能率手帳スコラの導入
能率手帳スコラの導入の経緯をお聞かせください。
中堅校である我が校は、将来に対する目標や目的意識が明確でない生徒もおり、潜在的に一定の学力を有していても、現状に満足してしまう傾向が見られていました。授業への積極性や学習意欲の向上を図るため、生徒一人一人が自分の将来像を明確化し、キャリア意識を向上させることが必要と考え能率手帳スコラを導入いたしました。
キャリア教育についての学習指導についてお聞かせください。
本校は、卒業後に大学進学を希望する生徒が大多数です。大学へ進学し、社会へ出て5年後、27歳か28歳のときに、それぞれが所属する企業や組織の中で、若手のグループリーダーが必要となる機会があると思います。本校では、その際にグループリーダーになれるような人材を育てることを目標としています。
能率手帳スコラがどのような役割を担っているのでしょうか?
リーダーに求められる資質は豊かな人間性、高い道徳心、目標設定能力、課題解決能力、コミュニケーション能力等、多々ありますが、その基盤となるのが自己管理能力です。 つまり、自己を管理して、時に己を振り返り、そして前方を見たときに問題を見つけ出す、ということです。 それには、ビジネス手帳に書き込み、振り返るということが大切だと思うので、 高校時代からその習慣を身につけていくことができるツールが必要と考え、能率手帳スコラを選びました。
取り組みであるグランドデザインについてお聞かせください。
先ほど、本校の目標を「社会に出て5年後、グループリーダーを育てる」と述べましたが、 それを我々は「プロジェクト5」とよんでおり、「ファイブ」=「5」にこだわり、各学年で5つの目標を設定しています。1年生の目標の中には「計画実行力の育成」、2年生の目標の中には「自己管理能力の向上」がそれぞれ含まれています。 生活を記録をして振り返り、短期的・長期的目標を立てるという点で能率手帳スコラの目指すことと合致すると思い、能率手帳スコラを活用し、目標の実現に邁進しています。