COLUMN

2024.10.30

ファン作りの重要性とメリットを解説!企業の事例も合わせて紹介

マーケティングの一環として、ファン作りの重要性を認識している方は多いでしょう。しかし、実際にどのようなアプローチでファンを増やしていけばよいか困っている方も少なくないはずです。

この記事では、ファン作りの重要性や期待できる効果・メリット、ポイントについて詳しく解説します。

また、事例についても紹介しているため、ファン作りについて検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ファン作りが重要視される理由

ファン作りは、企業の売上・利益の向上において重要です。有名な8:2の法則(パレートの法則)によれば、売上の8割はファン層の2割が占めていると考えられます。

少数のファンであっても、繰り返し商品やサービスを購入し、積極的に応援してくれると、企業の維持・成長につながります。

また、ファンは企業の認知拡大にも貢献します。口コミや紹介によって新しい顧客を惹き寄せる力も持っているため、戦略的にファン作りをする必要があるでしょう。

ファン作りで期待できる効果やメリット

ファン作りで期待できる効果やメリットは3つあります。

●リピート購入・利用をしてもらいやすくなる
●商品やサービスを口コミで広めてくれる
●価格競争に巻き込まれにくくなる

続けて、ファン作りの効果やメリットについて説明します。どのような内容か詳しく確認しましょう。

リピート購入・利用をしてもらいやすくなる

ファンを獲得できれば、商品やサービスのリピート購入・利用率が向上します。ファンはブランドに対する信頼や愛着を持っています。

同じブランドや商品群に対して強い関心を持ち続ける傾向があり、LTVも高まります。LTVとは、ライフタイムバリューの略称で、顧客が生涯にどれだけ企業の商品やサービスを購入するか、どれだけの利益をもたらすかを示す指標です。

リピート購入が増えると、顧客1人あたりの価値が向上し、企業の安定した収益が期待できます。

商品やサービスを口コミで広めてくれる

ファンは、商品やサービスを口コミで広めてくれる貴重な存在です。特に、SNSを活用したファンの発信は、商品やサービスを自然な形で広める効果があります。

具体的には、その投稿を見た方が、新規顧客や新たなファンになってくれる可能性が上がります。ファン作りに力を入れると、結果的に広告費をかけずにプロモーションできるメリットもあるでしょう。

さらに、コアなファンの口コミは影響力が大きいのが特徴です。信頼性が高いと判断されて、多くの方が参考にするため、ブランドの成長に大きく貢献します。

価格競争に巻き込まれにくくなる

ファン作りで成功している企業は、価格競争に巻き込まれにくい傾向があります。

ファンは、商品やサービスのスペックやコストパフォーマンスよりも「好き」という感情で選びます。価格がやや高くても購入・利用を続けてくれる場合も多く、企業は無理な価格引き下げに走る必要がなくなります。

そのため、競争で厳しいコスト削減という行動を避けながらクオリティと利益を確保できます。ファンの存在は、長期的に安定した売上と高い利益率を維持するために重要です。

ファン作りで大切な3つのポイント

ファン作りで大切なポイントは以下の3つです。

●顧客満足度を向上させる
●ユーザーに合わせてアプローチする
●ファン向けの特典やイベントを実施する

次に、それぞれのポイントを詳しく解説します。

顧客満足度を向上させる

ファン作りの取り組みでは、まず顧客のニーズを正確に把握するところから始めましょう。ファンは、ただ商品やサービスを購入するだけでなく、ブランドに対して愛着を持っています。

そのため、アンケートや販売データ、SNSの反応などから得られるフィードバックを活用し、ファンが求めている商品・サービスの特徴を理解するのが重要です。

データを分析し、商品やサービスを適切に改善できれば、ファンとの信頼関係を深め、長期的な支持を得られます。

ユーザーに合わせてアプローチする

ファンを増やすためには、ユーザーに合わせたアプローチが欠かせません。まずは、会員登録などでデータを収集し、購入履歴や頻度などに基づいてユーザーを分類しましょう。

分類すると、ファン一人ひとりのニーズに合ったサービスや接客が可能になり、顧客が「自分に合っている」と感じる体験を提供できます。さらに、パーソナライズされた対応を通じて、企業と顧客の間に信頼関係が築かれ、ファン層の拡大につながります。

地道で大変ではありますが、データを分析してファンとの接点を常に改善する丁寧なアプローチが重要です。顧客のリピート利用を促進し、長期的なファン関係の構築につながるでしょう。

ファン向けの特典やイベントを実施する

ファンをさらに惹きつけ、長期的な関係を築くためには、ファン向けの特典やイベントの提供が効果的です。ファンが「このブランドのファンでよかった」と感じられる特別な場所や体験を提供するのが大切です。

例えば、限定イベントの開催やSNSでのキャンペーンを通じて、ファンとのつながりを強化できます。また、ファンと一緒に商品やサービスを開発する機会を設けられれば、より深い共感と愛着を生み出せるでしょう。こうした取り組みは、ファン層の拡大やリピーターの獲得につながります。

企業のファン作り成功事例

日本のバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」は、ファンの力でビジネスとチームの成長を実現した、ファン作りの成功事例です。

川崎ブレイブサンダースは、YouTubeやTikTokなどの動画配信サービス、Instagramなどをうまく使い分けてファン層の拡大を行い、YouTube登録者数を2年で25倍に増加させました。

試合だけでなく普段から選手とつながれるよう、オンラインサロンの運営も開始しました。「チームを応援したい」という気持ちの共有の場として、また、ファン・選手・スタッフが優勝までの道のりを一緒に歩む場として、多くのファンに利用されています。

SNSの活用によりファン層が広がり、チケットやグッズの売り上げが倍増しました。さらには、ファンの支えによって、2021年に天皇杯優勝、翌年には連覇を達成しました。

商品・サービスにフォーカスしがちですが、プロスポーツチームの運営でも、ファン作りの効果はとても大きいとわかります。

ファン作りに取り組んでみよう

ファン作りに取り組むメリットは大きいといえます。広告費をかけずに、口コミで広めてくれたり、リピートしてくれたり、企業の業績を安定して伸ばすのに必要な施策です。

真剣にファン作りに取り組む際は、「ファンを大切にする」という観点を持ちましょう。顧客層を分析・分類して、個人に合わせた対応や、ファン向けのキャンペーン・イベント・合同開発などの手法があります。また、商品・サービス自体の顧客満足度を向上させるのも1つの方法です。

ファン作りのきっかけとして、オリジナルの手帳を配布するのも効果的です。日頃から使うアイテムをプレゼントすることによって、企業の認知度や好感度の向上が期待できるでしょう。

NOLTYの手帳はノベルティとして利用できるほか、オーダーメイドの相談も承っております。ファン作りのためのグッズとして、手帳やノートを作成したい場合は、ぜひお問合せ下さい。

株式会社NOLTYプランナーズ