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開発ストーリー

NOLTYスコラ プログラム

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スコラは教材。副教材があっていい

NOLTYスコラは、教員からのコメント欄があるように、生徒と教員とのコミュニケーションツールでもある。実際、「面と向かっては言いにくいことも手帳になら書いてもらえる」「生徒の本音や意外な一面が見え、指導に役立つ」と評価する声は多い。

しかし一方で、ただでさえ忙しい教育現場で、手帳の活用指導までは手が回らないという指摘もあった。取り組んではみたいが、やりきれるだろうか……そんな現場の不安を解消しようと考えたのが、手帳活用のプログラム化だった。

NOLTYスコラは手帳であると同時に、生徒を成長させるための教育教材でもある。教科書に副教材があるように、NOLTYスコラにも指導を手助けする副教材があっていい———。そこで考えたのが「生徒用DVD」「教員向け指導書」「活用啓蒙ポスター」「成長実感調査」を付属させるというアイデアだった。

いずれもオリジナル教材で、たとえば活用マニュアルである教員向け指導書には、指導のポイントや学校行事に絡めた活用事例などを掲載し、最新情報を盛り込みながら毎年改訂もされる。生徒に向けては映像やポスターで手帳の使い方をわかりやすく教える。

また、一定期間を経て実施される成長実感調査では、生活面の改善や学習時間の増加などの客観的な効果を測り、その後の指導にも役立てられるようにした。結果を受け、改善のために他校の活用事例を提案するなど、単なる〝モノ売り〟ではないサポート体制もとっている。

NOLTYスコラの活用支援で、もうひとつ忘れてならないのが「手帳甲子園」の存在だ。これは年に一度、優秀な活用事例を表彰するもので、学校を対象にした取り組み部門と個人部門の二つがある。毎年、制作者側が思いもよらない活用アイデアが披露され、十代の若者たちの自由な発想に驚かされる。当日、受賞者が壇上で自らの活用術をいきいきとプレゼンテーションする姿を見ると、もはやNOLTYスコラが学校生活にとってなくてはならない存在であることがわかる。

個人部門では表紙デザインのアイデアも競う。じつはNOLTYスコラの素っ気ない白表紙は、当初から自由に装飾してもらうことを意図していた。好きな絵を描いたりシールを貼ったりして愛着がわけば活用度も上がる。その狙いどおり、応募作品はどれも個性的で、センスがいい。

手帳甲子園は、参加校の地元紙が取り上げるなど注目度も年々高まっている。参加数も年々増え続け、当日の会場は熱気にあふれる。生徒たちにとって手帳甲子園が憧れの場になることで、活用への意欲は今後さらに高まるだろう。

株式会社NOLTYプランナーズ