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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2023.08.28

スコラの人づくり

目次

1942年に旧制横浜中学校として創立されて以来、男子校として長い歴史を培い、大リーガーの松坂大輔投手など多くの人材を輩出してきた横浜高等学校。2020年には共学化し、プレミアコースを新設するなど、新しいことに挑戦し続ける同校の葛校長先生とプレミアコースに通う高校1年生にお話を伺いました。

 

葛 蔵造校長先生

 

-男子校・野球の強豪校としてのイメージが強かった横浜高等学校。共学へと舵を切ったきっかけや背景

 

男子校として開校した横浜高等学校は、2020年に共学になりました。個人的に男子校や女子校という別学のスタイルは今の時代に即さなくなってきていると思います。今では、多くの女性が社会で活躍し、女性の上司や管理職も増えている傾向にあります。そういった社会の中で、社会に出るひとつ前の準備として学校生活を送って欲しいと思いがあり共学化を進めました。4年間準備をしてきて、いざスタートを切ったところでコロナが流行り始めました。1年遅れていたらどうなっていただろうと思います。

 

-大きな変化に伴う学校内の雰囲気や先生方の変化

 

生徒だけでなく先生たちの雰囲気も変わりました。若い先生が多く入ってくるタイミングでもあり、彼らは共学化に素早く対応できたと思います。しかし、古くから男子校で長く働いてきた先生たちには戸惑いもありました。コミュニケーションの取り方や考え方など、アップデートしなければいけない点も多くあります。ただコロナでオンライン授業もあって、すぐに対面授業が始まらなかったことが、結果として準備期間のようになりました。

 

制服や野球のチアのユニフォームの制定も若い先生主導で進めてくれました。大事なミッションや教育理念、学園整備といったことは校長である私が主導しますが、その他のことは皆で良い方向に持って行きたいと思いました。

 

パウダールームや音姫を女子トイレ・男子トイレにつけたり、生徒が集い、コミュニケーションが取れるコモンルームを作ったりもしました。設備面の中で生徒の居場所を作るというのが今後の学校の目標でもあります。

カナダのホームステイプログラムで見た雰囲気を取り入れ、フリーダムではなく“リバティ”な学園づくりを考えていこうと思っています。

 

 

-新設されたプレミアコースではスコラ手帳を活用

 

共学化とともに大学進学を目指すプレミアコースを新設しました。進学推進部長福田先生を中心にいろいろな試みをしています。

その一つとして現在、プレミアコースではスコラ手帳を導入しています。主に先生とのコミュニケーションや学習管理を目的に使用しています。

言葉だと消えていくことも、手帳に書けば文字として残っていきます。文字として書き残すことで10年、20年後も自分の人生の歩んできた道を振り返ることが出来るようになると思います。

また、現代はネット・デジタル社会で、自分で文字を書く機会が減っています。自分で文字を書いて相手に渡すというのはアナログ的だと思うかもしれませんが、それは逆に言えば自分をより深く振り返るきっかけにもなり、相手に伝える気持ちもそこに入ってきます。そういったコミュニケーションが、いわゆる人間力というものにも繋がっていくと考えています。人間力というのは、やはりただ知識を教わって与えられるものではなく、自分からそれを取り込んでいく力が必要だと思います。

 

-期待することは「こびず」「へつらわず」「とらわれず」

 

今までは学校運営も前年踏襲というような雰囲気が全体的にありました。しかし既得権益にとらわれることなく新しく変わっていくことが重要だと考えています。朝礼でも「こびず」「へつらわず」「とらわれず」とよく言っています。最後にとらわれてしまうと、そこで歩みがとまってしまうからです。現状維持は停滞だとよく言われます。やはり常に前向きに進む必要があると思います。

 


 

プレミアコースに通う生徒さんに、高校生活でどのようにスコラ手帳を活用しているか話を伺いました。

プレミアコースに通う平田 佳穂さん

 

-忙しい高校生活を支えるスコラ手帳

 

高校に進学してから課題やテストも増え、中学の時と比べて忙しくなりました。必要なものと、予定をわかりやすいように色分けしながらスコラ手帳にメモをしています。担任の先生には週1で手帳を提出しており、先生からもらうコメントはモチベーションアップにつながっています。

 

たまに手帳を書くのが面倒だと思う時もあります。しかし空白になってしまった時期も後で見返すと、この週は絶対疲れていたのだろうな、と思い返すことができます。手帳を書いた日も書けなかった日も思い出のように残るのが良いと思います。

 

 

-楽しんで手帳を書くことが継続のコツ

 

手帳を続けるためには、無理して書くのではなく、自分が好きだから、楽しいから書くという姿勢が重要だと思います。テスト期間に本当に勉強した部分が埋まると自分の頑張りが見えるので、嬉しくなります。またちょっとしたイラストを描いたり、ペンを使い分けたり、心に残った言葉を書き留めるなど、少しの工夫で手帳を書くのが楽しくなります。

 

 

進学推進部長 福田先生のインタビューはこちら

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