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NOLTYスコラ プログラムの導入事例

NOLTYスコラ プログラム

導入校の事例をご紹介します。

手帳で社会人として自立できる力を育成
取材日 : 2019.08.22
  • 高等学校
東京都立八王子拓真高等学校 様

手帳で社会人として自立できる力を育成

プロフィール
八王子拓真高等学校は人間尊重の精神に基づいた豊かな心をもち、進んで社会の発展に貢献できる人間の育成の為、「学ぶ」「出会う」「伸びる」を教育目標とし、都民に信頼される教育を推進している。
都道府県 東京都

スコラ手帳を使っていただいている生徒さんにお話を伺いました

NOLTYスコラライト手帳を渡されたときの第一印象はいかがでしたか?

(Yさん)
まず面倒くさいって(笑)。でも反面、面白そうだと思いました。しっかりした手帳を持ったのが初めてで、どうせやるならちゃんと書いていこうと思いました。

(Sさん)
私も手帳とか持ったことがなかったので、毎日続けられるかっていうのが一番不安だったんですけれども、高校生になるので、少しでも自立できるのかなという期待はありました。

(Iさん)
これならいっぱい絵がかけるって思いました。細かいイラストを描くのが好きなので、面白そうだなって思って。ノートとかにイラストを描いていたのを、常に手帳に書くようになって、スコラ手帳に発散するみたいな(笑)。

具体的にどんなことを書き込んでいますか?

(Sさん)
勉強時間と日記ですね。勉強時間は青ペンで書くようにしています。単位制なので授業の時間が空いたりすることがあって、合間の時間に勉強することができるんです。あとは日記のように書いて思い出というか、一日一日記録を残しています。起きた時間とか、寝る時間など、生活習慣のこともちゃんと記録するようになったので、そのおかげで遅刻が減ったかなと。睡眠時間をどれだけとったのかをちゃんと覚えていられるようになったので、あまり寝不足とかは少なくなりました。

(Yさん)
日記の部分は必ず書くようにしていて、学校の予定も書くようにしています。あったりなかったりはしているんですけれども。変わったところは、睡眠時間ですかね(笑)。

(Iさん)
将来の夢は保育士なので、ピアノの練習時間を書いています。あとはイラスト!でもほとんどは遊びの予定ですが、授業やバイトの予定、あと日記も書いていて、後で見返したときに埋まっている感があるようにしています。

手帳を使って良い事はありましたか?

(Sさん)
勉強時間が増えたっていうのもあるんですけれども、勉強した内容も書くようになったので、勉強する時間や科目に偏りがなくなりました。書いておくと、ぱっと見で少ないなとかわかるので、バランスが良くできるようになったかなと思っています。また日記を書いたりするようになったので、自分が思っていることを文章に起こしたり、表現したりすることが前よりうまくなったし、人に伝えることが多くなったと思います。表現することが得意になった感じがします。

(Yさん)
メリハリがつくようになったと思います。ただボーとする時間がなくなって、だいぶテキパキと行動できるようになりました。

(Sさん)
学校に来るのが楽しくなりましたよ。学校で落ち込むことがあっても、自分の書いた楽しい思い出とかを見ていたら、また行ってみんなで話したりしたいなと思えるので。

(Yさん)
私は学校は好きなほうだったのですが、余計に好きになりました(笑)中学生の頃は、作文を書くのがすごく下手でしたが、スコラ手帳を毎日少しでも書くようにしたことで、自分一人で、誰にも頼らずに文章を書くことができるようになったのは、だいぶ進歩したなと思いました。

(Iさん)
絵のクオリティが上がりました。1~2年の頃は、もう少し色がなかったんですが、色を付け加えて楽しい感じできるようになりました。また時間の管理もできるようになったと思います。

3年間書き続けられた理由やポイントはありますか?

(Yさん)
キャリアという授業で手帳を提出するという課題がありました。あと先生がよく見てくれて、ほめてくれたりして、それがやる気につながることもあるし、ペンとかシールとかで飾って「来週はどんなふうにしようか」なんてやっていたら、3年間経ってしまいました(笑)

(Sさん)
3年生になってからYさんと仲良くなったので、この子の手帳を見て、自分も書いてみようってなりました。一緒にやってきたというのが大きいです。

(Iさん)
最初はちょっとしたイラストを描くところから始めて、どんどんカラフルにしていきました。飽きることもなく楽しんで書けましたし、ごはんたべるじゃないですけれども、日常の一部分として手帳に書いています。

先生のコメントは手帳を書くモチベーションになりましたか?

(Yさん)
そうですね。あまり見てくれないとやる気が失せるんですけれども、しっかり見てしっかり書いてくれるので、期待に応えたくなるというか。

(Sさん)
私のことをしっかり見てくれているんだなと思います。

(Iさん)
コメントがあると、やっぱり嬉しいです。

スマホと手帳でどのような違いを感じますか

(Sさん)
スマホは、画像は残せるけれども文章は残せないじゃないですか。そう考えるとやっぱり、ちゃんと文字に起こしてより思い出になるかなとおもいます。

(Yさん)
スマホって、データだから、消えちゃったら戻らないかなと。こういうのだったら、高校の教科書と一緒にどこかにしまっておけばいつか見られるかなと思いながら、書いたり写真貼ったりしていますよ。

(Iさん)
スマホだと見づらくないですか。手帳だと、予定など開けばパッと見ればわかるじゃないですか。だから、デジタルより、こういうほうがいいなと。

手帳甲子園に応募したきっかけ

(Yさん)
理由は、3年間頑張って書いてきたので「どうせなら」と担任の先生から言われたので応募しました。

(Sさん)
まず、Yさんが応募したっていうのもあるんですけれども、1~2年生のときはシンプルに書いていたのが、3年生になって凝って書くようになったので、せっかくの記念だから、出すだけ出してみようかなと。

(Iさん)
きっかけですか。細かく書くようになったのは、勉強のことからです。ちゃんと自分の勉強時間とか書くようになって。あとは日記と言うか…。3年生になって、受験もあるんだけれども学校内で遊ぶ機会もいろいろと増えるようになったので、自然と書く量が増えました。

手帳はどんな存在ですか?

(Yさん)
Sさんとこの間話していたんですけれども、宝物かなと。

(Iさん)
そうですね。思い出が残るみたいな。最高の暇つぶしとか(笑)。

スコラ手帳をご採用いただいている谷口先生にお話を伺いました

スコラ手帳導入の理由と、身につけて欲しい力は?

3年生になると進路のスケジュールを自ら管理をしていかなければならなくなります。本校の場合、学年の3分の1近い人数の生徒が就職を目指しているので、高校を卒業してすぐに社会人として責任をもって動けるようにならないといけません。また就職活動中、会社見学や試験日等、内定をもらうまでに向けての年間の見通しがもてる力をつけていかないといけないということがあります。1年生のうちからそうやって先の見通しをつける力と、その日その日に何をやるか、やらなければいけないかを確認する習慣を身につける。何時に待ち合わせをしているから、何時までに行かなくてはいけない、という時間のルールやマナー、自己管理能力、そういった社会性を身につけるために手帳を導入していることが大きいですね。

そのために現在行われている指導や運用方法はどのようなものですか?

ノルティーの手帳はキャリアガイダンス(1~3年生まで通年で授業として設置されています)という授業で1年生は全員必ず購入させ授業で使用しています。2年生、3年生からは任意で購入となっていますが、使いやすさからリピートして購入を続ける生徒が多いですね。学年によっては手帳を担任がチェックしてそこで生徒の様子を把握したり、時間を取るのが難しい時のコミュニケーション手段としても活用されています。これは彼女たちの学年くらいから始まったみたいですけれども、良い取り組みだなと思いました。

先生が実感している効果はありますか?

本校は三部制、単位制高校ということで、自ら選んだ授業で時間割りができていくので、大学に近い形です。1年生の時から自分で選んだ授業で時間割りが組まれていきます。ですので、クラスの仲間とすべて同じ授業で動くわけではないんですね。そういう中で自分を管理するという意味でも、手帳を使ってもらうというのは良かったのかなと。また彼女たちの話を聞いていても、空き時間をうまく使うといったことを、視覚的に自分で把握できるということで、この学年は活用できていたのかなと思います。

株式会社NOLTYプランナーズ