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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.04.27

なぜ部活動には目標が必要?目標を立てるときに押さえるポイントは?

「県大会優勝」「関東大会ベスト8」「日本一になる」など、部活内で目標を立てることも多いのではないでしょうか。ただ、「立てた目標が形骸化してしまっている」「日々の練習に落とし込めていない」など、お悩みの指導者の方も多いのではないでしょうか。本記事では目標設定をする意味や目的、押さえるべきポイントについてご紹介します。

目次

部活動で目標を設定する主な理由

部内全体のモチベーションを上げるため

目標を設定すると部内のモチベーション向上が期待できます。部員全員が同じ目標を共有できれば、目標達成のため手順などの認識をすり合わせることで、連帯感が生まれチーム内の団結力も向上しやすくなります。目標を達成したり目標に近づいたりすることで、達成感が得られ自信がつき、モチベーションの向上につながります。

部員同士のコミュニケーションを活性化させるため

目標達成のために「何をするべきか」について話し合うようになるので、部員同士の意思疎通を図れます。信頼関係の構築、相手を理解した動きにつながり、円滑な部活運営が期待できます。

部活動の成果につながる目標を立てるためのポイント

部内全体の目標を立てる

まずは部全体で達成したいことを決めましょう。分かりやすいのは「県大会ベスト8」「関東大会出場」など、試合の結果に応じた目標です。目標を決める際には部員全員により納得してもらい、気持ちを一つにするためになるべく多くの人の意見を集めてまとめると良いです。

部員個人の目標を立てる

全体の目標から逆算して、部員が個人で達成できる目標を立てましょう。団体競技の部活動においても部員によって課題や目指すところが異なるため、個人の目標が重要です。目標を考える際、指導者は目標を押し付けるのではなく、部員が自分で考えるための手助けをすることが必要です。

大きな目標と小さな目標を立てる

達成したい大きな目標とは別に小さな目標もいくつか立てるのがオススメです。大きな目標に到達するまでが遠く感じるとモチベーションを失ってしまいがちですが、日々の練習で少し努力すれば届くような小さい目標があると、「目標を達成できた」という経験が増え、モチベーションにつながります。小さい目標は大きな目標から逆算して複数立てること、具体的な内容にするのがコツです。

部活の目標を立てた後にすべきこと

目標の共有

部長やキャプテンだけでなく、指導者やマネージャーを含め部活に関わる全員で目標を共有することが大切です。共有する際には、覚えやすいよう目標をわかりやすい言葉にし、スローガンの形にすると効果的です。部室などの目に入りやすい場所に書いて貼っておくと、部員が意識しやすくなります。

目標の振り返り

目標の期日が過ぎたら目標に対する振り返りの機会を設けるようにしましょう。「できたこと」と「できなかったこと」の両方を振り返り、「できなかったこと」をもとに次の目標を立てましょう。新しい目標を作ることで、さらなる成長に向けたモチベーションにつながります。

練習への落とし込み

目標を形骸化させないための方法として、練習メニューにもしっかりと落とし込みをしていくことが大切です。

(まとめ)なぜ部活動には目標が必要?目標を立てるときに押さえるポイントは?

部活動で目標を立てると、部内のモチベーションが上がり、日々の練習を有意義なものにすることができます。目標を立てたあとは形骸化しないよう、目標の共有や振り返りも重要になるほか、日々の練習も目標をもとにしたものにすることが必要です。目標の作成・目標に沿った練習・振り返りを行うことによって、部員に継続力やPDCAサイクルを回す習慣がつき、将来仕事などでも役立つ能力を育成することができます。企業の就活などの自己PRでもアピールできる強みになります。
部活運営の中でNOLTYスコラ フォーゼを活用することで、部活全体の目標達成から逆算し、「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができます。日ごとの振り返りの欄はもちろん、試合後に使える振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、部活全体の結束力向上も期待できます。

目標を達成できる部活に!

株式会社NOLTYプランナーズ