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探究指導コラム

NOLTYスコラ 探究プログラム

中学校・高校の「探究」に関する記事をまとめています。

2023.12.13

総合的な探究の時間、授業づくりはどうする?

2022年度から高等学校で新たに必修科目となった総合的な探究の時間。現場ではまだまだ試行錯誤が続いています。探究学習の重要性は認識していながらも、どのように授業を進めていいかわからない、授業づくりの負担が大きいと悩む先生方も多いでしょう。今回はそのような先生方に向け、探究の時間の目的からおさらいし、どのように授業、カリキュラムを作っていけばよいのか、ポイントを解説します。

目次

総合的な探究の時間のゴールとは

そもそも総合的な探究の時間のゴールはどこなのでしょうか。文部科学省によると以下のように定められています。

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総合的な探究の時間は、探究の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすものです。
(出典:文部科学省 総合的な学習(探究)の時間)
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生徒のキャリア形成と課題発見・解決するための力をつけることが総合的な探究の時間のゴールとされています。
「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」という探究サイクルの過程をスパイラルに繰り返しながら、自らの考えや課題、学びを更新し続けていくことを目指しています。

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おススメの授業づくり

課題設定のテーマは生徒が自分事にしやすいものに

「何をテーマにしたら良いかわからない」、「テーマを一つに絞れない」など、テーマ設定に悩む生徒は多く、探究活動を進める上で最初の関門です。その生徒の自分事になるような課題設定ができればいいですが、なかなか簡単には思いつかないことも多いでしょう。まずは自分自身や身の回りのことに目を向け、そこから疑問の種や問いの立て方を学ぶ必要があります。いきなりテーマ設定を行うのではなく、自己理解の促進や興味関心を深ぼる機会を設けるようにすると良いでしょう。
また、先輩の校内発表会に参加したり、ポスターを廊下に掲示し下級生が見ることができるようにしたり、校内で共有できる場所を設けるのがおススメです。

個人で考え、共有し、視野を広げる

授業ではアクティブラーニングの要素を盛り込みます。生徒に自分自身を振り返りさせたり、インターネットや書籍で調べさせたり、まとめる等の作業をさせます。そして個人で行ったことをペアやグループで共有します。振り返りや新たな気づきを得る上で、共有し、互いにフィードバックし合うことはとても重要です。より主体的に参加できるようにランダムで何名かを当ててクラス発表をするのも効果的です。

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視野を広げるのであれば、学校外から講師を招いて講演していただくこともよいです。ただし、毎回呼ぶのは難しいため、授業内で生徒同士意見交換させる機会を設けることをおススメします。


フレームワークを活用する

マインドマップや座標軸など、探究学習で利用できるフレームワークは沢山あります。沢山ありすぎて使いこなすのが大変、ということもあるのではないでしょうか。フレームワークにはそれぞれ広げる、分類する、比較する、などさまざまな効果がありますが、まずは少ない数のフレームワークから初めるのがおススメです。全員が利用するフレームワークは1つか2つにし、生徒ごとのテーマでそれでは足りない場合に生徒自身に調べさせるのが良いでしょう。

おススメのフレームワーク
●マインドマップ
思いついたことやアイデアを次々と書いていくことで、情報全体を俯瞰することができます。関連することを分類したり、新たな気づきや発見を得たりするのに有効です。

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マインドマップのイメージ

3年間のカリキュラム

探究活動を通して進路選択や受験を意識させるため、進路指導とリンクしたテーマを扱うこともおススメです。近年、学校推薦型選抜や総合型選抜による受験が増え、探究学習を進路に活かすことへの重要性が高まっていますが、探究活動と進路選択が繋がっていないというケースも追いです。通常の進路指導だけでなく、探究のテーマを連携させることで生徒のキャリア形成へ繋げることができます。 「NOLTYスコラ 探究プログラム」では、生徒の進路実現に繋がる探究学習をテーマに、自己理解から始まり、地域や社会に目を向け、自信の進路へと繋げていくことのできる探究教材シリーズをご提供しております。

1年生では「自己理解」をテーマに、マインドマップを用いて、理想の自分、現状の自分、目標、やることを文章で表現します。

2年生では視野を社会へと広げるため「地域と修学旅行」「起業」をテーマにした二つの教材を提供しております。「地域・旅行探究編」では自分の住む地域の魅力を調べ、理想と現状のギャップを埋めるためのアイデアを考えます。「MyBiz編」では起業を疑似体験することでビジネスを体系的に学びます。

2,3年生では、大学進学に繋げる「進路編」を用いて、自分自身の未来・キャリアに目を向け志望理由書を完成させます。

(※学年は参考)

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進路指導と絡めてカリキュラムを組みたい方におススメです。学びたいことが明確な生徒は意欲的に取り組めますし、まだ進路を絞り込めていない生徒にとっては考えるきっかけになります。

(まとめ)総合的な探究の時間、授業づくりはどうする?

総合的な探究の時間の授業づくりでは、探究学習で身に着けたい力を念頭に置きながら、生徒が自分自身や社会、キャリアへ意識を向けられるようにする必要があります。NOLTYスコラ 探究プログラムでは総合的な探究の時間の教材としてはもちろん、探究活動を通したキャリア教育、進路指導としての効果が期待できます。また先生方へのサポートツールも充実しているため、カリキュラムの策定や授業スライドの作成などの業務負担を軽減し、より生徒一人ひとりのサポートへ時間を割くことができます。教材を活用しながら、生徒が主体的に取り組める探究学習になるよう、仕掛けづくりやサポートを行いましょう。

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株式会社NOLTYプランナーズ