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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2023.04.13

勉強計画の立て方|基本的な手順とメリット、計画倒れを防ぐコツ

受験勉強や試験勉強、日々の授業の予習復習など、高校生や中学生の学生生活にとって勉強はとても重要です。しかし、いざ勉強をしようと思っても、「何から手をつけたらいいのかわからない」、「集中力やモチベーションが保てず継続できない」といった悩みを抱えている方も多いと思います。また、「無理な計画を立ててしまい、生活リズムが崩れて体調を崩した」というのもよくある失敗です。自分に合った勉強計画を立て、きちんと遂行するにはどうすれば良いでしょうか。この記事では勉強計画の作成方法、実践するためのポイントを徹底解説します。

目次

基本的な勉強計画の立て方

学校の定期テストや大学受験など、目標に向かって効率的に勉強を進めていくためには、あらかじめ学習スケジュールを立てることがとても重要です。計画の立て方をステップごとに解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

STEP1:勉強の目標を設定する

まずは何を目指したいか、何を達成したいか、勉強の目標を設定します。そうすることで、どのように勉強をすればよいか方針を決めやすくなります。期末試験で平均80点以上取る、志望校合格のために模試でA判定を取るなど、具体的な目標を考えることをおすすめします。

STEP2:必要な勉強量を考える

次は目標達成のために、どの程度の勉強が必要か逆算して考えましょう。現状を見つめ直すことで、なにをするべきか、必要なことが見えてきます。例えば、「次回のテストで点数を20点以上アップさせるためには、応用問題も解けるようになる必要がある」、「志望校の合格ラインに達するには苦手科目の順位を上げなければならない」、といったように、目標達成のために何が足りておらず、何が必要なのか現状を整理してみてください。そうすることで、必要な勉強量の判断ができるようになります。1か月で問題集を30ページ進める、一週間で英単語を20個覚えるなど具体的な数値まで落とし込んで、必要な勉強量を把握しましょう。

STEP3:1日の勉強時間を計算する

STEP2で決めた勉強量をこなすためには、1日で何時間勉強すればよいかを計算しましょう。感覚で決めるのではなく、実際にかかる時間をきちんと計測することが大切です。必要な時間を短めに見積もってしまうと、計画倒れの原因になることがあります。

STEP4:1日ごとの細かい勉強計画を立てる

次に1日ごとの勉強時間や勉強内容を決めていきましょう。最初に決まっている予定を書き出し、日によって確保できる勉強時間が異なる場合は、量の配分を変えると良いです。例えば月曜日は2時間で数学の問題集P20~25を解く、日曜日は4時間で前半2時間は英語の長文問題を解く、後半2時間は世界史の暗記など、具体的に決めてみてください。

STEP5:勉強計画表を作成する

STEP4で決めた計画を表にまとめていきましょう。自分にとって見やすく、わかりやすい形式でまとめてみてください。ルーズリーフに書いて勉強机の前に貼ったり、手帳を活用してスケジュールを書き込んだり、すぐ見ることのできる位置に計画表を置くことで、意識して勉強することができます。

勉強計画を立てるメリット

なぜ勉強計画を立ててから勉強を始めるべきなのか、その目的やメリットを理解して取り組んでみましょう。

効率的な勉強が可能になる

計画を立てずに勉強を始めようとしても何の勉強から取り掛かれば良いかわからず、効率も悪くなってしまうことがあります。勉強計画を立てることで、その日にやるべきことがイメージでき、効率的なスケジュールで進めやすくなります。また、その日勉強を始めるときに、今日何をすればよいかを考える時間が不要になり、効率化に役立ちます。

モチベーションアップにつながる

計画を立てて目標をひとつひとつクリアしていくことで、達成感を得ることができ、さらにやる気を持って勉強に取り組むことができます。特に受験勉強のように長期間のモチベーション維持が必要な時は、しっかりと勉強計画を立てることをおすすめします。また後から見返したときに、どの程度の量の勉強を行ったのかがわかりやすくなり、自信にもつながります。

焦らずに勉強を勧められる

定期テストや模試、入試本番が近づくと、必要な勉強が終わっていないことに焦ってしまうケースも多いと思います。不安や焦りを感じていると、本来の実力を発揮できにくくなります。テストに間に合うように勉強計画を立てておけば、直前に焦らずに余裕をもって勉強することができます。また事前に計画を立てることでテスト範囲をチェックし、苦手分野を把握したうえでしっかりとテスト対策にのぞむことができます。

勉強する習慣を身に着けやすくなる

勉強計画を立てて実践していくと、ノルマ達成のために毎日のように机に向かうことが習慣化していきます。結果として、自然と勉強する習慣を身に着けられることもあります。

立てた勉強計画を実践するためのコツ

それでは、立てた計画を実践していくためにはどうしたらよいでしょうか。最後に、計画を立てただけで挫折しないように、きちんと実践していくためのコツをご紹介します。

短期間の勉強計画を立てることから始める

いきなり1カ月や1年などの長期間の計画を立てても、実行することはなかなか難しいです。そのため短期間の勉強計画を立てることからスタートするのがおすすめです。短い期間が終了したら計画通りに進められたかをチェックし、反省を生かして次の計画を立てていくことが大事です。慣れてきたら少しずつ期間を延ばしていくようにしましょう。慣れてくれば、月単位の計画、最終的に勉強の年間計画も無理なく立てられるようになります。

予備日や休息日を入れる

勉強計画を立てても、スケジュール通りに進むとは限りません。急用や体調不良などの理由で遅れが生じることもあります。そのような場合に備えて、期間中に軌道修正できるよう、予備日を設けておくことがおすすめです。また、毎日勉強し続けていると疲れが溜まり、効率が悪くなってしまうことがあります。休息日や休憩時間などもスケジュールに入れておけば、計画が破綻しにくく、調整もつきやすくなります。

復習する時間をしっかりと取る

勉強を進めるだけではなく、学習したことを振り返る時間も取ることが重要です。何度も繰り返すことで知識が定着していくため、日々の勉強のなかで復習のための時間を設けておいたり、復習がメインの日を作ったり、復習する時間を最初からスケジュールに組み込むことがおすすめです。

(まとめ)自分に合った勉強計画を立てる

勉強計画の重要性と計画の立て方、実践のやり方までご紹介しました。今回とりあげたポイントをもとに、無理せず実践でき、目標を達成できる自分なりの勉強計画を立ててみてください。

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