先生の声
簡単・手軽さから「スコログ」を導入
以前は学校独自で作成していたExcelの「学習報告シート」で学習時間を記録していました。生徒は自分で家庭学習の時間を計測し、翌朝に前日の学習時間をシートに打ち込むのですが、ファイルを開いて入力するという一連の作業が思いのほか負担となっていました。また全校共有だったため、ファイルがフリーズしたり、蓄積したデータが消えてしまったりといったトラブルも起こり、安定した運用を維持するのが難しい状況でした。さらにシステムを管理していたICT担当の教員が異動や退職でいなくなると仕組み自体が立ち行かなくなるため、継続性への不安も抱えていました。
そんな折、現校長からスコラ手帳の会社が「スコログ」というアプリを開発したと聞きました。スマートフォンやタブレットでワンタップの簡単操作だけで学習開始・終了を記録でき、即座にグラフ化して可視化できるというものです。「これなら簡単にできる」と思い、春から試用したうえで全校導入を決定しました。
記録の負担軽減と学習意欲向上を実現
導入後、生徒の負担は軽減されました。Excelを開かなくても、アプリの簡単な操作だけで学習時間の記録が完了できるので、入力漏れやデータ消失といったトラブルもほぼ解消されています。記録した学習時間はすぐにグラフとして表示されるため、「昨日より増えた」「次はもっと伸ばしたい」と学ぶ意欲も自然と高まっているようです。また、先生がコメントを送るとアプリ上にマークがつくので、生徒はすぐに開いて確認でき、これまでExcelでは即時に気づけなかったコメントも、リアルタイムで確認できるようになり、コミュニケーションが取りやすくなりました。
学習時間の可視化でモチベーションアップ スコログを使って学習時間を可視化する取り組みは、もともと学力や学習意欲が高い子にとっては十分な学習時間を確保して成績を維持できるという自信につながっているようです。一方で勉強に苦手意識がある生徒でも、学習の楽しさを感じながら少しずつ記録時間を増やし、「ポイントを集める感覚で頑張れる」と話していました。その結果、テストの点数も着実に上がってきていると実感しています。やはり、自分の取り組みを可視化することは、子どもたちにとって大きな励みになっているようです。
生徒と先生のコミュニケーションが活発化
テストの1~2週間前になると担任だけでなく各教科の先生も、生徒の「スコログ」を確認して声かけを始めます。先生全員がアプリを閲覧できるため、「そろそろ英語のこの範囲を見直そう」「理科はこのポイントを確認してね」など、一方的な通知ではあっても、担任以外の先生から生徒へ励ましコメントが届くのが「スコログ」の面白いところです。学習に関する声かけにとどまらず、「先日の学校行事で頑張っていたね」といった学校生活全般へのフォローや、趣味の写真を生徒が送ってくるなど、学習以外のコミュニケーションにも「スコログ」が活用され、生徒と先生の距離がいっそう縮まっています。
数カ月の運用を経て、手間の削減と学習時間の可視化、双方向のコミュニケーションによって生徒のモチベーションが明らかに向上しました。「スコログ」を導入して本当によかったと感じており、今後はこの仕組みを活かして学びの質をさらに高めていきたいと考えています。
生徒と先生をつなぎ、生徒の成長を促す「スコログ」
「スコログ」は学習記録の可視化だけでなく、写真を送ることができるコミュニケーション機能もあります。本来はスコラ手帳に書いた内容を教員が確認するために写真をアップロードする機能ですが、「趣味でもなんでも好きなものを送ってね」と生徒には伝えて、積極的にコミュニケーションを図るようにしています。こうした取り組みを含め、私は「スコログ」を全国の校長先生方にぜひおすすめしたいと思います。
校長という立場では生徒に直接声をかけづらい場面でも、このアプリのコメント機能なら「よく頑張ったね」と気軽に伝えられます。実際、コメントを受け取った生徒がにっこり笑う様子を見て、本当にすごいアプリに出会えたと実感しています。
また、5~6月ごろから、担任の許可を得て、学習習慣がなかった生徒に継続学習を促すため、「スコログ」の記録を確認しつつ登校口で声をかけるようにしました。その結果、数学の基礎コースに所属する生徒たちの成績が大幅にアップし、学習時間のランキングも着実に伸びました。学習記録のグラフなどが目に見えることで、子どもたちは達成感を得やすくなり、最近では、楽しそうに学習に取り組む様子が伺えます。
さらには他の先生方が「スコログ」を通した、さまざまなアイデアを提案、実践し、成果を上げてくれました。その結果、道内の「自主自律的な学び」の実践事例に紹介されるなど本校の取り組みが高く評価されました。
今後も「スコログ」を活用しながら、生徒の学習意欲の向上やコミュニケーションの活発化を図っていきたいと思います。


