手帳を活用してみたいけれど、使いこなし方がわからない、という方も多いでしょう。中には、スマホがあれば手帳は不要だ、と考えている方もいるかもしれません。
しかし、手帳には、スマホにはないさまざまなメリットがあります。特に、大学生がスケジュール管理や就職活動のための記録を残す際は、手帳を活用するのがおすすめです。
この記事では、大学生に手帳をおすすめする理由と、活用法、手帳活用術や自分に合った手帳の選び方も紹介します。上手に手帳を使いこなして大学生活を充実させたい方は、ぜひご覧ください。
目次
大学生に手帳をおすすめする理由
スマホでスケジュール管理ができるようになった現在、手帳を使わなくなった方も多いでしょう。
しかし、大学生が自己管理や目標達成のための計画を立てる際は、手帳が便利です。授業中やバイト中など、スマホを開きにくいシーンでも、手帳であればすぐに開いて記録できます。また、手帳は使い方の自由度が高いため、カスタマイズして自分に合った使い方ができるのが魅力です。ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)の記録や自己分析などにも活用できます。
また、手書きで記録することで、書いたことが記憶に残りやすいのも手帳のメリットです。
中高生でも、学習習慣や生活習慣を整えるために手帳を活用している方も多くいます。学生生活に特化したスコラ手帳のように、利用目的に合わせたフォーマットを採用している手帳を選ぶのもよいでしょう。
大学生におすすめの手帳活用法
手帳には、さまざまな活用法があります。大学生におすすめの活用法として、次の6つを紹介します。
●スケジュール管理
●ToDoリストの作成
●日々の記録
●自分の強みの記録
●目標の見える化
●目標達成に向けたPDCAの記録
スケジュール管理
スケジュール管理は、手帳の代表的な使い方の1つです。
大学生の場合、授業やサークル、アルバイトなどさまざまな予定が入るでしょう。予定が多いと、重要な予定を忘れてしまったり、ダブルブッキングが起こったりする可能性があります。
予定を忘れないために、試験日程や課題の締め切り、アルバイトのシフトなどを手帳に書き込んでおきましょう。予定をまとめて書いておくと、「来週はアルバイトが忙しいから、早めに課題を終わらせよう」というように、行動計画も立てられます。
こまめに予定を書き込めば、後から行動記録として振り返ることも可能です。
ToDoリストの作成
手帳にToDoリストを作成し、これからこなすべきタスクを書き込んでおくのもおすすめです。タスクをうっかり忘れてしまうことを防げます。
また、1日のはじめにやるべきことをまとめ、それをもとにスケジュールを立てれば、効率的にタスクをこなせます。
やるべきことを忘れないようにするだけでなく、忙しい中で効率良くタスクをこなすためにも、ToDoリストの作成は効果的です。
日々の記録
その日何をして、どのように感じたかといった日々の記録を手帳に残しておくと、今後に向けた振り返りや反省に活かせます。
日々の記録は、特に就活の時に役立ちます。記録を見返し、どのような活動に時間をかけていたのか、何が大変だったかなどを細かく振り返ることで、ガクチカを見つけるヒントになるでしょう。
また、過去の記録から自分の価値観を見つけられ、就活の軸を明確化できる可能性も高いです。
自分の強みの記録
自分の強みを見つけるために、うまくいったことや褒められたことを手帳に記録しておく、という使い方もできます。
自分の強みは、就活でよく聞かれますが、自覚するのが難しいものです。記録を振り返れば、自分のどのようなところが人に褒められやすく、どのようなときに成果を出せるのか、傾向が見えてきます。自分の強みがわかれば、自己PRの作成にも役立つでしょう。
また、褒められたことを定期的に振り返ることで、自己肯定感を高められるのもメリットです。
目標の見える化
目標を手帳に書き込んでおけば、目標を見える化できます。
目標を設定しても、毎日が忙しいと、つい忘れてしまうことは多いでしょう。
目標を手帳に書き込むことで、予定やメモを確認するたびに目標が目に入ります。目標を意識して行動できるようになり、達成できる確率も高まります。
目標達成に向けたPDCAの記録
目標達成に向けて行動するためには、PDCAサイクルを回すことが重要です。PDCAのステップごとに行動や結果を記録しておけば、どのように行動してどのような結果を得たのか、わかりやすくなるのがメリットです。
手帳に記録した行動と結果を分析し、次の計画を立てる際に改善することで、少しずつ目標に近付けます。
手帳を使いこなしたい大学生におすすめの手帳術
これまで手帳を使ってこなかった方や、手帳を買っても使いこなせずにいた方も多いでしょう。ここでは、手帳をフル活用するためのおすすめの手帳術を3つ紹介します。
●自分なりの記号や略語を決める
●付箋を活用する
●完璧な手帳を作ろうとしない
自分なりの記号や略語を決める
スピーディーに記録できるよう、自分なりの記号や略語を決めるのがおすすめです。
たとえば、学校関連のスケジュールであればSchoolの「S」、アルバイトの予定は「B」のように記号や略語を決めておくと、時間がないときでもすぐにメモや記録を残せます。
時間をかけずにメモや記録を残せるようになると、手帳の利便性はグンと高まります。
付箋を活用する
付箋を活用することで、手帳の限られたスペースを有効活用できます。
一時的に記録しておきたいが、記録として残しておくほどではない、というメモは付箋に書いて手帳に貼っておきましょう。予定が終わったら付箋を剥がし、また別のメモを書き込めます。
完璧な手帳を作ろうとしない
完璧な手帳を作ろうとせず、気楽に手帳を使うことも大切です。
手帳を買った直後は「毎日の行動記録をつける」「カラーペンで細かく色分けする」といったルールを作ってしまいがちです。しかし、ルールが多いと面倒になり、いつの間にか手帳を開くのがおっくうになってしまいます。
完璧な手帳を作る必要はありません。無理のない範囲で、気楽に手帳を活用しましょう。
自分に合った手帳の選び方
手帳を有効活用するためには、自分に合ったものを選ぶことが大切です。以下では、手帳の選び方を3つ紹介します。
●レイアウトを選ぶ
●サイズを選ぶ
●開始月を選ぶ
レイアウトを選ぶ
手帳には、さまざまなレイアウトのものがあります。例えば、1ヶ月分の予定を見開きで確認したいならブロックタイプ、日記を書くならメモタイプやゾーンタイプがおすすめです。
レイアウトごとの特徴は、次の通りです。
複数プロジェクトの進行予定を可視化できる |
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同じ曜日が縦に並ぶカレンダー型のスタイル |
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1日に1行が割り当てられたスタイル |
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俯瞰性と1日分のスペースのバランスがよい |
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スケジュールとメモを見開きで確認できる |
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日記や議事録などの記録に適している |
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時系列で細かくスケジュールを記載できる |
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細かい予定管理とメモの併用が可能 |
手帳のレイアウトについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
サイズを選ぶ
使い方に合わせたサイズを選ぶことも重要です。
大きなサイズの手帳は、記録スペースが広く使いやすいですが、持ち歩きには不向きです。家や会社のデスクに置いて使うのに適しています。
一方、小さいサイズは携帯性に優れていますが、記入できる量が限られます。スケジュールと簡単なメモを記載しておく持ち歩き用として使うのがおすすめです。
A6・B6サイズは両者の中間で、バランスの良いサイズです。迷ったときには、まずこのサイズから選んでください。
開始月を選ぶ
手帳によって、スケジュールの開始月が異なります。手帳を使い始めたいタイミングに応じて、開始月を選びましょう。
多くの場合、1月始まりもしくは4月始まりです。
1月始まりは種類が豊富で、多くの選択肢の中から手帳を選びたい方に適しています。
手帳を活用して充実した大学生活を過ごそう
多くの人がスマホを持つようになった時代でも、手帳はさまざまな目的で使える便利なツールです。手帳に手書きで記録することで記憶に残りやすく、自由度が高いため、就職活動のスケジュール管理や自己分析などにも役立ちます。この記事を参考に、自分に合った手帳とその活用法を探してみてください。
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