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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2025.02.20

進路指導における生成AIの活用術!効率化と個別最適化の実現

進路指導において学校の先生が頭を悩ませる部分は多くあります。個人に合わせて手厚くサポートしたくても、十分な時間が確保できないこともあるでしょう。

そこで、この記事では進路指導における生成AIの活用術やメリット・デメリットを解説します。

生成AIとしてすぐに活用できる「副担任mirAI」についても詳しく説明しているため、進路指導でお悩みの学校関係者の方々は、ぜひ参考にしてください。

目次

大学入試の形態の多様化により先生の負担が増している

近年、大学入試の形態の多様化で先生の進路指導の負担が増加傾向にあります。文部科学省の「令和5年度大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」によると、大学全体の85.6%が総合型選抜の導入を実施していると回答しているためです。

総合型選抜の対策では、進路指導において勉強を教えるだけではなく、志望理由書の添削や適性に応じたアドバイスなどが必要になります。

生徒個人に合わせて指導内容が異なり、先生の業務上の負担が増大しているのが現状です。

生成AIの活用で先生の負荷を下げられると期待されている業務

近年、先生の負荷を下げるために生成AIへの期待が高まっています。

先生の負担が減らせると期待されている業務は、以下のとおりです。

●生徒が経験した内容の言語化
●生徒が志望理由書を作り始めるサポート
●志望理由書の指定文字数の調整
●文章の完成度を一定水準まで引き上げる

それぞれについて詳しく解説します。

●生徒が経験した内容の言語化

生成AIが活用できるケースとして、生徒が経験した内容の言語化が挙げられます。なぜなら、生成AIとの会話によって、自分ではうまく言葉にできなかった内容が具体的になるためです。

そして、その生徒の経験が具体的になり、文章に起こしてもらったあとで会話を通じて、志望理由書を見ると指導がしやすくなります。

●生徒が志望理由書を作り始めるサポート

生成AIは生徒が志望理由書を作り始める際のサポートができます。具体的には、「何から始めたらよいかわからない」という生徒に対して、内容をまとめるための支援です。いきなり文章を書くのではなく、自分の経験や志望理由などを対話形式で引き出すことで、文章をまとめやすくなります。

生成AIとの対話内容をもとに、大まかな文章の流れを作れるため、志望理由書を作成する順番が明確になります。文章がまったく書けずに悩む生徒を助けられるため、先生がフォローする時間を削減できるでしょう。

●志望理由書の指定文字数の調整

志望理由書の文字数の調整は、生成AIが得意分野です。表現の変更や文字数の増減で候補をいくつか出してくれるため、生徒は適切な表現を選んで文章を組み立てられます。

ひとまず志望理由書を書き上げられれば、生徒自身が納得できるまで生成AIを活用して文章を改善できます。

文章の改善が容易になると、文字数の調整に悩む生徒は少なくなるでしょう。先生の負担は減り、生徒も自分で文章を見直す機会が増えます。

●文章の完成度を一定水準まで引き上げる

文章の完成度を一定水準まで引き上げられるのも生成AIが活躍する部分です。文章を書くのが苦手な生徒と得意な生徒の差を縮められます。

まず、生徒に文章を書いてもらって、その後で生成AIでクオリティを高めるという使い方がおすすめです。生成AIが出力する文章や表現を見本にして、生徒が文章を修正しやすくなります。

進路指導でAIを使う際のメリット

進路指導でAIを使うメリットを3つ紹介します。

●効率的に文章を作成できる
●論理的で一貫性のある構成で作成できる
●誤字脱字や文法がチェックできる

どのようなメリットがあるのか確認しましょう。

●効率的に文章を作成できる

進路指導でAIを使うメリットの1つは、効率的に文章を作成できることです。自分の言葉でまず書いて、その後に適切な表現に修正すると志望理由書にふさわしい文章にできます。

また、生成AIが提示した表現がしっくりこない場合でも、何回でも納得するまで候補を出し続けられるのもメリットです。

●論理的で一貫性のある構成で作成できる

進路指導で生成AIを使うメリットとしては、論理的で一貫性のある文章を簡単に作れることも挙げられます。

自分の経験や志望理由について、大枠を話した後に生成AIを使って章立てして構造化をすると、簡単に志望理由書の全容を作成できます。

作成途中に話の流れが意図しない方向になって、結論がズレていても、生成AIにチェックしてもらえば、本来伝えたかったことに書き直せます。

●誤字脱字や文法がチェックできる

生成AIを活用すると、誤字脱字や文法のチェックが簡単です。特に長文を作成する際は、自分では誤字脱字には気づきにくく、細かなミスを見逃してしまう場合があります。

生成AIを活用すれば、文章を瞬時に解析し間違いを検知してくれるため、修正がしやすいです。文章を書くのが苦手な生徒であっても、より正確な文章を書けるようになるでしょう。

進路指導でAIを使う際のデメリット

進路指導でAIを使うデメリットを2つ紹介します。

●浅い志望動機になりやすい
●文章の個性が薄くなる可能性がある

どのようなデメリットがあるのか確認しましょう。

●浅い志望動機になりやすい

進路指導でAIを使うデメリットは、浅い志望動機になりやすいことです。文章自体の生成は得意ですが、自分の体験や志望理由がしっかりしていないと、明らかにAIで生成した文章になります。そのため、熱意が感じられない志望理由になりがちです。

自分の体験や感じたことをもとに文章を書いた後に添削する、という使い方をして志望理由が浅くならないように注意しましょう。

●文章の個性が薄くなる可能性がある

生成AIを使うと文章の個性が薄くなる可能性もあります。志望者が皆生成AIを使うのが当たり前になるため、綺麗な表現を並べて文章を作ると、個性が失われる懸念があります。

その結果、よくまとまってはいるが面白くないものと感じられたり、熱意が感じられなかったりする文章になる可能性が高いです。

生成AIは便利ですが乱用はせず、意図的に自分の体験や考えを記載する部分を確保して文章に組み込むよう工夫しましょう。

志望理由書の作成は副担任mirAIにおまかせ

生成AIの活用が進む中で、志望動機の独自性が懸念されています。しかし、副担任mirAIでは、自己分析を深めし質問により、生徒一人ひとりにしか書けない解像度の高い志望動機の作成をサポートします。

さらに、文章の個性が失われたり、クオリティが低下したりする心配もありません。最終的には先生が指導を実施するプロセスを経るため、質の高い志望理由書を作成できます。

また、属人化していた指導プロセスを副担任mirAIで一元管理し可視化することで、先生同士の学ぶ機会ともなります。

実際にモニター校で実施したアンケートでは、80%の学校で先生の指導時間が削減され、85%の学校で志望理由書の質が向上したとの結果が得られました。副担任mirAIは、質問によって生徒に思考するヒントを与えつつ、質の高い文章を効率的に作成できる生成AIツールです。

テスト用画像

AIを活用して効率的な進路指導を

進路指導における生成AIの活用方法について解説しました。

大学入試の選抜方法として、総合型を取り入れる学校の割合が徐々に高くなっており、先生が生徒の個別指導で文章の書き方に対する指導の時間も増えてきました。

そこで、先生の負担を減らすために生成AIは活用できます。メリットやデメリットを考慮して使いこなすと、生徒の良さや想いが詰まった文章を作る手助けができるでしょう。

まずは、志望理由書の作成でAIを利用してみるのはいかがでしょうか。副担任mirAIを利用すると、生徒が作成した文章のクオリティを一定程度まで引き上げられるので、先生が本当に指導したい部分に時間を使えます。

また、誤字脱字や文法などの初歩的な部分の指導時間を削減できます。副担任mirAIにご興味があり、ご検討される方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社NOLTYプランナーズ