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NOLTYスコラ プログラムの導入事例

NOLTYスコラ プログラム

導入校の事例をご紹介します。

学校全体で取り組む~3年間のグランドデザイン~
取材日 : 2019.08.01
  • 中学校
江東区立有明西学園 様

学校全体で取り組む~3年間のグランドデザイン~

導入の目的
・主体的に取り組む力の育成
・計画力の育成
・先を見通す力の育成
都道府県 東京都
学校概要 小中一貫の義務教育学校
校訓 『力いっぱい』~Do my best!~

校長の声

「学び深める人」を支えていく大切な役割を担うもの

私たちの学校は1年生~9年生までが一緒に学んでいる義務教育学校です。生徒は元気で優しい子が多いですね。校訓の「力いっぱい」のように、元気なところを"挑戦する力”に繋げていって欲しいと思っています。校訓の下に3つの教育目標「優しい人、学び深める人、挑戦する人」があります。その中でも特に「学び深める人」では、学んだことに対して自ら考えて、それを積極的に表現していく力を身につけていって欲しいと考えております。NOLTYスコラ プログラムを導入した経緯もそういった力の育成のためです。また、計画を立てることや見通しを持つことができないと主体的に学ぶことは難しい。だからこそ、そういった力を身につけるためにスコラ手帳を活用して欲しいと思っています。使い始めてもちろん生徒の変化もありますが、教員側の意識が変わったことが1つ大きく挙げられます。具体的には、「前期課程でどういった力をつける必要があるのだろうか」「1年生~6年生までの取り組みをもとに、7年生~9年生でできることはなんだろうか」など、9年間での成長イメージや意識が教員の中で広まってきたということです。これもNOLTYスコラ プログラムを導入した成果であると思っています。

先生の声①

“指針”は示すが“指導”は学年に委ねる

生徒にこうなって欲しいという成長のイメージは、学校のマップとして持っています。大きく言うと、7年生の時に書く力を身につけ、9年生の時には生徒が自主的にスコラ手帳を携帯し工夫して活用できるような指導を考えています。具体的な指導としては、7年生の時は朝必ず生徒が回収して先生がチェックする。さらに帰りの学活で1~2分スコラ手帳に記入する時間を設けています。8年生は朝と昼だけ回収して、なるべく生徒の手元にスコラ手帳がある状態に。9年生は朝会や授業中など全ての時間でなるべく生徒が持っている状態にしています。また、学年での足並みをそろえるという意味で、手帳のチェックは担任だけに任せず、副担任などなるべく多くの先生が関わるようにしています。その他の具体的なことは、生徒の実態を一番よく理解している学年の先生方に決めてもらっています。最終的な展望としては、私たちの指導が支援になり生徒が考えて自由にスコラ手帳を使っていくようになればと考えています。

先生の声②

生徒が自分で考えて使えるように

私は、自分で考えて行動することを生徒たちに大切にして欲しいと思っています。そういった目的でスコラ手帳も活用して欲しいですね。こちらからの取り組みとしては、スコラ検定やスコラ甲子園(校内手帳甲子園)などを実施しています。また、生徒への配布物はPDCAを意識して作成しています。スコラ手帳を全員が同じレベルで使えるわけではないので、書けない生徒には「開いた日に○をしてみて」「翌日の持ち物だけでも確認してみて」など、段階を分けた声かけをしています。あわせて、ただ使うことが目的にならないように「スコラ手帳を使ってどうなりたいかを意識する」ということを常日頃伝えるように心がけています。また、今年度の始めには新7年生に対して、新9年生でよくスコラ手帳を活用している生徒を選抜し、2クラスごとに4名位の生徒を配置して自分の使い方の紹介やアドバイスをする時間を設けました。今はまだ人のものを見てマネをするという段階ですが、ゆくゆくは「自分の生活にはこのような使い方が合っているな」など、考えながら使えるようになっていくと、一人ひとりの手帳になっていくと思っています。

生徒の声 ①

「やってみようかな」の積み重ね

以前も手帳を使っていましたが続けられず、スコラ手帳も最初は乗り気じゃありませんでした。ただ、毎日提出すると先生からコメントが返ってくるので、「ああ、やってみようかな」という感じで続けていたら自然と習慣化していました。スコラ手帳の活用で工夫していることは、睡眠時間を青、勉強時間を紫のマーカーで塗り分けていることです。後からスコラ手帳を見返した時に「あ、こんなに勉強したんだ」「ここ、寝てたな」などの記録がパッと見てすぐに分かります。スコラ手帳をめんどくさいなと思っている人は、最初から全部やろうとすると続かなくなった時に「もうダメだ」とやる気がなくなってしまうので、まずは少し書いてみるところから始めるといいと思います!

生徒の声 ②

計画的に行動する力が身につきました!

校内手帳甲子園がきっかけで自分なりの手帳活用を考え始めました。毎日目標を立てて振り返りをしたり、前の週の生活と見比べたりしながら工夫して活用しています。スコラ手帳を使い始める前は、朝にダラダラしてしまったり、メディアを見る時間が無駄に多くなってしまったりしていました。しかし、スコラ手帳を使い始めてから物事を計画的に進められるようになり、自分でも成長したなと感じます。また、下級生にスコラ手帳の使い方を紹介する授業は、他の人から自分の使い方が認められたと実感することができ、嬉しい気持ちになりました。今年は高校受験も控えているので、スコラ手帳を活用し、毎日の計画立てと振り返りをコツコツ積み重ねていきたいと思います。

生徒の声 ③

先輩への憧れから

最初にスコラ手帳を学校からもらった時は「書くことが多くて大変そうだな」と思いました。ただ、授業でスコラ手帳の使い方を先輩から教えてもらったことがきっかけで自分も少しづつでいいから書いてみようかなという気持ちになりました。先輩の手帳はたくさんの記入があり、上手に活用できているその様子に憧れを抱きました。今はやったことや結果を主に書いて、必ず振り返ることを目標にしています。色はシンプルな黒・青・赤を中心に使うことで、振り返った時に見返しやすいように工夫しています。また、楽しかったことや思い出をスコラ手帳に記録しておくことで、振り返りを楽しくできるようにしています。今後は、高校受験に向けて勉強の予定や計画も書けるように徐々に使い方を工夫していきたいです。

生徒の声 ④

「時間の大切さ」を実感

私はスコラ手帳を初めてもらった時から、おもしろそうだなと感じました。また、せっかく学校からもらったのでどうせなら工夫して活用したいなと思いました。初めての定期テストで、できるだけ無駄な時間を減らしたいなと思い、スコラ手帳に1日の計画や勉強時間を記録するようにしました。無駄な時間は赤ペンや目立つ蛍光ペンで線を引いて、下に今日の無駄な時間を記入。無駄な時間が1日15分以下だった時は、手帳の上にシールを貼っています。たまにスコラ手帳を使い始めた4月のスケジュールを見返すと、無意識の内にスマホをいじっていて無駄にしていた時間の多さに罪悪感を感じることがあります(笑)ですが、それがきっかけで時間の大切さをより感じるようになりました。

株式会社NOLTYプランナーズ