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開発ストーリー

NOLTYスコラ プログラム

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何もしない娘が変わった!

「どうしてもっと早く作ってくれなかったんですか」 年に一度、中学・高校生向け手帳「NOLTYスコラ」の活用術を競う「手帳甲子園」の会場。優秀者の授賞式のあと、三女が賞をもらったという母親がスタッフのもとに歩み寄った。 「うちの娘はほんとうに何もしない子だったんですよ。でも、この手帳を使い始めてから親も驚くほど変わりました。勉強もお手伝いもするようになって」そう言って、少しうらめしそうに続けた。「どうしてお姉ちゃんのときにこの手帳がなかったんですか?」

2011年、1冊の新しい手帳が誕生した。ビジネス手帳に多いB6サイズ。素っ気ない白の表紙。見た目にこれといった特徴はない。しかし、中をめくると学習の記録、今週の目標、1週間の振り返り、先生のコメント欄などが盛り込まれ、それが極めて個性的な手帳であることがわかる。

NOLTYスコラ。ビジネス手帳をアレンジしたこの中高生向け手帳は、発売以来右肩上がりを続け、2016年度版は全国935校が採用、じつに27万4633冊を売り上げた。手帳の活用で生徒たちに時間管理を身につけさせ、成長と自律を促す。その斬新な商品性は教育現場から圧倒的な支持を受け、わずか数年で定番商品にまで育った。

企画制作したのは「NOLTY(能率手帳)」で知られる日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)のBT法人営業部門(現・NOLTYプランナーズ)である。しかし、ビジネス手帳の先駆けであり、約70年に渡って手帳事業をおこなう同社にとっても、中学・高校にこれほどの手帳のフロンティアがあるとは思いもよらなかったという。 きっかけは1通のメールだった。

株式会社NOLTYプランナーズ