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石屋製菓株式会社 様

その他

「白い恋人」50周年の想いを全社員へ。現場の働き方に寄り添い、理念浸透(インナーブランディング)を叶えた記念ノート制作の裏側

周年記念品として、白い恋人50周年を記念したオリジナルノートを導入していただきました。ノートを選んだ背景や、全社員が使いやすい形にするための工夫、掲載内容・デザインに込めた思いについて伺いました。

お客さまの会社情報

「白い恋人」をはじめとする北海道銘菓を製造・販売する菓子メーカー。1947年の創業以来、北海道に根ざしたものづくりを続け、代表商品「白い恋人」は北海道土産の定番として全国的に高い知名度を誇る。 近年は菓子製造に加え、「白い恋人パーク」や道内各地のコンセプトショップ展開など、商品を通じて北海道の魅力を発信する取り組みも推進。「しあわせをつくるお菓子」という理念のもと、伝統を大切にしながらも新たな挑戦を続けている。
WEBサイト:https://www.ishiya.co.jp/

従業員数 約880名(石屋製菓株式会社・石屋商事株式会社 合計)
資本金 3,000万円

インタビューを受けていただいた方

社長室 ブランディング担当

松田 次朗 様

社長室 広報CSR推進担当

八木 沙耶 様

50周年事業の壁。「全社員が集まれない環境」で理念をどう届けるか?

──はじめに、「白い恋人」50周年記念品としてノートを制作された背景をお聞かせください

50周年事業を進める中で、「白い恋人」の歴史や商品の成り立ち、変わらず大切にしてきたポリシーを、社員にもっと深く知ってもらいたいという思いがありました。
周年事業を推進するプロジェクトのメンバーが学びを深めるほど、「これを他の社員にも落とし込みたい」「白い恋人をこれから先の50年も存続させていくお菓子として、改めて全員で認識したい」という気持ちが強くなっていったんです。
伝え方としては、動画配信や勉強会、社員旅行でのスライド上映なども検討しました。ただ、当社は店舗や工場で働く社員が多く、全社員が同じ時間に集まって学ぶ機会をつくるのは簡単ではありません。
その中で、年に1回ほとんどの社員を集めて行われる社員総会で、毎年ノベルティを配布していたこともあり、今回はその機会を活かして、単なる記念品ではなく、社員が日常的に使いながら「白い恋人」への理解を深められるものを配りたいと考えました。

──数あるノベルティの中で、ノートを選んだ理由は何でしたか?

一番大きかったのは、社員の働き方に合っていたことです。
当社は食品メーカーなので、工場では衛生管理の観点から持ち込めるものが限られています。スマートフォンやPCを持ち込むことは難しく、最低限、指定のボールペンと紙のメモが持ち込めるくらいです。また、店舗でも接客中にスマートフォンを取り出して操作するのは、お客様から見た印象を考えると適していません。そのため、現場では今も紙にメモを取る文化が根付いています。
一方で、内勤社員はPCを使う場面が多く、すべての社員が同じように使えるノベルティを選ぶのは簡単ではありません。
その中で、ノートであれば、工場・店舗・営業・内勤のいずれの社員にも活用の余地がありました。全社員に等しく届ける記念品として、実用性と公平性のバランスが良かったんです。

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▲50周年記念品のオリジナルノート

工場や店舗のリアル。デジタル全盛期にあえて「紙のノート」を選んだ公平性と実用性

──NOLTYのノートを選んだ決め手は何でしたか?

以前、NOLTYプランナーズさんからご訪問いただいたことがきっかけでした。その時点ですぐに制作する話にはなりませんでしたが、「オリジナルのノートが作れる」ということが印象に残っていました。
50周年記念品を検討していたときに、「そういえばNOLTYさんと話したことがある」と社内で話題に上がり、改めて相談することになりました。
実際に制作を進めてみて感じたのは、紙のノートにはデジタルにはない価値があるということです。画面の中の情報はどうしても流れていきやすいですが、ものとして手元に残るノートは、節目の記念品としても意味があります。
また、制作を進める中では、NOLTYプランナーズさんとも相談しながら、現場での使いやすさを意識して仕様を検討していきました。180度開く仕様や、カバー付きで汚れにくい点などは、工場や店舗など日常的にノートを使う社員にとって扱いやすく、実用性の面でも魅力を感じました。ノベルティとして配るものではありますが、「ちゃんとしたものをもらえた」と社員に感じてもらえる品質も大切でした。

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▲実用的で使いやすいドット方眼のレイアウト

──制作にあたり、社内での声はどのように反映されましたか?

50周年事業のメンバーや、社員総会を運営するメンバーに対して、どのようなコンテンツを入れると面白いかアンケートを取りました。今回は全社員に配布するものだったので、制作側だけの思い込みにならないように意識しました。
特に悩んだのが、手帳にするか、ノートにするかという点です。社員に確認したところ、スケジュールは社内システムで管理しているため、日付入りの手帳は不要という声が多くありました。一方で、土日や祝日は把握したいというニーズもあったため、3年分のカレンダーを掲載する形にしました。
また、社内資料として使う以上、内容の正確性も重要でした。事実確認や情報収集には想像以上に時間がかかりましたが、「社員に渡すものだからこそ、嘘は書けない」という意識で進めました。
今回は時間や確認工程の関係で見送ったものもありますが、まずは社員にとって実用的で、信頼できる内容にすることを優先しました。

堅苦しい社員手帳にしない!社員が自社を深く知るための「トリビア」と「コンテンツ設計」

──ノートには、どのような内容を盛り込まれましたか?

大きな目的は、社員一人ひとりが「白い恋人」の魅力を自分の言葉で伝えられるようにすることでした。
そのために、商品の歴史、製造工程、トリビア、店舗情報などを掲載しています。店舗スタッフがお客様から質問を受けたときや、営業担当が取引先と話すときに、ノートの情報が会話のきっかけになることを意識しました。
いわゆる社内規程集や生徒手帳のような堅いものではなく、読んだ社員自身が「そうなんだ」と思えるような内容にしたかったんです。たとえばトリビアのページは、製造部で長く経験を積んできたベテラン社員に協力してもらいました。製造に関わる社員でも知らないような細かなこだわりもあり、部署を超えた知識共有にもつながる内容になったと思います。
また、店舗情報も盛り込みました。店舗が増えている中で、お客様から「このお店はどこにあるのか」「何時まで営業しているのか」と聞かれることもあります。そうした場面でも、社員がすぐに確認できるようにしています。単なるメモ帳ではなく、社員の接客・営業・社内コミュニケーションを支える情報ツールとして設計しました。

──デザインでこだわった点はありますか?

表紙は、「白い恋人」の50年間の歴史を、缶の中に詰め込むようなイメージで制作しました。商品の始まりのストーリー、北海道をスポーツで元気にしたいという社長の思いを込めたサッカーボールなど、さまざまな要素を入れています。
イラストは、札幌出身のイラストレーターの方にお願いしました。北海道にゆかりがあり、当社のイメージに合うやわらかなタッチの方を探していたところ、ご縁がありました。ブランドの世界観を大切にしながら、社員が手に取りたくなる親しみやすさも表現できたと思います。

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▲「白い恋人」の魅力が詰まったページ構成

650名の社員総会で大反響。手渡しが生んだ「We love 白い恋人」のエンゲージメント効果

── 配布時の反応はいかがでしたか?

約650名が参加した社員総会で配布しましたが、 配布時には、表紙を見て「かわいい」という声が上がりました。さらに、カバー付きでしっかりしていることや、汚れにくい仕様になっていることにも反応があり、「ノベルティでこんなにちゃんとしたものをもらえるんだ」という受け止め方をしてもらえたようです。
拠点も分かれていますし、これだけ多くの社員に直接渡せる機会はなかなかありません。後日、上司経由で配るよりも、会社から一人ひとりへ直接届けられたことに意味があったと思います。
総会のテーマは「We love 白い恋人」でした。ノートを配るだけでなく、登壇時に「なぜこのノートを作ったのか」「どのような思いを込めたのか」も説明しました。お客様や取引先、家族に対して、ぜひ社員の皆さんから白い恋人の魅力を広めてほしい、と伝えました。

記念品から「会社の変革」を支えるツールへ。社員一人ひとりを自社のアンバサダーに

──今後、このノートをどのように活用していきたいですか?

今回のノートは、社員一人ひとりに「白い恋人」のアンバサダーになってほしいという思いを込めたものです。店舗スタッフや営業担当がお客様の前で使い、「それ、いいですね」「欲しいです」と言っていただけるようになれば理想的です。将来的には製品化の可能性もあるかもしれません。
また、社内ではジョブローテーションも進んでおり、部署を越えて会社全体を知ることの重要性が高まっています。自分の部署に直接関係のない情報でも、知ることで会社への理解や愛着が深まります。今回のノートが、社員同士のコミュニケーションや、会社全体のチーム力を高めるツールにもなればと考えています。

「白い恋人」は50周年を機に、パッケージの一部デザイン変更など、新たなチャレンジも予定しています。私たちは、歴史を大切にしながらも、過去にとどまらず変革を続ける会社でありたい。今回のノートも、その姿勢を社員全員で共有するための一つの取り組みになったと感じています。

導入いただいたサービス

導入いただいた製品

株式会社NOLTYプランナーズ