野球部で目標や練習記録を記入するノートを活用している学校は多いかと思います。しかし、ノートを何となく書くだけになっている、部員の生徒も積極的に活用できていないなど、悩みもあるのではないでしょうか。ノートに書く重要性については大谷翔平など多くのアスリートが学生時代から活用してきたことでも実証されています。ノートを効果的に使うためにはどうすればよいでしょうか。今回の記事では野球部における部活ノートの目的から具体的な記入例まで紹介します。
目次
部活ノートとは？
部活ノートとは、部活動での目標達成と実施した練習方法を見つめ直すために利用するノートです。目標を達成したかどうかという結果だけではなく、目標達成に向けた過程も記入し、適宜振り返る必要があります。例え負けた試合であっても、その過程で良かった点やできたことなど、プラスになる面があるため、しっかり振り返り、次に活かせるようにすることが重要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
部活ノートの書き方｜主な記載項目や目標の設定方法、活用のコツは？
URL: https://www.noltyplanners.co.jp/schola/schola-program/column/1280378_4175.html
野球の部活ノートには何を書く？
目標
ノートに書く目標は大きく分けて二つあります。生徒一人ひとりの個人目標とチーム全体の目標を記載します 生徒の個人目標は、できるだけ具体的な目標を設定しましょう。自分がどんな選手になりたいか、チーム内でどのような役割なのかを考えて、個人のレベルに合わせた目標を決めます。チーム全体の目標はよく話し合って、目線を合わせておくことが重要です。チームの目指すところの共通認識を持つようにしましょう。どちらの目標も達成が非常に難しい、高すぎる目標は避けたほうが良いです。頑張れば届くような、挑戦しがいのある目標を立てるとよりモチベーションや達成感の向上に繋がります。
練習計画
目標が決まったら、目標の達成から逆算して、どのような練習が必要になるかを考えます。例えば球速を早くしたいのであれば、それに応じたテクニックの練習やトレーニングを行う必要があります。やるべきことを書き出し、いつまでに何をするのか計画を立てましょう。
練習内容
日々の練習内容を記録していきましょう。チームでの練習と個人練習、両方の記録をつけていきます。練習計画に対して、実行できているのか日々の進捗具合を確認しながら調整しましょう。
練習の振り返り
練習の内容を記録するのも大切ですが、日々の練習を振り返り、練習の中で良かった点と悪かった点をきちんと記録することも大切です。ただ練習をしているだけにならないように、目標に近づくために練習の質を上げていくことも重要です。生徒個人による記載だけでなく、顧問から見た客観的なアドバイスも残すようにすると良いでしょう。
次回の練習目標
振り返りを経て次の日は何を意識して練習をするのかを記載しましょう。生徒が練習をこなすだけにならないよう、何を意識して練習するのかをはっきりさせておくと目的意識をもって日々の練習に臨めます。
野球の部活ノートを書くメリットと注意点
野球の部活ノートを書くメリット
練習内容を記録することで、生徒一人ひとりの良い部分や課題を振り返りやすくなります。生徒にとっても、顧問からの指導内容を振り返りやすくなります。生徒自身が自分の努力を可視化でき、成長を実感できるため、自信につなげやすくなります。
野球の部活ノートを書く際の注意点
内容や分量によっては生徒の負担が増大するおそれがあります。何を毎日書き、何を意識して書くのか明確にし、生徒の負担になり過ぎないように調整することも大切です。
野球の部活ノートはどう記入する？｜中学・高校の選手を伸ばす利用法
部活ノートはただの練習記録にならないようにすることが重要です。効果的に部活ノートを使うには、目標を設定し、日々の気づきや反省を書き残し、活かしていくことを意識しましょう。日々書き続けることで部員全員のスキル向上に繋がり、さらによいパフォーマンスができるようになります。 NOLTYスコラ 部活部ログラム フォーゼでは部活全体、個人の目標達成から逆算し、「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができます。日ごとの振り返りの欄はもちろん、大会後の振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、部活全体の結束力向上も期待できます。
