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手帳指導コラム

NOLTYスコラ プログラム

中学校・高校の「手帳」に関する記事をまとめています。

2023.08.31

個別最適な学びとは?重要視される背景や協働的学びとの関係性

近年教育現場では「個別最適な学び」というキーワードが注目されています。今までの一斉指導から、生徒各々の進度や理解度に合わせて最適な仕方で学び、成長することを目的としています。今回の記事では、「個別最適な学び」についての基礎知識から実現させるためにはどうすればよいのかまでご紹介します。

目次

個別最適な学びに関する基礎知識

個別最適な学びとは?

「個別最適な学び」とは、生徒一人ひとりに応じた学び方のことを意味します。生徒の特性や学習の進度、到達度に応じて適切な学習の内容や方法を提供できるようにすることです。文部科学省が定める新学習指導要領に含まれていいます。個別最適な学びは「主体的・対話的で深い学び」を実現するために必要な要素です。「個別最適な学び」と「協働的学び」は学習過程の質的改善という観点から重要視されています。

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の関係性

教育現場において、個別最適な学びのみ推進してしまうと、子どもたちは個々に黙々と学ぶようになることも考えられます。そのため、「個別最適な学び」は「協働的な学び」と一体的に充実させる必要があります。
「協働的な学び」とはさまざまな人と協力しながら学ぶことです。思考力や判断力、コミュニケーション能力の育成につながります。

協働的な学びについては、こちらもご参照ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01317.html

「個別最適な学び」が持つ二つの側面

「個別最適な学び」には「指導の個別化」と「学習の個性化」の二つの側面があります。「指導の個別化」とは、生徒の特性に応じて、指導方法や教材、学習時間などを柔軟に提供することです。目標は一定のものを設定するが、指導の方法は一律に決めず柔軟に行うことがポイントです。
「学習の個性化」とは、生徒の関心や将来の方向性、目標に応じて学習内容を深めることです。生徒の特性に応じて学習に取り組む機会を提供し、生徒が適切な自己学習を行えるように指導を行います。

個別最適な学びが重要視される背景

なぜ個別最適な学びが重要視されている?

社会の多様化に伴い、複雑な課題に対応できる思考力や判断力、表現力などの力が求められています。これまで行われてきた一斉講義型の授業ではなく、生徒がそれぞれの特性や興味、意欲に応じて学習に取り組むことが必要とされています。また近年、学校教育の情報化が進み、生徒それぞれに合った多様な方法で学ぶことが可能になりました。ICTの活用によりデータの送受信や、教師や生徒自身が学習状況を把握しやすくなっているなど、「個別最適な学び」を推進する環境も整いつつあると言えます。

個別最適な学びを実現する主な方法

進度に応じた学習

生徒ごとの習熟度に応じて、異なるペースで学習を進めることのできる、AIドリルがあります。正答が一つに限られる問題や、反復練習が必要な学習では、AI分析によって最適化されたAIドリルの活用も役に立つでしょう。

興味に基づく学習

生徒が興味関心を持つ分野やテーマに焦点をあてて、インターネット検索を活用した探究学習など進めても良いでしょう。

スタイルを選択できる学習

生徒の関心がある分野への追求を推奨し、教師は学習の方法や計画の立て方を指導します。クラスで発表する機会を提供し、学びの成果を表現することを学ぶこともできます。

自己学習の追求の推奨

生徒一人ひとりに合わせた学習方法の提案および提供を行います。音声コンテンツや動画、図解など手法は様々考えられます。

(まとめ)個別最適な学びとは?重要視される背景や協働的学びとの関係性

GIGAスクール構想によってICT教育環境が整備され、「個別最適な学び」あわせて「協働的な学び」の導入・実現が教育現場では求められています。この二つが連携することで、より深い学びを得ることができます。個別で具体的な知識を習得すること、他者と関わり合いの中で、他者の意見を聞き、自分の考えを深めていくこと、この学習を繰り返すことでより深い学びや気づきに繋がります。

NOLTYプランナーズでは一人一人の学習状況をより詳細に把握し、生徒とコミュニケーションがとれる「スコログ」をご提供しております。スコラ手帳では学習の目標や計画を立て、スコログではより詳細に学習のログをとることで学びの質の改善を期待できます。また手帳提出も写真に撮ってアップロードするだけなので、回収の手間が省け、またアプリ上を介してコメントもつけることができるため、生徒とのコミュニケーションもとることができます。 より個々の生徒に適した学習のアドバイスやサポートができるよう、デジタルとアナログをハイブリット活用してみませんか。

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