三重県立いなべ総合学園高等学校のサッカー部は、部員総勢25名の部活動です。 ①90分トレーニング ②1週間の超回復トレーニング計画 ③シーズンオフ の3つのトレーニング理論を取り入れ、メリハリのある練習を実践しています。「三重県優勝」をチーム目標に掲げ、90分という時間で集中してトレーニングに取り組んでいます。
NOLTYスコラ 部活プログラムの導入事例
NOLTYスコラ 部活プログラム
導入校の事例をご紹介します。

目標を設定してチームの一体感を高める
生徒の声
チームの目標は「三重県優勝」

目標はみんなで話し合って決めました。今まではチーム全体で目標を決めることはなかったんですが、今年ミーティングをするようになって初めてメンバー全員で目標を共有し、フォーゼに書いて可視化しました。また、「声を出す」という目標も全体で共有しています。最初はあまり声が出ていませんでしたが、最近は意識して少しずつ声を出せるようになってきました。
1週間ごとに目標を立て直せるのが使いやすい
チームの目標はみんなで話し合って書きました。WEEKLY Labの書き方はチームとしてルールを決めたりはしていませんが、「よかったこと、悪かったこと、次に向けて」を書いている人が多いと思います。書くのは練習が終わった後です。夜に自宅で書いています。自分で立てた目標を意識しながら、その日の練習を振り返って思ったことや改善すべきところを書きます。自宅以外では、定例ミーティングで書いたりもしていました。 フォーゼは目標をいくつか設定したり、1週間ごとに振り返りをして新たに目標を立て直すことができるので使いやすいと思います。1日ごとに書く欄が3つに分かれているので、項目を分けて書けるのも書きやすいです。

目標を意識することでチームの一体感が増した
フォーゼを使い始めてから、練習でうまくいかないことがあったとき、振り返りをすることで何がだめだったのかをきちんと意識できるようになりました。フォーゼに書くことで自分が改善すべきことが見えるようになったので、それを意識して練習に取り組み、改善できるようになってきていると思います。また、フォーゼを使って目標をみんなで決めたことをきっかけに、練習のときも試合のときも、できるだけネガティブなことは言わずにポジティブな声がけをすることを意識するようになりました。目標を意識するメンバーが増えてきたので、試合中の一体感も増したと思います。まだ理想まではいっていませんが、少しずつ良くなってきています。


先生の声
フォーゼを導入した理由
以前から自分の考えを文字にするのは大事なことだと思っていたので、フォーゼを紹介されてちょうどいい機会だなと思いました。自分の考えを言語化にすることによって、考えをまとめたり、振り返りを行ったりすることもやりやすくなりますよね。
短時間練習と休む勇気
サッカーは90分ゲームなので、トレーニングも90分にこだわっています。また、回復の時間としてトレーニングが終わった後、24時間以内に次のトレーニ ングはしないと決めています。なので放課後の90分の練習で集中してエネルギーを使い切るということを意識しています。たった90分の短時間練習でも、ほとんど選手は足をつることがありません。他の学校の先生にも言われることがあるので、ひとつの結果かなと思います。シーズンオフについては、一生懸命頑張る時期と休んだり遊んだりする時期(オンとオフ)の 切り替えとして、夏と冬に2~3週間の連続休暇を設定しています。長期休み中もずっと部活ではなく遊んだりする時間も必要だと思うので、オンとオフの切り替えを大事にしています。
「自分がどうなりたいか」を考えられるようになってほしい
生徒には自分がどうなりたいか、ということを自分自身で考えられるようになってほしいと思います。なので普段の指導から、自分がどうなりたいか、チームがどうなりたいかということを意識させるようにしています。どうなりたいかが明確になれば、やるべきことが明確になって一人ひとりが行動できるようになるはずですし、チームも同じ方向に向かっていけると思います。 フォーゼの使い方も特に指導はしておらず、生徒に任せています。最初は新しいものに興味を持って続けられても、時間が経つとどうしても続けられなくなります。それはノートもそうですし、トレーニングも同じです。自分でやろうと決めてもなかなか続かないですよね。続けるためにはどうしたらいいかと考えたときに、自分がどうなりたいかを考えるところに繋がっていくのだと思います。それが明確であったら、こちらが口を出さなくても生徒自身で続けられるはずです。