしやすくなり、またデータ同士を付け合わせて分析ができるなど、デジタルならではの利点を使って生徒の指導に活かすことができます。

ICTを活用した進路指導

進路指導においてもICT機器を活用することができます。近年、総合型選抜や学校推薦型入試の拡大により、学力だけでなく、学校生活を通して何を行い、何を学んだのかという点がますます重要になっています。生徒の興味関心や得意分野、適性検査、目指したい大学などの様々なデータを蓄積、分析することで、進路指導に活かすことができます。
またキャリア教育の一環として、講演会や研修などさまざまな取り組みを実施している学校も多くあります。生徒個人も資格を取得したり、検定試験を受けたりと進路に向けた様々な取り組みを行っています。ところがそのような取り組みの記録がまとまっておらず、散らばっていると、いざ入試に活用しようと思っても、自分が何をしてきたのか、何を学んだのか思い出せないことも多いと思います。特に先生は複数の生徒を同時に指導しているため、各生徒の細かい活動まで記憶しておくのは難しいでしょう。そのようなときに、ICT機器を活用し進路に向けた活動の情報を適切に記録していくことが重要です。情報が一元管理されていることで、学校生活における様々な活動を生徒と共に振り返ることができ、未来に向けて一緒に考えていくことができるようになります。

進路機能を搭載したスコログ

スコラ手帳とのハイブリット活用で更なる学習効果や生徒とのコミュニケーション活性化を促すことのできるスコログに進路機能が追加されました。

スコログとは?
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/scholog/

学校生活の3年間で、いつ何をして、何を学んだのか、進路決定に関する情報をデジタルデータとしてスコログ上で記録できるようになりました。情報が集約されていることで、いざ入試の準備をするという時に、活動の内容を振り返り、志望理由書の作成や自己紹介書の作成などに役立てることができます。

テスト用画像

記録できる内容は、過去・現在・未来の自分について考え目標を設定するものから、講演・講話の記録、行事や検定試験の記録などに細かく分かれています。特に重要な項目には、お気に入りマークをつけることができ、お気に入りを一覧にして確認することができるため、重要な項目だけを取り出し、質の高い振り返りが行えます。先生は生徒に3年間の振り返りがさせやすく、生徒と一緒に重要な項目をみながら、より個別最適化された進路指導を行えるようになります。

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詳しい機能紹介についてはこちらから資料をダウンロードしてください。

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まとめ│ICTを活用した進路指導で何ができる?

1人1台端末の実現により、従来の学び方から多くの変化が起きました。教科学習だけでなく、進路指導においてもICTのメリットを活かしていくことが求められています。進路選択や決定に関する様々な活動の記録をデジタル上に残すことで、いつでも見返すことができるようになり、志望理由書の作成や自己推薦文の作成に役立ちます。
また、デジタル上に集約した情報を生徒だけでなく先生も一元管理、確認することができるため、より最適化された指導を負担軽減しながらできるようになります。ICTのメリットを活用することで、より質の高い進路指導に繋げていくことができるようになるでしょう。

スコログの詳細はこちら
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/scholog/

株式会社NOLTYプランナーズ