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NOLTYスコラ 部活プログラムの導入事例

NOLTYスコラ 部活プログラム

導入校の事例をご紹介します。

フォーゼの活用で生徒主体の部活運営を促進
取材日 : 2023.11.28
  • 高等学校
埼玉県立川口北高等学校 テニス部 様

フォーゼの活用で生徒主体の部活運営を促進

テニス部の大きな目標
【定量的な目標】
関東大会出場、埼玉県大会ベスト4

【定性的な目標】
「周りをしっかり見てみんなで声かけができるチーム」
「メリハリがあるチーム」
都道府県 埼玉県
学校概要 公立高校

埼玉県立川口北高等学校のテニス部は、部員総勢19名とマネージャー1名の部活動です。みんなで声をかけ合い、意見を出しやすい雰囲気を作るように心がけて日々活動しています。
ミーティングの際はフォーゼのWEEKLY Labのページをメンバー同士で見せ合い、良いと思ったところにコメントをしたり、メンバーの使い方を参考にしたりしています。

先生の声

フォーゼを導入した理由

コロナ禍で、部活動を休んだり辞めていく生徒が多くなって、このままではテニス部が衰退していってしまうという危機感を感じたことがきっかけです。勉強や学校行事でもそうですが、特に部活動では生徒たちが自分自身で考え、主体的に取り組んでいくようにしないといけないと思ったんです。そんな時にメールマガジンでフォーゼの紹介を読み、無料サンプルを試しに使うところからスタートしました。

生徒が主体的に行動する要因の一つになった

フォーゼの活用方法の一つとして、ミーティングで生徒たちがいくつかのグループに分かれ、グループ内でフォーゼを回し読みし、良いと思ったとろにコメントを書くということをしています。グループに分かれて話をした後にまた全体で話し合う、という風にコミュニケーションが活発になったなという印象があります。 日々の指導目標の一つとして「生徒たち自身が主体的に行動する」ということを掲げており、我々教員は技術的なことはアドバイスするけれども、練習の進行などは基本的には口を出さないようにしています。そのような中で、フォーゼを書くことが一つの要因となり、生徒が自分たちで考え、お互いにコミュニケーションをとり、しっかり発信していく力がついてきたなと感じています。

目に見える形で残るノートがいい

今はデジタルで記録をつけるものもたくさんありますが、高校生が書くという点ではアナログの方がいいなと思います。高校生のうちは、ページが増えたり、文字として形に残ったり、目に見えるところでモチベーションがつきやすいと思うので。その場で話すだけだと他のことを経験しているうちに泡のように消えてしまうことも、フォーゼに書くことで振り返ることができ、それをミーティングなどの場で話し、生徒同士がお互いにアドバイスをするような場面もありました。そういう点が、今までフォーゼを使っていなかった時から大きく変わった点だと思います。また、テニスは試合中に通信機器を用いてアドバイスすることが禁止されているので、ベンチに電子機器を持ち込めません。ですがノートであれば試合中にベンチに持ち込み、チェンジエンドのときに見返すことができます。実際に試合中にフォーゼを見ている生徒もいますね。

部活動を通して生徒に身に付けてほしい力

先生1

部活動で身に付けてほしい能力はいろいろあります。逞しさ、周りへの気配り、へこたれない根性、やり抜く忍耐力など、ある意味全部と言ってもいいくらいです。それにプラスして自分たちから「もっと強くなりたい」とか、「こうありたい」という理想を持ってほしいです。たとえ結果が出なくても、そうやってもがいていく過程が成長につながると思います。

先生2

一生懸命やり抜く力を身につけてほしいと思います。高校生の部活動は好きな競技を思い切りできるいい機会だと思うので、好きな事なら一生懸命やり抜いてほしいです。社会に出るとあまりやりたくなくてもやらなければならないことがたくさんあるので、高校生のうちにせめて好きなことを思い切りやり抜ける人になってほしい。そのために私たちの部活動ではテニスで試合に勝つということを目標に据えており、そこに向かって必要なことを逆算して考える力を伸ばしてほしいという気持ちで日々指導しています。

生徒の声

テニス部生徒

フォーゼの活用方法

私たちの部では、6月に3年生が引退して、私たち2年生が部活動の中心になったタイミングでフォーゼを使い始めました。ミーティングの時にみんなでフォーゼを回してWEEKLY Labのページを見せ合い、他のメンバーの使い方を参考にしたり、良いと思ったところにコメントを書いたりしています。

Q. WEEKLY Labにはどんなことを書いていますか?
生徒1

一番上の欄にはその日の練習メニュー、2番目に練習で良かったところ、3番目には反省点を書いています。試合の日には、試合で思ったことや課題などを「振り返り・気づき」のところに書きます。もともと自分でチームを引っ張っていくということが得意ではなく、チーム全体を見て指示を出すのも苦手だったので、もっとこうしたいと思うことを書いたりもします。

生徒2

一番上の欄は練習をやった場所、2番目には練習の内容、3番目にはその日の練習のポイントを書きとっています。「メモ」や「振り返り・気づき」のところには自分たちで組み立てた練習メニューを書いて、それを先生に確認していただいています。

Q. 他のメンバーの使い方を見て、参考になったことはありますか?
生徒3

部長のノートには、試合の日には結果だけではなくそのときに出た課題などを詳しく書いていたし、他にもテニスの技術面だけでなく、チームの雰囲気や練習をしているときに思ったことなどが書いてありました。私は自分のことで精いっぱいになってしまうことが多いのですが、部長は自分のことだけではなくチームのことも考えていてすごいなと思いました。

下級生も発言しやすい環境づくり

普段の練習では、基本的に自分たちで練習メニューを作っています。ミーティングは大きな大会などが終わった翌日に、試合のこととそれまでの練習のこと、のような感じで振り返りをします。そこから「じゃあ次はこうしよう」という話も出たりします。 ミーティングではみんなが発言しやすいように、まずはグループで話し合って、それを発表するという形式にしています。2年生を1人ずつ別のグループに分け、そこに1年生を組み合わせてグループを作るので、1年生も意見が出しやすい雰囲気になっていると思います。

Q.普段の練習で、チームワークをよくするために意識していることはありますか?
生徒1

ミーティングなどでみんなで目標を確認して、一人ひとりがちゃんとテニスを楽しみながら「勝とう」という気持ちを持てたらいいなと思って、普段の練習で声かけをするように意識しています。

生徒2

まずは2年生がしっかり指示を出して、チームの中心になって引っ張っていくことを目指しています。また、1年生にもテニスが上手な子がいるので、1年生からもアドバイスをもらえる環境作りをして、チーム内の人間関係をしっかり作っていきたいと思っています。

生徒3

私たちの部活動はみんな仲が良く、お互いにアドバイスしあう意識もできていますが、後輩からは言い出しづらいこともあるのかなと思います。こちらから「ちょっと見ててくれない?」などアドバイスを求め、こちらも気になったことがあったら「こうするのはどうかな」と声をかけ、お互いに意見を言い合える関係になれるように頑張っています。

今後の部活動でがんばりたいこと

生徒1

試合の中で、繋げて粘って勝つということはできるようになってきましたが、もう少し自分から攻撃的に展開を作って、二、三本先までちゃんと考えてコースを打ち分けて勝っていく、ということができるようにしたいです。

生徒2

試合に勝つために自分が今できてないことがあるので、練習でしっかり基礎を固めてからその先のことをやっていきたいなと思っています。

生徒3

ミスをすると試合中に落ち込んでしまい、怖くなってどんどんラケットを振れなくなるような悪いループになってしまうことが多いので、1回ミスしてしまってもしっかり気持ちを切り替えられるようにしたいです。それができればもっと体も動いてくると思いますし、もし調子が悪くても、しっかり自分の力で気持ちを上げて何とかできると思います。

株式会社NOLTYプランナーズ