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NOLTYスコラ プログラムの導入事例

NOLTYスコラ プログラム

導入校の事例をご紹介します。

人生の中で活きる力の育成
取材日 : 2019.08.02
  • 高等学校
東京都立練馬高等学校 様

人生の中で活きる力の育成

導入の目的
・規則正しい生活習慣の確立
・振り返りを通した自己の課題を発見し、改善する力の育成
・自己肯定感・自己有効感の育成
都道府県 東京都
進路実績 平成29年度 四年制大学101名、短期大学9名、専門学校74名、看護専門学校10名、就職27名、公務員6名

教務主任の声

「記憶」ではなく「記録」になる手帳

NOLTYスコラ プログラムを最初に知ったのは8年前に頂いたFAXのDMがきっかけでした。そこには書くことの大切さについて記載されており、私が担当する学年での導入を検討しましたが周囲の先生方を巻き込むことができず導入までは至りませんでした。しかし、その3年後に学校で新しく「大学特別チャレンジクラス」を新設することになり、担任として1クラス(40名)で導入することができました。
特に生徒達には、集会の時は必ず手帳を持っていくようにと伝えていました。というのも、大切なことを記憶ではなく記録で残してほしいと思っていたからです。授業や進路、部活動等で、自分にとって大事な情報を手帳にメモする習慣を伝えていたので、教務主任になった今でも学年集会や学校説明会で中学生に向けて「大事なことは、手帳にメモしようね」と伝えています。校内では少なからず、手帳やその他代替のメモ帳等を持ってメモをとる生徒が、集会の中でもいる点では効果が出ているのではないかと思います。
担任をしていた当時は、1年~2年の途中までは2週間毎に全員提出を目標としコメントをしていました。だんだん提出率が下がる中でも、コメントを期待している生徒もいたので、2年途中からは提出したい生徒のみコメントをしていました。また、保護者会で必要なくなった教科書やプリントは捨てるが、手帳は大切に保管してあるとお伺いしました。加えて、何かあったときにお子さんが手帳を見返していると教えてくださいました。心に留めて、後から読み返した時に元気がでるようなコメントを書くように心かけていたので、そのように思ってくれている生徒がいることは財産だと思っていた記憶があります。
1、2年と私のクラスのみでの導入していたスコラ手帳も3年生に上がる際に、学年でスコラ手帳に興味のある先生方から、学年で手帳を持たせて集会やOC等の行事でメモをとらせることが、知識となってそこから志望理由書や小論文の言葉の引き出しに代わっていくのはないかという意見が上がり、学年導入になり、今では1、2年生で学年導入頂いています。
継続的に導入するために、継承してくれる人材の育成は重要です。それよりも、どこかの分掌でスコラ手帳を指導できるような体制を築いていくことが大切だと感じています。校務には俗人化してしまっていることが多くあるので、「人」ではなく「組織」として位置づけをしていくことが継続していくためのポイントだと思います。

私自身、手帳とスマートフォン(以下、スマホ)と両方でスケジュール管理をしています。社会人になった際にスマホだけでは追いきれないことがたくさん出てきます。スマホの情報も記録ではなくて記憶だと思っているので、きちんと手帳に記録を残すことは大切だと思います。そのような中で、社会人になってから管理できることはもちろんですが、高校からでも学べるチャンスがあるのであれば、今から上手に活用していってほしいと思い導入しています。それがきっかけで、卒業してから1人でも2人でも手帳を持ってくれたら嬉しいと思っています。ですから当時担任をしていた生徒が、このように卒業後も手帳を活用しているのは本当に嬉しいです。
私のクラスでは毎週水曜に手帳を提出させていますが、3~4時間ほどは手帳チェックに使っています。生徒たちは本気で書いてくるので、こちらも本気で見なくてはと思いますね。手帳を見ていると生徒たちの成長が感じられるので、チェックのしがいがあります。

担任の声

「生きる力」を養っていってほしい

朝の連絡事項等、大切なことを伝えるときには必ず手帳に記入するよう指導をしています。手帳に記録し、自分で次に何をするべきかを考えるようにしようと伝えています。
NOLTYスコラ プログラムで生徒に身につけてほしい資質は、情報管理能力です。情報が多い社会の中で、自分達で必要な情報をきちんと分かるようにできる力が求められるので、そういった「生きる力」を養っていってほしいと思います。
全体としては、体育館・武道場に集まり進路の話をする際は、各担任からもスコラ手帳と筆記用具を持参するように促しますし、休み時間の放送でもそのように促しています。また、それでも持参できない生徒には「家にあるなら持って来よう」と帰りのHR等で再度声をかけるようにしています。
全体的にスコラ手帳にメモをしっかりしている生徒に関しては、忘れ物や提出物の遅れが少ないですし、しっかり活用できている生徒は学習面でもしっかり成果を上げている印象をもっています。

卒業生の声

「スマートフォン」「財布」「手帳」の3つは外出の持ち物の基本

高校では大学チャレンジクラスにおり、3年間スコラ手帳を使っていました。1年生の時は面倒くさく、先生に言われたことを書いていました。しかし、嫌々ながら使っているうちに忘れ物や提出物遅れ減ったという効果が出たことで、2年生からは前向きに手帳を活用し始めました。
僕自身、現在の大学には推薦で受験したため書類提出が多く、その締切日の管理やオープンキャンパス、模試の日程管理等にスコラ手帳を活用していました。手帳に書いておくと目につくので、自分を追い込むためにもなるべく書いておくようにしていました。
大学でもNOLTYの手帳を使っています。管理しているのはサークルの予定、課外講座、遊びの予定、バイトのシフト等ですね。サークルを3つかけもちし、公務員の課外講座も取っているため多忙な日々を送っています。現在では「手帳=生活の指針」となっているため「スマートフォン」「財布」「手帳」の3つは外出の持ち物の基本で、スマートフォンや財布を家に忘れたときのように、手帳を忘れたときもとりに戻るくらい持っていないと落ちつかないものになっています。
手帳をうまく活用できていない方は、とりあえず事細かに全部は書かかず必要なものだけ書いてみるといいと思います。嫌々からでも続けていると自主的に使えるようになるので、慣れてきてから自分のスタイルにアレンジしていくのがいいと思います。

株式会社NOLTYプランナーズ