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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2023.04.04

中学生の自宅学習方法|学年別・教科別の勉強法、習慣づけるコツは?

中学生になると一気に勉強が難しくなった、忙しくて勉強時間がとれない、といったお悩みをよく聞きます。しかし、高校進学に向けては日々の勉強をしっかりと理解し、定期テストでよい点数を取ることも重要です。中学生の自宅学習習慣をつけるためにはどういったことが必要なのでしょうか。この記事では習慣づけのコツをご紹介します。

目次

中学生の自宅学習の重要性

中学生にとって自宅学習が重要な理由

●学力アップにつなげるため
成績をアップさせるには、時間をかけてコツコツと積み重ねることが大切です。自宅学習(家庭学習)を続けると、学力向上が期待できます。日々の学習が習慣づけられ、授業やテストで「わかる」という成功体験を積み重ねることで、やる気が出て学ぶ意欲をさらに高めることができます。

●学校とは環境が変わるため
中学校に進学すると、小学校とは環境が大きく変化します。学習面では定期テストが始まる、教科学習の難易度が高まる、授業のコマ数が増える などといった変化があり、学校での学習のみで理解することが難しくなります。生活面では部活動が始まるなど忙しくなり、限られた時間を使って自宅学習をすることが必要になります。

●高校受験に備えるため
高校入試に備え、志望校に合格する学力を身につける必要があります。「中学3年生になってから本格的に勉強を…」と考えがちですが、高校受験では内申点も評価されるため、中学1・2年生時の定期テストの点数も合否に関わる場合もあります。中1や中2の時点で学習習慣を身につけておくと安心です。

中3になり受験対策が本格化すると、定期テスト対策のほかに、志望校のレベルに合わせた受験対策も求められます。さまざまな勉強を効率よくこなすための計画力や計画実行力も育んでおく必要があります。

中学生は学習塾には通うべき?

学習塾は、家で勉強時間を確保できない場合に、学校の補習として通うと効果的とされています。自宅での学習スタイルが定着していれば、無理に塾へ通う必要はないでしょう。
とはいえ学習塾では教科書準拠の学習内容のサポートや、苦手分野のフォローをしてくれるほか、高校入試に関する情報を多く持っているといったメリットもあります。志望校に特化した入試対策を行ってくれるなど、高校受験の情報収集や、専門的な指導を求めるケースには学習塾が適しているといえます。

【学年別】自宅での基本の勉強法

中学1年生の場合

まだ自宅学習の習慣がない場合は、まずは毎日継続することから取り組み始めましょう。初めのうちは1日10分~15分程度でも十分なので、勉強を習慣化することが大切です。「英語」や「数学」などは覚える内容が多く、一夜漬けの暗記では対応できない科目です。応用問題を解くには基礎からしっかりと固めていくことが重要になるため、受験に向け長期間にわたる積み重ねが必要になります。中学1年生では、学校の宿題に加えて、授業内容の簡単な復習などを行うのがおすすめです。自宅学習の習慣化ができてきたらレベルアップして、宿題と併せて教科ごとの勉強にも本格的に取り組み始めるのがおすすめです。

中学2年生の場合

中学校生活にも慣れ、中だるみの時期と言われています。家庭学習の習慣をなくさないよう、「次の定期テストまでにやるべき内容をTodoリストにする」など、期間を区切って計画を立てながら勉強するのがおすすめです。中学2年生で自分に合った勉強法を見つけておくことができると、3年生でスムーズに受験勉強を進めることができます。

中学3年生の場合

高校受験が目前になる時期です。夏には問題集や参考書を使い、中1~2の範囲を総復習し、苦手を明確にしておきましょう。秋には苦手をつぶすため、問題集を多く解くのがおすすめです。冬は受験本番直前です。体調管理にも気を付けつつ、過去問を解くなど実戦を意識した勉強をするようにしましょう。

中学生が自宅学習する際の注意点

計画的に取り組む

中学生の自宅学習ではやるべきことが多いため、適切なスケジュール管理が必要となります。無計画に取り組むと、学習時間の配分を誤ってやるべきことが終わらない、目標を達成できずにモチベーションが低下する などといった結果につながる可能性があります。
計画的に取り組むためのポイントは、提出日やテストの日程を管理して、逆算してやるべきことを決めること、またそれを毎日のスケジュールに落とし込むことです。毎日のスケジュールを立てる際には、時間単位でやるべきことを決めるようにしましょう。19:00~19:30は宿題、19:30~20:00は予習の時間など、一日の動きを決めておくのがおすすめです。

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非効率的な勉強法は避ける

非効率的な勉強方法とは、たとえば問題集の答えを丸写しする、ノートを丁寧にまとめる などです。答えを書き写しても、解き方が身につかなければ、いつまでも解けるようになりません。ノートにきれいにまとめることが目的になってしまうと、時間をかけても理解を深められないこともあります。自宅学習で無駄な時間が増えると、勉強時間に対して成果を上げにくくなってしまうため注意が必要です。
また、睡眠時間を削って一夜漬けするなど、無理のある学習法も、効率の低下を招くとされています。睡眠不足は体調不良や集中力の低下といったデメリットがあるほか、体調を崩すリスクもあります。毎日コツコツ勉強に取り組むためにも、生活習慣を整えるようにしましょう。

中学生が自宅学習を習慣づけるコツ

身の回りの環境を整える

効率よく勉強するためには、自宅学習はできるだけ集中しやすい環境で行うのがポイントです。長時間にわたって姿勢よく座れる机と椅子があると望ましいです。また、他の家族のことが気にならないような、静かな部屋で勉強するのが良いです。
また、勉強の誘惑になりがちなスマホやタブレット・ゲーム機は、勉強中は離れた場所に置いておくようにしましょう。1日の利用時間を設定できる機器もあるため、有効に使うのがおすすめです。

適度に休憩を取る

勉強中は、適切なタイミングで休憩をとることも大切です。休憩を取ることで、勉強中の集中力が持続しやすくなります。人間が連続して集中できる時間には限りがあり、中学生の場合、一般的に50分程度といわれます。そのため休憩をせずに長時間勉強するよりも、短時間で効率的に学習したほうがよいでしょう。

勉強の記録を付ける

自宅学習でどんな勉強を何時間行ったかなど、その日の実績を記録に残しておくと、モチベーションの維持に役立ちます。テストの前など振り返るとこれまでの自分の頑張りを実感できるほか、いい点数がとれなかったときにも次回に生かすことができます。無理なく継続できるように、簡単な記録を残すだけでもOKです。

中学生の自宅学習方法|学年別・教科別の勉強法、習慣づけるコツは?

中学生の勉強において大切なのは、日々家庭学習の習慣をつけ、予習復習を欠かさず行うことです。テストもしっかりこなすために、手帳を活用し、無理のない学習計画を作りましょう。
今回の記事で紹介した方法以外でも、自分に合った勉強の仕方を見つけることが大切です。自分に最適な勉強のやり方を見つけられると、高校生になってからもスムーズに勉強に取り組むことができ、充実した高校生活を送ることができるはずです。

株式会社NOLTYプランナーズ