
中学生時代の恩師の一言をきっかけに教員を志し、現在は中学校で国語教員として教壇に立つNさん。部活と受験勉強の両立に取り組んだ高校時代には、日々の努力をスコラ手帳に記録し続けていました。
今回は、学生時代の手帳活用法、そして現役の中学校の先生として考える、書くことの大切さについてお話を伺いました。
インタビューした方:Nさん
プロフィール:現在中学校教員、高校1~3年時にスコラ手帳ベーシックを活用
恩師の一言から教員の道へ
ーまずは、現在のお仕事内容について教えてください。
中学校で教員をしています。今年で3年目になり、教科は国語を担当しています。現在は2年生の担任も受け持っています。
ー教師を志したきっかけは何だったのでしょうか?
中学生のころ、国語が得意で、当時の担任の先生に「将来の夢が決まっていない」と話したところ、「国語の先生になったら?」と勧めていただきました。その言葉をきっかけに教師を志し、国立大学の教育学部に入学、本当に中学校の教員になりました。
ー今の仕事のやりがいや、日々大切にされていることは何ですか?
中学生は多感な時期なので、こちらが手をかけた分だけすぐに反応が返ってくるわけではありません。でも、たまに生徒から「先生ってこういうこと、わかってくれているよね」という一言をもらえたり、保護者の方との面談で「家で子どもがこんな風に話しているんですよ」と教えていただいたりすると、この仕事に就いてよかったなと心から思います。
スコラ手帳で努力の可視化
ー高校時代に使われていた手帳についてお伺いします。NOLTYスコラ手帳を使い始めたきっかけは何でしたか?
高校1年生の時に学校で配られて3年間使っていました。
ー当時、手帳にはどのようなことを書いていましたか?
当時は学校と部活中心の毎日だったので、予定自体はそれほど書いていませんでした。その代わり、何の教科をどれくらい勉強したかという記録は3年間頑張って書きました。毎日先生に提出してスタンプを押してもらい、週末にはコメントをもらっていました。
勉強時間を書くことで、「今日は6時間もやった!」と自己肯定感が上がります。逆に少なかった時は「もっと頑張らなきゃ」と思えるので、自分が今どれくらい頑張れているかが視覚的にわかる点がとても良かったです。
▲勉強時間を毎日記録
ー手帳をスマートフォンなどのデジタルではなく、アナログで記録していた理由は何でしょうか?
勉強中にスマートフォンを触ってしまうと、絶対にそちらに意識が流れてしまうからです。勉強に関することは紙媒体でやりたいと思っていました。私自身、紙がとても好きなので、教員になった今でも、あえて紙を使った授業をよく行っています。
ー部活(陸上部)と受験の両立は大変だったと思いますが、どのように乗り越えましたか?
とにかくがむしゃらにやっていましたね。高校を決める際も、陸上で上の大会を目指しながら国立大学にも行けるかという視点で学校を選び、入学しました。だからこそ、全て途半端にしたくないという思いが強かったです。上手く両立させたというよりは、がむしゃらに頑張り抜いたという感覚です。
アナログだからこそできるコミュニケーション。教員として受け継ぐ「書く」ことの大切さ
ー現在は教員の立場で、生徒さんにも手帳を活用させているそうですね。
はい。中学生向けに、1日の振り返りや翌日の時間割を書き込める大きめの手帳を使わせています。全員分を確認するのは時間がかかりますが、手帳を通して普段は話さないようなことを書いてくれたり、今悩んでいることがあるので面談したいと伝えてくれたりします。コミュニケーションツールの一つとして非常に重要だと感じているので、これからも続けていきたいです。
ー生徒の書く力や自己管理について、手帳はどのような影響を与えていると感じますか?
忘れ物をしない生徒は基本的に手帳をしっかり書いて帰っていますね。逆に忘れ物が多い生徒は、手帳を使っていなかったり、家で確認していなかったりすることが多いようです。手帳に書く習慣がついている生徒は、自己管理がしっかりできていると感じます。
また、国語教員という立場もありますが、生徒たちの漢字が書けない様子や字の乱れを見ると少し心配になります。効率化のためにICTを使うことも大切ですが、私たちが「手で書かせる」ことをやめてしまうと、生徒たちは本当に書けなくなってしまうと思います。入試も手書きですし、これからの人生で必ず必要になる力なので、紙の活字を読み、手で書くという習慣は守っていきたいと考えています。
ーご自身が学生時代に手帳を使っていた経験は、今の指導に活きていますか?
学生時代、先生からのメッセージをいつも楽しみにしていました。私の当時の先生がとても丁寧にコメントを書いてくださる方で、そうした素敵な先生方に出会えたからこそ、今は自分自身も、生徒からのコメントや振り返りに対して丁寧に返事を書くよう心がけています。
▲先生からのコメント
文房具のように手帳はあって当たり前。歩みを支え続けるツール
ー先生ご自身は現在、どのように手帳を活用されていますか?
仕事のスケジュール管理に教員用の手帳を使っています。その日の時間割や担当授業、会議の時間、テストの日程などをすべて先に書き込んでいます。生徒の前でスマートフォンを触るわけにはいかないので、すぐに手帳を開いて確認・記入できるアナログの手帳が重宝しています。
ー最後になりますが、先生にとってスコラ手帳はどんな存在でしたか?
高校時代に3年間ずっと使っていたので、「あって当たり前のもの」ですね。シャーペンや消しゴムといった文房具と同じ感覚です。勉強したら書く、1週間が終わったら書くといったように、生活の一部として自然に存在しているものだったと思います。
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