MENU

部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.06.28

部活のチームワークづくりのコツ | 自己PRに活かす方法は?

部活動においてチームワークづくりは大切な要素です。しかし、一度うまくチームが作れても上級生が卒業し、新たな部員を迎える部活動においては、毎年チームワークづくりに頭を悩ませている指導者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、部活動のチームづくりのコツと部活動の学びを進路につなげるための自己PRのポイントを解説します。

目次

部活のチームワークとは

チームワークは、チームで共有している目標を達成するための団結や連携のことをいいます。チームワークが上手くいくかどうかによって、目標に向かう過程や結果に影響します。特に複数の生徒が参加する部活動では、チームワーク作りはとても重要性の高いポイントです。

生徒のモチベーションに影響するため

チームワークが良くない場合、部活内のコミュニケーションや関係性が希薄化しやすく、それぞれの生徒がチーム内に自分の居場所を見つけづらくなってしまいます。チームにおける自分の役割がわかりにくくなるため、競技に対するモチベーションが低下してしまいます。

部活動の成果に影響するため

チームワークが良く、1人1人の生徒が力を発揮できた場合、「1+1=2」以上の成果につながることもあります。部員が意見を気軽に言うことができ、お互いの改善点などを指摘しあえると部活の成長スピードが加速します。

部員同士の人間関係の構築につながるため

部活動は貴重な仲間づくりの場でもあります。さまざまな価値観を持ったチームメンバーの気持ちを理解したり、自分の言いたいことを伝えたりといった、傾聴力やコミュニケーション能力を育む効果もあります。

社会で活躍するためにも大事な能力なため

チームワークの大切さは、一般社会においても共通しています。部活を通して、チームワークの大切さや、団結力の高め方、組織が成長するためにどうするべきか考えることは、社会人として活躍するためにも価値があることと言えます。

部活のチームワークづくりのポイント

チームの全員で目標を共有する

チームの全員で目標を共有することで、同じ目標に向かって努力できるため、部活として成し遂げたい成果や、残したい結果などを明確にすることが大切です。チームの目標が1つに決まれば、部員が個人で立てる目標も決めやすくなります。

チームの全員が積極的に目標達成に向けて努力する

チームの目標を達成するために、全員が積極的に努力することが重要です。目標達成に向かう積極性がメンバーによって異なるチームは、チームワークが良い状態ではありません。チームの全員が積極的に部活動に参加することで、チームワークの良さも向上します。

チームのメンバーそれぞれが自分の役割を認識する

チームワークの良いチームでは、チームメンバーがそれぞれ自分の役割を認識しています。部長、副部長、キャプテンといった役職以外にも、ムードメーカー、サポート役、まとめ役、相談役など、部内でも様々な役割分担をすることができます。各々の長所や得意なことに応じて、部活の円滑な運営のために役割を割り振っていきましょう。

チーム内の「報・連・相」を徹底する

「報・連・相」とは報告・連絡・相談のことです。「報・連・相」を徹底すると、メンバーの誰が何をやっているのか、お互いの状況を把握しやすくなります。「報・連・相」ができているチームは、問題や改善点に対して適切に対処しやすくなります。

部活のチームワークを良くするコミュニケーションのコツ

チームワークを高めるためには、チーム内の円滑なコミュニケーションが必須といえます。チームワークを良くするためのコミュニケーションのコツを紹介します。

部活内で会話の機会を増やす

部活動の練習だけではなく、チーム全体のミーティングや雑談の機会も円滑なコミュニケーションには必要です。日頃から意見交換や話し合いの場を設けることで、より生徒同士の信頼関係が構築できます。

部活内で発言しやすい雰囲気づくりをする

部活内では、平等な関係で意見を交換できる環境が必要といえます。「指導者と部員」や「先輩や後輩」などの関係性の違いがありますが、立場に関係なく、生徒がそれぞれ自分の意見を言える環境がコミュニケーションを活発にします。

部活ノートを活用する

部活ノートは部活動のメニューや目標などを書き込むものです。顧問や部活動指導員、生徒間で目標を共有しやすく、コミュニケーションツールとしても効果的です。 NOLTYスコラ フォーゼでは、部活全体の目標共有はもちろん、各部員が「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができるため、指導者の指示ありきの練習ではなく、部員が主体となって練習に取り組むことができます。NOLTYスコラ フォーゼには日ごとの振り返りの欄はもちろん、試合後に使える振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、チーム全体の結束力向上も期待できます。

部員から聞かれたらどうする?「部活でのチームワーク」に関する自己PRの伝え方

大学進学や就活のエントリーシート(ES)のガクチカ、面接の場で学生時代の自己PRとして部活について話す学生も多いのではないでしょうか。ここでは部活のチームワークや協調性をアピールポイントにした自己PRの構成、書き方・答え方をご紹介します。

Step1. 自分の強みを伝える
「自分の長所は周りを見て動くことができること」といった形で、最初に結論を述べるようにします。

Step2.強みに関連する具体的なエピソードを伝える
部活でチームワークに貢献した具体的なエピソードについて話します。ここでは何に課題を感じ、自らがどのような役割を担い、どのように工夫してどう行動したかを伝えましょう。注意点としては、部活の状況が分からない面接官にもイメージできるか?を客観的に考える必要がある点です。周囲の人に聞いてみるなどして面接対策を行いましょう。

Step3.チームワークによって自分が学んだことを伝える
その経験や取り組みによってどんなことを感じ、何を学んだか述べます。

Step4.学んだこと・強みを今後どのように活かすかを伝える
経験から得た学びや自分の強みを、進学後や入社後の仕事にどのように活かし、活躍できるかを具体的に話しましょう。

(まとめ)部活のチームワークづくりのコツ│自己PRに活かす方法は?

部活動でよい結果を出すにはチームワークづくりが欠かせません。そのためには目標設定での意思統一や、各々が自分のやるべきことを考え、モチベーション高く部活動に励むことが大事です。 部活動で得たスキルは進学の際の選考や、就職活動でもアピールできます。企業の面接などで部活について話す際は、大会や試合での大きな実績が必ず必要というわけではありません。部活をよりよくするために自分で考え行動したことを、具体的なエピソードを交えながら簡潔に話すことで、説得力のある回答になります。

株式会社NOLTYプランナーズ