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NOLTYスコラ 探究プログラムの導入事例

NOLTYスコラ 探究プログラム

導入校の事例をご紹介します。

事前の指導書作成の負荷軽減と、教員自身がカスタマイズできる教材としての魅力
取材日 : 2022.07.08
  • 中学校
  • 高等学校
東京都市大学等々力中学校・高等学校 様 インタビュー第2回

事前の指導書作成の負荷軽減と、教員自身がカスタマイズできる教材としての魅力

「探究」と「SDGs」と「教育旅行」。これらをバラバラに進めてしまいそうですが、実は掛け算で行うことで効果を発揮させることができます。東京都市大学等々力中学校・高等学校では、「総合的な探究の時間」において、同校独自の教育プログラムに加えて、NOLTYスコラ 探究プログラム『SDGs・教育旅行編』を導入いただいております。全3回にわたる本コラムの第1回では、同校が「SDGs」に着目した背景、そして、「探究」をSDGsと教育旅行へリンクさせた経緯と狙いについて、学年部長の落合真佐美先生にお話をお伺いしました。

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都道府県 東京都
学校概要 私立/中学校・高等学校

落合 真佐美 先生へインタビュー

他社や市販の教材もある中において、当社のNOLTYスコラ 探究プログラム『SDGs・教育旅行編』を選んでいただいた理由についてお聞かせください。

落合先生(以下落合) NOLTYスコラ 探究プログラム『SDGs・教育旅行編』(以下、探究プログラム)は、教員である私たちが生徒に学ばせたかった内容と合致していたことはもちろんですが、市販の教材とは異なり、指導書と授業用スライドが最初から用意されている点も非常に魅力的でした。

▲授業用スライド

なぜなら、従来の「探究」の授業では、学年の全教員が、個人の得手・不得手に関係なく、生徒に対して同じレベルで指導できるよう、とりまとめを担当する教員が指導書やマニュアルを一から作らなければならなかったからです。そのため、ただ作るのではなく、教員全員が“使いこなせる”ものであることが大前提となります。また、調べることが苦ではない生徒もいれば、そうではない生徒もいます。そこで、SDGsや社会問題に精通する社会科の教員にも協力を依頼して、「生徒になりきって作る」ことなどにも多くの労力を費やしました。

私自身も、前任の高校も含め、これまでそうした役割を担ってきましたので、一連の作業にかかる手間や苦労はよく理解しているつもりです。だからこそ「パソコンのEnterを押す」「台詞を言う」など今までありそうでなかった、誰でも使えるような教材を最初に見たときには驚きました。探究プログラムの導入により、自前で指導書やマニュアルを作ることから解放され、本来の指導に注力できるようになったことは大変ありがたいところです。

▲指導書

探究プログラム導入以前から、授業の中でSDGsを取り上げている、あるいは、SDGsについて語りたい持論がある教員は、ここまで詳細に書かれたマニュアルがなくても授業を進行することは可能です。実際に「マニュアル通りでなくてもいいですか?」と相談されましたが、もちろん教員独自の言葉で語る場面があっていいと思いますので、そのスタンスは尊重します。が、全ての教員がそのようにできるとは限りません。そこで、ここまで詳細に作られたマニュアルがあれば負担は軽減され、「これを見ながら進めていけば大丈夫」となるわけです。ただし、内容は今後の進路指導を見据えたときに必要なことだと思うので、「SDGsについては、先生方も一緒に勉強していってください」と伝えています。

授業や準備で探究プログラムをどのように活用されたのでしょうか。

当校はスクリーンとプロジェクターが全ての教室に設置されているので、一斉に実施しました。授業時間をフルで使えない日もありますが、探究プログラムがあれば、時間配分に応じて教員は“自分用”にカスタマイズができるので、とても重宝しています。

修学旅行ではどのようなプログラムを実施されましたか。

コロナ禍での修学旅行となりましたので、「クラスごとに行動する」「事前に目的地を決めておく」など、団体行動時の密をさけるため、一定の制約を設けたうえで臨みました。

1日目は奈良の歴史的建造物などを半日かけて巡りました。
2日目からは場所を京都へ移し、前述した、SDGsを通じた現地の留学生との交流を実施しました。
留学生との交流プログラムは「ディスカッション」と「市内散策」を半日ずつ行い、一日かけて交流を深めました。3日目は生徒達だけによるグループ別研修を実施。事前に立案した行動計画を提出し、東武トップツアーズの担当者からの確認・アドバイスを経て、各グループでタクシー1台を貸し切り、前日の留学生との市内散策よりも広い範囲を巡りました。
最終日となる4日目は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ移動。生徒達はアトラクションを満喫しました。

▲修学旅行の様子
▲修学旅行の様子

修学旅行の2日目の様子

残念ながら、コロナ禍で渡英こそかないませんでしたが、今回の修学旅行では、本来の目的である「教育旅行」、そして、修学旅行のもうひとつの醍醐味である「観光旅行」の要素を含め、日本国内でもオックスフォード大学と同等の体験ができたと自負しており、そのことを保護者の方々へ報告できたことは、私たち教員にとっても大きな収穫だったといえるでしょう。

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