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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2024.02.01

クラスや部活で良いチームを作るには?│生徒主体で自走できるチーム作り

良いチームとはどのように定義できるでしょうか。学校生活では、体育祭でクラス対抗試合をする、チームで課題に取り組む、部活動で県大会を目指すなど、共通の目的や目標に向かって仲間たちと共に取り組む機会が多くあります。良いチームが組織できているときは、目標達成に近づきやすくなり、個々のモチベーションや満足度も高くなりますが、チームの統率が取れていなかったり、コミュニケーションが取れていなかったりすると、たちまちチームの雰囲気が悪くなり、やる気が低下していくでしょう。今回の記事では良いチームとは何かを解説し、良いチーム作りのために必要なこと、やるべきことを具体例を交えながら紹介します。

目次

良いチームとはどんなチームか

目標が明確

良いチームでは、チームが共通して向かうべき目標やゴールが設定されています。なぜやるのかという動機部分が明確になり、チームの方向性が明確になることで、高いモチベーションを維持しながら行動することができるようになります。

関連コラム:なぜ部活動には目標が必要?目標を立てるときに押さえるポイントは?
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/bukatsu-program/column/1281349_9948.html

目標に向かって個々がやるべきことが分かっている

チーム目標を設定するだけでは不十分です。その目標を達成するために具体的に何をすればよいか、自分は何ができるかチームと個人両方の視点から目標を立て、、 逆算して行動することが必要です。一人一人が自分のできること、やるべきことが分かっているとチームとしての力が最大化されます。

コミュニケーションがきちんととれている

チーム全員が共通の目標に向かって動きやすくするためには、お互いへの信頼と心理的安全性が不可欠です。困っていたら助け合う、わからないことがあれば教え合うなど、日頃から意識して声を掛け合い、コミュニケーションを十分にとることで、不安を感じることなく、安心して発言・行動ができるようになります。

チーム作りのためにやるべきこと

どのようにチーム作りをしていけばよいのか、悩む先生方も多いと思います。まずは以下のことを意識し、ツールなどを導入しながら、チームに声掛けを行い、徐々に生徒主体でチーム運営ができるようになるよう促していきましょう。

信頼関係を構築する

第一に重要なのはメンバー間での信頼関係です。お互いへの信頼がないまま、一部の人がチームを動かそうとすると、そのほかのメンバーのモチベーションが低下し、十分なチームワークを発揮できません。

関連コラム:部活のチームワークづくりのコツ | 自己PRに活かす方法は?
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/bukatsu-program/column/1281354_9948.html

信頼関係を築くためには、まずはよくコミュニケーションをとり、お互いが安心できる環境を作っていくことが必要です。日頃から声を掛け合い、良いところをお互いに認め合い、学び合う姿勢が大切です。生徒同士がまだ慣れていない、部活動で他学年と一緒になるときは、先生方から積極的に雰囲気づくりをしてあげると良いでしょう。例えば、メンバーの良いところなど、ポジティブな面で気づいたことがあったら貼っていくポスターなどを活用しながら、目に見える形で共有することで、お互いをリスペクトする気持ちを持つことができるようになるでしょう。

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チーム全員で目標を設定し共有する

目標を設定する上で重要なのは、皆がその目標に納得しており、向かう方向性の共通認識が取れているということです。目標を設定するときは、必ずチーム全員で話し合う機会を持ち、達成したいことを出し合って、すり合わせていきましょう。そのために、まずはチームメンバーそれぞれが自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを改めて考える機会も必要です。以下のようなノートを活用しながら、整理し、共有してみましょう。

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役割分担を行う

目標設定の次に行うことは役割分担です。リーダーやサブリーダーだけでなく、一人一人が「チームの中での役割」「チームのためにどう行動すべきか」を明確にする必要があります。それぞれの強みを活かし、適したポジションにつくためには、メンバーの個性を把握していることが重要です。自分にはどんな強みがあるか、チームにとってどんなメンバーになりたいか、自分自身への振り返りを促しながら、役割を作っていくと、やる気も向上するでしょう。

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PDCAを回す

チーム運営において大事なのはPDCAです。目標達成のためにはどうしたらよいかまずは仮説(計画)を立て、進捗はどうか、目標は達成できたかなど、一定の頻度で過程を振り返る機会を設けましょう。できたこと、できなかったこと両方を振り返り、良い面、改善すべき点を次に生かしながら新たな目標を立てましょう。更なる成長に向けたモチベーションにつながります。

良いチームとはどんなチームか

良いチームは、高いパフォーマンスを発揮します。特に部活動においては、チームで活動することが多く、チームワークや目標達成のための生徒主体の努力が求められます。 NOLTYスコラフォーゼは、良いチームをつくるためのメソッドや考え方が盛り込まれた生徒の自主的なチーム運営を促すことのできる部活ノートです。良いチーム作りに必要な目標設定や計画の立て方がマスターでき、部員同士で行うワークが盛り込まれているため、生徒間の対話を促すこともできます。生徒が自分自身で考え、目標に向かって自走できるチーム作りにお役立てください。


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