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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2025.04.08

スコラ手帳で”計画力アップ‼”~学習計画と振り返りの実践~

スコラ手帳を3年間使っている、つくば市立学園の森義務教育学校9年生(中学3年生)のUさん。スコラ手帳を活用することで自身にどのような変化があり、どう成長できたのか、またどのようにスコラ手帳を使ってきたのかをお伺いしました。

つくば市立学園の森義務教育学校 2024年度9学年 Uさん

ご卒業を控え3年間スコラ手帳をご利用されてきて、あらためて一番良かったことはどんなことですか?

自分で計画する力がついたことです。今までは勉強でも少しのらりくらりとした感じで、迷いながらやっているところがありました。
でもスコラ手帳を使い始めてからは、“今週はこれをやろう”、“難しかったから次はこれをやってみよう!”といった感じに、時間の段取りをつけて行動ができるようになりました。

このページは夏休み期間でたくさん書かれていますが、何か記入で工夫したことはありますか?

夏休みのある1週間の手帳

1日の縦半分に薄い線が引かれているのを利用して、左半分は予定、右半分は勉強した教科というように内容を分けて記入しました。自分の目標や結果など、行動を俯瞰(ふかん)して見ることができて良かったです。

(*参考:「俯瞰」とは、ものごとを1点だけでなく全体を見渡しながら、関係する周辺のいろんなことを確認、把握しながら広い視野を持って客観視することを言います)

スコラ手帳を最初に使ってみようと思ったきっかけは、どんなことでしたか?

使い始めの頃は時間割を書いてメモしておくだけの内容でしたが、夏休みに手帳を書くという課題が出され、手帳甲子園の事例を見て手帳の使い方を知ったことがきっかけです。またNOLTYスコラの公式ホームページも見て、いろいろな書き方を知りました。

さまざまな書き方、事例を見ていく中で、逆にきっちり書かなくても自分が思ったことを書けばいいなと思うようになりました。また手帳に書くこと自体、結構自分の性に合っていました。頭の中だけで考えるよりも、紙にいろんなことを書き出してリストアップしたほうが、自分なりに行動できるようになるからです。

Uさんは7年生の時に転校されてきて、以前は小学校で連絡帳のようなものを使っていたそうですが、スコラ手帳を使って違いを感じたことはありますか?

以前の小学校では、今日出された宿題をメモする程度のことはやっていましたが、そこで終わりという使い方だったと思います。この学校へ来てスコラ手帳を知り、手帳甲子園を知り、本格的に手帳を活用し始めました。

7~9年生まで、スコラ手帳の使い方に変化はありましたか?

7年生の時はとにかく自分がやったこと全部書いていました。 今考えると要らないなと思うことまで書いていたような気もします。

8年生の時は、それは少し減ったのですが、予定立てるというよりは日記のように書いていました。 自分の行動をスコラ手帳に書き、振り返って、ここはちょっとダラダラしちゃったなとか、そういうのを見つけていくといった使い方でした。

9年生になってからは受験もあるので、バランスよく1週間で各教科を何時間ずつ勉強できているかといったことを振り返れるようにスコラ手帳に記録しています。 例えばある週の場合だと、数学をたくさん勉強していたのですが、英語と国語の時間が少なかったので、次の週は英語と国語の時間を取ろう、など教科ごとの勉強時間のバランスを整えています。

教科を色分けしていますけど、これはご自身で発想されたのですか?

自分で振り返れるようにするために、マーカーで教科ごとに色分けしたら、ぱっと見だけでわかりやすくなるのではないか?と思い、やってみたら結構良くて、ここに行き着きました。このように学習した時間を教科ごとに色分けして、また教科ごとの勉強時間の集計も同じように色分けしてグラフにすると全体を把握しやすくなります。

手帳を記入する時間や場所は決めていますか?

朝と夜の2回に分けて記入しています。特に夜は時間を取ってその日をしっかり振り返るようにしています。基本的には家で記入しますが、学校がある時は学校で書いたりもします。1週間の振り返りの欄は週末の日曜日に書きます。

手帳を見ると部活のことも書いてありますが、部活動との両立はどのようにしていましたか?

(バドミントン部キャプテン、県大会にも出場) バドミントンの練習は週5日程行っており、ひたすら羽を打ってとにかくシャトルと触れ合ってという練習をずっとしていました。8学年の冬や春には大会が多く、手帳をあまり書けませんでしたが、その大会の予定で一日が無くなってしまうので、勉強時間はその前日多めに取るといった計画の調整はしていました。

ここに四字熟語が書かれていますが、これはどのような目的で書いたのですか?

ことわざや四字熟語の意味を調べるのが好きなのですが、それを書いて、今週はこの四字熟語の内容を意識していこう、というようにしています。今週はこれやってみよう、でも来週はこっちをやってみよう、と。短期目標を繰り返すみたいなことを四字熟語を使ってやっていました。

学校ではタブレット端末を利用したり個人ではスマホもあるかと思いますが、そういったもので予定管理などはしようとは思いませんでしたか?

僕の場合、やはり書いた方が覚えられるし内容が把握しやすいので手帳を使っています。そして高校生になっても手帳は使っていこうと思っています。

今まで手帳を使ってきて、何か思うことはありますか?

小学校までは少しのんびりと過ごしてきたこともあり、計画を立てるのが苦手でした。それが転校して来て、3年後は高校受験だということもあって、勉強にフォーカスを当てていきたいと思うようになり、それには計画を立てるということが重要でした。やることが決まっていないと集中できず、意味のある行動ができなくなるのかな?と思いました。手帳を使って計画が立てられるようになったのが、やはり一番良かったかなと思います。

またスコラ手帳自体を初めて見た時に、これだ!と思いました。自分に合っていた手帳なのかなとは思います。持ち物をチェックする、その日ごとにやることを決める、また振り返るなど、書く欄があるから使ってみようかなと思うようになりました。そのようなことからスコラ手帳を書くようになって、生活習慣の改善もできたと思います。

後輩や来年度初めてスコラ手帳を使う生徒に向けてメッセージやアドバイスをお願いします。

きちんと書こうとせずに、できる範囲で良いからとにかく続けることが大事です。続けていけば徐々にその習慣が付いてきます。習慣が身に付いてくると、じゃあ、ここもやってみよう、といったことが自分の中に出て来ると思います。そういった習慣化ができるようになると、もう書くのは簡単なので、内容などを工夫していけば、どんどん良いことが書けるのかなって思います。とにかくリラックスしてやっていけばいいのかなって思います。

<インタビューに同席頂きました学年主任の先生から、これまでの3年間のスコラ手帳のお取り組みについてご感想、ご意見を頂戴しました>

私も実はこの学校に着任して、学森プランナー(4~6学年生利用のオリジナル手帳)やスコラ手帳を通じて手帳を利用するようになりました。そこで思うのは”先を見通す力”云わば自己管理能力はやはり大事だということです。生徒が大人になっていく過程の中で、その力が少しでも身につけばいいなと思っています。生徒の中でU君みたいに上手に活用できている生徒もいますが、そうではない生徒も多くいます。例えば忘れ物が多い生徒に、担任から手帳を使うように声をかけて、時間割を手帳に書くだけでも、かなり改善できる部分があると思います。生徒それぞれに合った使い方で、目標達成や、生活改善につながれば、手帳を使う意味があるのかなと思います。

すべての生徒は大人になり、いずれは自分の人生を自分の責任で選択して実行していくようになります。短期目標や長期目標に向けて歩んでいくなかで、手帳を使って計画を立て、振り返る意味は大きいと思います。手帳は自己管理能力育成につながるものなので今回のインタビューが多くの生徒にとってスコラ手帳を使うきっかけになってくれればと思います。

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