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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.04.27

部活ノートの書き方|主な記載項目や目標の設定方法、活用のコツは?

部活動をより強くするための取り組みとして、部活ノートや練習日誌・練習ノートをつけている部活も多いのではないでしょうか。この記事では、部活ノートの書き方や活用のコツをご紹介します。

目次

部活ノートの意味とメリット

部活ノートとは?

部活ノートとは、部活動での目標達成のためにやるべきことや、実施した上で気づいたことなどを記録していくノートです。練習日誌はその日の練習を振り返る意味合いが大きく、目標を見据えて行動するために使う部活ノートとは少し異なっています。部活ノートは特定の部活だけではなく、バスケットボール部、バレー部、陸上部、卓球部、野球部、ソフトテニス部などのスポーツ系の部活、また吹奏楽部、合唱部などの文化系の部活にもオススメです。

部活ノートを書くメリット

・技術の上達につながる
部活ノートに日々の練習や試合、本番で起きた出来事を記録することで、良かった部分や課題などを振り返りやすくなり、ステップアップにつながります。結果だけではなく、どういった練習を積んできたかといった過程もしっかりと記録に残すことで振り返りやすくなります。記録を活用して練習メニューを改善し、練習の質を高めることも可能になります。

・アドバイスを実践しやすくなる
監督やコーチ、顧問の先生などからもらったアドバイスを部活ノートに書き留めることで忘れにくくなります。定期的に繰り返し読み返すことで、指導や助言の内容がしっかり身に付きます。

・自分の頑張りを実感しやすくなる
部活ノートに日々の記録を蓄積することによって自分の成長が可視化されるため、記録を見返して達成感を得ることができるという効果があります。より努力を重ねるためのモチベーションにもつながります。

【部活ノートの書き方】目標設定のコツ

部活ノートを書く際には、目標やゴールを決めることが大切です。目標がはっきりすることによって、その達成のために何を頑張れば良いか、今後どんな練習をすべきかが逆算できるようになります。

大目標を立ててから細分化していく

まずは「県大会で優勝する、チームの頼れる存在になる」といった、最終的に達成したい大目標を決めるのがおすすめです。大目標が決まったら、実現のために必要な中目標・小目標を逆算しながら考えていきましょう。チームの頼れる存在になることを大目標にした場合、メンバーから信頼されることを中目標とします。次に中目標を達成するためにすべきことを考えて、「これまでよりも頻繁にメンバーとコミュニケーションをとる」「部活動に率先して取り組む」といった普段の練習から取り組める内容を小目標に据えます。

目標に向かって頑張る期間を決める

目標達成の期日を決めるのもおすすめです。期限があることで、いつまでに何をすれば良いかがわかりやすくなる大目標は1年、中目標は半年、小目標は3カ月など、目標別に期間を決めておくことがおすすめです。長期間の取り組みが必要な大目標だけではモチベーション維持が難しいですが、短期間で達成可能な小目標であれば、やる気を保ちながら頑張ることができ、結果として大目標の達成にまでつなげやすくなります。

少し難しいと感じることを目標に定める

今の自分では難しくても、頑張れば達成できそうなことをゴールに定めることがおすすめです。確実に実現可能な目標では、達成までに手を抜いてしまうおそれがあります。また達成が難しすぎる目標も、かえってやる気が失せてしまうことがあるため避けたほうが良いでしょう。ただし、自信をつけたい場合には、簡単な目標から書くのも一つの方法です。。

【部活ノートの書き方】主な記載項目

部活ノートには前出の「目標」以外にも記載すべき項目があります。ここでは記載すべき主な項目について解説します。

練習内容・活動内容

日々の練習・本番などで何を行ったかを書きます。見返したときにわかりやすいよう、ランニング30分、シュート練習5セットなどトレーニング内容も具体的に記載することがポイントです。箇条書きで簡潔に書いておけば、見返す際に時間がかかりにくくなります。

良かった点と悪かった点

その日の活動の中で「良かった」「悪かった」と思う点を書きます。目標を達成できたかどうかを判断軸にしておけばスムーズに記載しやすくなります。悪かった点を書くときは、ただできなかったことを記録するだけではなく、どうやって改善していけるかを考えながら書くのがおすすめです。反省点にばかり目を向けてしまうと、自信を失ってしまうこともあるため、できるだけ良かった点・悪かった点を同じぐらい記載できるようにしましょう。

点数

活動内容に採点項目を設定し、「練習量7点、疲労度8点」など10点満点や5点満点などで点数を付けるのもおすすめです。点数をつけることで、自分の調子を客観的に把握しやすくなります。項目は体の調子、メンタルの調子など心身の状態について、自分なりに点数を付けるのも良いでしょう。 点数が低いときは、どうしたら1点ずつ上げていけるかを考えましょう。この方法が身に付けば、自分の調子の上げ方がわかるようになってきます。

活動を通した気づき

その日の活動の中での気づきや学んだこと、工夫したことなどを書いておきます。例えば、うまくいったときにどんな動きをしたか、などを明確に言葉にして書いておくことで、次も忘れずに実践できるようになります。

次へ向けて意識したいこと

その日の振り返りを終えたら、次にどのように活かしていくかを考え、記載しておくのも良いです。その日の練習での反省点を活かし、明日の練習の小目標を決めておくと、次の練習もより密度の濃いものになるでしょう。

部活ノートを効果的に活用するポイント

終わった後にすぐ書く

練習や試合の記憶が薄れないうちに部活ノートを書くことが重要です。数日分をまとめて書くよりは、毎日書いたほうがより効果が高くなります。。

定期的に振り返る機会を設ける

期間を決めて、部活ノートの内容を見返す機会を作ることも大事です。現状を整理して、目標の達成度合いを確かめることができます。目標を達成できたときは達成できた理由を確かめ、達成できなかったときは原因や改善策を模索すると、次の目標に向けて頑張るときの参考になります。 振り返りは自分一人ではなく、部活の仲間とミーティングをしながら一緒に振り返ることもおすすめです。自分にはない視点からの意見を聞くことで、多くの気づきを得ることもできるほか、チームの結束力を高めることにもつながります。運動部の場合は選手/マネージャー皆で部活ノートに取り組むのがおすすめです。

文章量よりも内容にこだわる

たくさん文字を書いて空白を埋めようとせず、必要なこと(記載すべき項目)に絞って簡潔に書くと、部活ノートの取り組みが続きやすくなります。文章の量よりも内容を重視することが大切です。最初はうまく書けなくても、慣れてくるとスムーズに書けるようになります。

(まとめ)部活ノートの書き方|主な記載項目や目標の設定方法、活用のコツは?

部活ノートとは日々の気づきや反省を書き残すことができるノートのことをいいます。日々書き続けることで部員全員のスキル向上に繋がり、さらによいパフォーマンスができるようにます。 一般的な練習日誌では「今日やったこと」「反省」に重きを置きがちになってしまいます。NOLTYスコラ フォーゼでは部活全体の目標達成から逆算し、「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができます。日ごとの振り返りの欄はもちろん、コンクール後に使える振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、部活全体の結束力向上も期待できます。

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株式会社NOLTYプランナーズ