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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2023.12.18

「志望理由書の書き方が分からない」生徒にどんな進路指導をしたらいい?

総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試の増加とともに、志望理由書作成の指導方法で悩む先生が増えています。「志望理由書の書き方が分からない」「書き始められない」と悩んでいる受験生にどのようにサポートしたら良いでしょうか。

目次

大学入試の変化

2021年度に大学入試共通テストが開始し、もうすぐ4回目を迎えようとしています。これまでに文部科学省が進めてきた大学入学者選抜改革を経て学校・先生・生徒を取り巻く進路指導も少しずつ変化をしてきています。その中でも、学校推薦型・総合型選抜の割合が年々増加しており、先生方の進路指導における役割や負担も増しているのではないでしょうか。

志望理由が書けない生徒へどのように指導するか

そうした現状の中で、よく聞かれるのが「志望理由書作成の指導方法がわからない」といった先生方のお声です。書けないと一口に言ってもその中身は様々です。
・書き出しのきっかけに気づいていない
⇒学校生活などを通した自身の経験の何を書けばよいのかわからない
・結び付け・根拠づけや弱い
⇒文字数は埋めてくるが、希望の学部学科が求める人材と記載内容が異なる
など
同時進行でこのような生徒複数の指導にあたることを考えると先生の業務負担の大きさも課題として挙げられます。ではどのように生徒の書き出しのきっかけや、志望理由書の添削を行っていけばよいのでしょうか。そこでお勧めなのがスコラ手帳とMyバトンノートの組み合わせた活用です。

生徒が自身で気づきを得るきっかけづくりに『スコラ手帳×Myバトンノート』

テスト用画像

志望理由書を書くにあたっては、まず自分の経験を棚卸する必要があります。スコラ手帳には、普段の授業はもちろん、課外活動、探究、委員会、部活動、プライベートなど様々な日々の情報が記録されます。メモ程度でも、あの時何があって、どのように感じたのか、振り返ることで記憶が想起され、志望理由書などの書き出しやネタになります。また、Myバトンノートは講演・講和や資格・検定の他、学校生活に関する様々な項目ごとの記録を取ることができます。ただメモするのではなく、なぜそれに取り組もうと思ったのか、どのように取り組んだのか、取り組みを通した振り返りが記録できる仕様になっているため、自分自身で経験に対する深掘りをすることができます。

具体的なスコラ手帳とMyバトンノートを活用した指導イメージ

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書き出しのきっかけに気づいていない

多くは「書くことはあるが、何を書けばよいか気づけていない」状態にあります。0からのネタ探しは時間がかかりますが、スコラ手帳やMyバトンノートをベースに一緒に考えることで、そうした手間が省けます。また、Myバトンノートは過去・現在・未来の自分について考えることができるページがあるため、その後の志望理由書の書き出しに繋げる作業の下準備を行うことも可能です。

結び付け・根拠づけや弱い

こうした場合、多くは自分が学校生活でやったことに意識が向いていることが考えられます。まず、自分自身が進学先で何を学びたいのか、また社会に出て何を成し遂げたいのかなど先のことに意識を向けることが大切です。先述の通り、Myバトンノートでは未来から逆算して考えることができるためそうした意識の転換にも役立ちます。あわせて進学希望の学部学科や大学のディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・・ポリシー(CP)、アドミッションポリシー(AP)などについて調べたことを、Myバトンノートを活用して深掘りするのもよいでしょう。特にアドミッションポリシーと自分の経験をどのように結びつけるか、その前段階として手帳とMyバトンノートの記録を役立ててみてはいかがでしょうか。

NOLTYスコラ プログラム×Myバトンセットの導入校事例はこちら
●鹿児島県立鶴翔高等学校
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/schola-program/interview/1281261_9861.html
※ポートフォリオセットは、リニューアル前のMyバトンセットです

●伊奈学園中学校
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/schola-program/interview/1281268_9861.html

(まとめ)「志望理由書の書き方が分からない」生徒にどんな進路指導をしたらいい?

志望理由書を書くためにはなぜその勉強をしたいのか、なぜその大学でないといけないのかをきちんと言語化する必要があります。そしてこの言語化のためには、過去、現在の自分を見つめ、掘り下げ、進路へと繋げることが重要です。まずは日頃から手帳やノートに書き残し、体験から得た学びや気づきを未来に繋げ言葉にしていく練習をしましょう。そうすることで、いざ志望理由書を書くとき、生徒と一緒に記録したものを見ながら、より精度の高い志望理由書を完成させることができます。

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株式会社NOLTYプランナーズ