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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2024.05.21

部活動の経験を大学受験につなげる!進路指導のポイント

  • 部活動でスポーツを一生懸命やってきたが、スポーツ推薦入学できるほどではない
  • 高校時代は部活動ばかりをやってきて、大学で学びたいことが思いつかない
  • 部活動で忙しく、受験の準備をする時間が十分にとれない

など、部活動をがんばってきた高校生が抱えやすい進路の悩みがあります。このような悩みを持つ生徒は、大学受験に対してモチベーション高く取り組めなかったり、進学した先の学びのミスマッチによって、勉強に身が入らなかったりする懸念があります。 たくさんの時間を費やし、真剣に部活動に取り組んできた生徒には、部活動経験を通して身についた強みや可能性があるはずです。大学受験において、個々の強みを活かして最適な進路選択が行えるよう、どのような進路指導をしたらよいでしょうか。

目次

部活動で得た強みを考えてみる

部活動中心の生活をしてきた高校生は、将来その道のプロになるとまではいかなくても、何らかの形でその経験を活かした進路を目指したいと思う子も多いでしょう。
部活動を通して、継続する力やチームワークなどを身に付けた生徒は、結果的に違う分野に進んだ場合でも、そのような強みを十分に活かすことが可能です。まずはその可能性を生徒に伝えるだけでも生徒の視野が広がり、進路選択の幅はぐっと広がります 。部活動を通して何を考えながら行動してきたのか、生徒自身に振り返りの機会を持たせることで、自分の強みを理解し、競技や成績ではない面から自身の部活動経験を評価し、進路につなげることができます。

>>>関連コラムを読む 部活動の経験を大学受験に繋げるためには

振り返りを行うとき必要な視点

振り返りを行う際は以下のような視点から、掘り下げていくことが効果的です。

(例)
・部活動でやりがいを感じた時はどんなとき?
└それはなぜですか?
└その時の周囲の反応は?


・部活動で悔しかった時はどんなとき?
└それはなぜですか?
└その時の周囲の反応は?
└どのように改善しましたか?

主観的な感情や客観的な状況を行き来しながら、自分に対する理解を深めていくことが重要です。そのためには、部活動中に何を考えながら行動したのか、記録が必要になります。どんな目標を立てて、チームメイトとどんな協力をしたのか、一つ一つ思い出す手助けをするためにも、日頃から部活ノートや練習日誌に記録をしておくと良いでしょう。 その際、「うれしかった」「悔しかった」だけでなく、なぜそう感じたのか、具体的にどう思ったのかなど詳細な言葉で書くようにすると、より振り返りがしやすくなります。

日々の部活動の記録をし、目標達成にまで導く部活ノート

テスト用画像

幅広く進路のリサーチを行う

例えばスポーツをやってきた生徒なら、スポーツ分野の理学療法士やスポーツ指導のコーチになりたい。音楽をやってきた生徒なら音大に進みたいなど、やってきたことと直接関係のある進路を希望する生徒も多いです。ただ、一見すると関りのなさそうな分野においても、部活動の経験を活かし貢献することは可能です。心理学とスポーツを掛け合わせることで、スポーツ選手のメンタルサポートの支援ができるかもしれません。経営学と音楽を掛け合わせることで音楽産業のマーケティングや広報に興味を持つかもれません。可能性を拡げて考えてみることを促すことで、より自分の意志や適性に合う進路を選ぶことができるようになります。

(まとめ)部活動の経験を大学受験につなげる!進路指導のポイント

部活動に力を入れている生徒はとても忙しく、それ以外の経験に時間をさけていない場合もあります。部活動の経験を大学受験に繋げるためには、早いうちから進路を意識させつつ日々の部活動に取り組むと良いでしょう。また、視野が限定的にならないよう、部活動の経験を通して自分の強みは何か を理解し、何に興味があるのか、幅広い選択肢の中から考えられるよう促すことが重要です。

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