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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.12.13

部活動の経験を大学受験に繋げるためには

大学受験を意識するタイミングになると「部活と勉強を両立できるか」、「部活を辞めるべきか」と考える高校生も多くいるでしょう。もちろん勉強と部活の時間や体力的なバランスが取りにくくなる懸念はありますが、高校生にとって部活は学校生活の中でも力を入れてきた大切な取り組みの一つです。たくさんの時間を費やし、真剣に取り組んできた経験は、何にも代え難く、入試でも十分にアピールすることのできる貴重な経験です。そこで今回は、昨今増加傾向にある学校推薦型選抜や総合型選抜といった大学受験に向けて、部活動の経験を志望理由書や面接などに活かすためのポイントを解説します。

目次

「部活動しかやってない」ではなく「部活動を一生懸命やってきた」と考える

高校生活で部活動に打ち込んできた生徒ほど、振り返ったときに「でも部活しかやってないから…」と言いがちです。ですが部活動は、チームワークを学んだり、目標を達成するために必要なステップを考えたり、自主的に行動したりと、素晴らしい資質・能力を身に付けることができる場です。

部活動で得られる主な力の例

●協調性

部活動では同じ目標に向かって、チームメイトと切磋琢磨しながら日々の練習に取り組みます。技術面の向上だけでなく、お互いにコミュニケーションを取りながらチームワークを良くしていく必要があります。同学年だけでなく、先輩、後輩、指導者と関わり合いながら、それぞれの力を合わせて努力した経験は、チームで物事を進める上で強みになります。

●目標に向かって計画を立てて実行する力

部活動では、何かしら目標を定めることが多いです。その目標達成に向けて日々何をすればよいか、自分にできることは何かを考えて実行した経験があれば、計画性や自己管理力をアピールすることができます。

●継続力

目標に向かって一つのことにコツコツと打ち込める経験は、まじめにそのことに取り組んだ結果と言えます。その継続の中で起きた成功や挫折からの経験などを話すことができると部活動を通した成長をアピールすることができます。

以上に上げた力以外でも、部長を務めた経験からリーダーシップや部内での立ち位置から自分なりの強みを見つけることができます。部活動を通して培ったこれらの能力は、進学のみならず、その後社会に出てからも役に立つスキルなのです。ですから、部活動に打ち込んできた経験がある人は、自信を持ってその経験を自己PRに組み込みましょう。

総合型選抜に部活動を活かすポイント

とはいえ、自分が所属している部活動は強豪でもないし、試合や大会で目立つような成績も残していない、と思う人もいるかもしれません。そんな場合でも、部活動を頑張ってきたという経験は大学受験においては大きなメリットになります。大学の総合型選抜入試では、「あなたがどんな経験をしてきて、これから何をしたいのか」ということが問われるからです。
部活動の試合や大会で良い結果を残せていなかったとしても、何かしら目標があったはずです。例えば「全国大会出場」「地区大会優勝」などの結果にまつわる目標や、「なんでも言い合えるチームになる」「周囲から応援されるチームになる」など、数字では表せないものもあるでしょう。また、部長などの役職についていなくても、「メンバーへの声がけを率先して行ってきた」「後輩へのレクチャーを積極的に行った」など、自分なりに意識して頑張ってきたことがあるはずです。目標に向かって、あなたがどんなことを意識し、どんな風に頑張ってきたのか、その経験をもとに今後何をしたいと考えているのかを、大学のアドミッションポリシー(大学が求める人物像)と照らし合わせてアピールできるようにしましょう。

部活ノートでアピールポイントを発見!

志望理由書の書き方として大切なポイントは上述のとおり、部活動で「あなたが何を経験し、これから何をしたいのか」を大学のアドミッションポリシーを踏まえて書くことです。そしてもう一つ大切なのが、「部活動は頑張ってきたけど、具体的なエピソードは思いつかない」とならないように、日々の記録をとっておくということです。おすすめは「部活ノート」です。部活ノートには日々の練習の記録だけでなく、その時の気持ちや気づきも書けるため、後から振り返って自己PRのネタを探すのにうってつけです。

部活ノートの書き方について詳しくはこちらの記事をご覧ください
部活ノートの書き方|主な記載項目や目標の設定方法、活用のコツは?
https://www.noltyplanners.co.jp/schola/bukatsu-program/column/1281348_9948.html

NOLTYスコラ フォーゼは、スポーツ心理学のメソッドを用い、目標達成に向けて仮説・実行・検証のサイクルが回せるように作られた部活ノートです。定量的な目標だけでなく、「どんなチームになりたいか」「どんな選手・部員になりたいか」ということも考えるようになっているので、自分が何を意識してどんな風に頑張ってきたのか、という自己PRのネタを探しやすくなっています。

テスト用画像
テスト用画像

また、日々の記録をとっておくことで、自分が頑張ってきたことが見える化され、自己肯定感がアップするというメリットもあります。これまでの自分の経験に自信を持つことで、志望理由書や面接でアピールできるポイントを見つけやすくなるのです。

(まとめ)部活動から繋がる大学受験とは|資質能力の育成から総合型選抜まで

部活動は社会に出てからも役立つスキルを身につけることができる貴重な経験です。 部活動を通して身についた力や自分の強みを発見し、大学受験に向け適切にアピールするためには、日々の記録も大切です。部活ノートをつけることによって、チームとしての力も伸ばしながら、自己PRとなる力も養うことができ、より意義のある部活動を行うことができるでしょう。部活動を大学受験へ活かしていくには、部活経験を振り返り、掘り下げながら、言語化し、大学への学び、さらにその先の進路へ繋げていくことが重要です。

株式会社NOLTYプランナーズ