教頭の声
スコラ手帳を導入しての生徒の変化
起床時間・勉強開始時間・就寝時間を手帳に書き、時間のばらつきがないよう意識させることで、生徒の生活の落ち着きや、学習習慣の定着に繋がりました。手帳は自分自身を可視化できるツールであり、担任とのコミュニケーションツールにもなっています。
導入から校内の浸透まで
スコラ手帳を導入したのは12年前です。最初は高校1年生の1学年から始め、効果を感じたので徐々に学年を増やし、今では中学1年~高校3年まで全員が使っています。
校内にスコラ手帳活用が浸透するきっかけになったのは、小テストの点数と手帳の活用度の相関を算出したときですね。手帳の回収頻度が高いクラスでは、小テストも高得点をとれているということが分かり、先生方もより一層手帳指導に力を入れてくれるようになりました。今では会議の予定を決めるときに、先生方に「その時間は回収した手帳の点検時間なので」と言われることもあり、嬉しい変化だと感じています。
スコラ手帳の活用については学校案内にも掲載しており、保護者の方からも「面倒見のいい学校」としてご評価いただいています。
手書きの手帳を選ぶ理由
手帳はパッと開いてパッと書けるのが最大の魅力です。学校でもICT機器の導入が進んでいますが、やはり生徒たちにとってはまだ鉛筆のほうが身近な存在で、ICT機器は生徒の中で使いこなせる子とそうでない子の差が激しいと感じます。
手帳に書く先生からのコメントも、手書きのほうが生徒から喜ばれますね。ゴム印を作ったこともありましたが手書きで書いた方が早いですし、生徒とのコミュニケーションが深まるという実感があります。