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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.04.19

部活における顧問の役割とは?主な課題と業務負担を軽くする方法

部活の顧問は部の管理者と指導者を兼ねた役割です。部活はクラスや学年の壁を超えてあらゆる生徒が交流するため、円滑な運営のためにも必須の役割と言えますが、業務負担の大きさなどで悩まれている先生方も多いのではないでしょうか。この記事では顧問の役割と、業務負担を軽くする方法について考えていきます。

目次

部活顧問の主な役割

管理・運営

部活動を円滑に進めるための役割です。活動計画の作成、予算管理、安全管理、設備・備品の管理、練習場所の確保などです。

連絡・調整

練習や試合参加のために、学内だけでなく保護者や学外の関係者への連絡と調整が必要になります。大会主催者との連絡、顧問会議への出席、校外試合への引率も顧問の役割です。

生徒の支援

生徒の健康面を肉体面・精神面からもサポートする必要があります。気持ちが落ち込んでいる生徒のカウンセリングや、部内の連絡体制の確立、怪我への対応などです。

実技の指導

競技の基本ルールや専門的な技術の指導も顧問が行うケースが多くあります。練習や合宿の指導、練習メニューの作成、講習会への参加による技術習得なども顧問の業務の一つです。

部活の顧問が感じる主な課題

部活の顧問は、部活動を通じて授業とは異なる生徒理解を深めることができたり、生徒と一体となって取り組めるなどの魅力がある一方、負担やストレスの大きさなど様々な課題を感じる先生方も多いのでしょうか。課題の一部をご紹介します。

業務負担が大きい

管理する項目が多岐にわたるため、顧問が負担する業務量が多いことが大きな課題です。部活業務に時間を割いた結果、本来の仕事である授業準備や担当クラスの生徒と向き合う時間を確保しづらくなることもあります。

指導方法がわからない

未経験の部活の顧問を任される場合も多くあり、指導方法がわからず負担に感じる先生も多いです。実技経験のある教師が身近におらず相談ができないケースもあります。

時間外勤務が多い

部活動は放課後に加え、朝練習や土日の対外試合など、時間外勤務となることも多くあります。顧問の長時間勤務が常態化しているケースも多いです。

部活の顧問の業務負担を軽くする方法

部活の顧問を務める上で、指導の大変さや働き方などの負担を重く感じている先生も少なくありません。ここでは業務の負担を軽減するための対処法について紹介していきます。

外部の協力を得る

・地域
スポーツ庁では、公立中学校の部活動を将来的に地域移行していく方針を打ち出しています。地域のスポーツクラブとの連携など、運動部の活動は一部で段階的に地域移行されており、将来的に顧問の負担を減らしていくことを目指しています。地域との相互協力関係を結ぶことで、生徒にとっても幅広い年代の人と関わる機会となります。

・部活動指導員や外部指導員
部活動指導員や外部指導員と連携することによって、生徒への専門的な指導を頼むことができます。部活の顧問として指導や部の管理、校外活動の引率などを行える部活動指導員、顧問と協力して技術的な指導を行う外部コーチと連携することで、競技経験の少ない顧問にとっては、指導に関する負担の軽減につながります。役割を分担することで、顧問は部の管理や運営に重点をおいて取り組むことができるほか、生徒の技術面の向上も期待できるといったメリットがあります。

・保護者
保護者の協力を得やすい環境づくりをするのもポイントです。連絡網やメッセージアプリ等を活用して部活での情報を共有しやすい仕組みをつくることもおすすめです。

活動計画を作成して共有する

活動計画を共有することで、副顧問や部活指導員との意思疎通も円滑に進めやすくなります。可視化することで、過度な活動や一部への負担集中を防ぎやすくなります。

一部の業務は生徒に任せる

顧問の先生がすべて指導を行う必要はありません。活動メニューの作成やミーティングの進行などは生徒にも任せることができます。顧問は指示ではなく支援することを心がけ、生徒が主体的に取り組める環境づくりに努めるようにしましょう。部活動が「生徒が自立して取り組む力」の育成にもつながり、単なる思い出作りにとどまらないさらに有意義な教育の場になります。

(まとめ)部活における顧問の役割とは?主な課題と業務負担を軽くする方法

部活動において顧問の役割は、管理や調整、技術指導など多岐にわたり、休日の対応も多いことから長時間労働が指摘されています。そういった状況の中で公立中学校では部活動の地域移行も進みつつあり、部活動指導員や地域のクラブチームと連携した活動もあります。 外部への依頼は難しい場合でも、生徒が自ら考えて動くチームを作ることで顧問の負担が軽減できます。NOLTYスコラ フォーゼは生徒主体の部活動づくりを目的とした中学生・高校生のためのツールです。部活全体の目標達成から逆算し、「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができるため、指導者の指示ありきの練習ではなく、部員が主体となって練習に取り組むことができます。NOLTYスコラ フォーゼには日ごとの振り返りの欄はもちろん、試合後に使える振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、部活全体の結束力向上も期待できます。

株式会社NOLTYプランナーズ