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NOLTYスコラ プログラムの導入事例

NOLTYスコラ プログラム

導入校の事例をご紹介します。

スコラ手帳とMyバトンノートで、自分自身についての理解を深める
取材日 : 2022.11.10
  • 中学校
埼玉県立伊奈学園中学校 様

スコラ手帳とMyバトンノートで、自分自身についての理解を深める

導入の目的
・自己管理、習慣化、自分自身の理解(メタ認知)など
都道府県 埼玉県
学校概要 県立/中学校
校訓 自彊創生(じきょうそうせい)

生徒の声

スコラ手帳の使い方

中学生になって初めてスコラ手帳をもらって、最初はあまり使いこなせませんでしたが、書いていくうちにだんだん面白くなって、きちんと書くようになりました。
スコラ手帳はなるべくその日のうちに書きたいと思っているので、その日にやることが終わったときや、ひと段落ついたときに書きます。日記や記録のような使い方で、主にやったことや感想などを書き、勉強した時間は青ペン、はまっているアニメのことなど楽しい内容は赤ペンなどの色分けをしています。起床時間をグラフのように記録する書き方は、先輩のノートを参考にしました。

スコラ手帳を使って感じた変化

私は忘れっぽいのですが、スコラ手帳に書いておくことで忘れてしまうことも少なくなりました。
勉強面でも、今まではどのくらい勉強したのか記録をつけておらず、自分の頭の中で覚えているしかない状態でしたが、勉強時間を計ってスコラ手帳に記録するようになってからは、目に見える形で残るので「私すごく勉強してる!」という達成感があります。

楽しいから書き続ける

もともと文章を書くことが好きで、書くのが楽しいから続けられている、というのもありますし、目標を書く欄があるのもよいと思います。予定通りにいかなかったときも、「ダメだったな…」という感想を書くことはありますが、書きたいという気持ちが上回るので書くのが嫌になることはないです。学校や勉強のことだけでなく、メモページには読みたい本のリストや旅行の記録を書いているのですが、書くことが多くてページが足りないな、と思うくらいです。

Myバトンノートの活用方法

Myバトンノートは、学校行事が終わった後、担任の先生や学年の先生から配られたときに書きます。学校で講演があったときは、講演中は先生から配られるプリントにメモをとって、後からMyバトンノートにまとめています。以前は1枚のプリントの大きな枠いっぱいに書いていましたが、Myバトンノートでは書く欄が限られているので、ただそのまま書くのではなく、きちんと内容をまとめてから書かないといけないと感じました。内容によって項目が分かれているのも、個人的には書きやすいと思います。

振り返りはスコラ手帳で

Myバトンノートの最初にある、自分のことを振り返ったり未来の自分を想像したりするページは、3年生のはじめに宿題で書きました。すごく楽しかったです。一番悩んだのは、「自分のことを一言で表現すると?」という質問です。最初にある質問ですが、書いたのは最後でした。
過去のことは自分の記憶からはなくなってしまっていることもあったので、スコラ手帳を見返して、そのときの出来事や気持ちを思い出しながら書きました。

学年主任の声

スコラ手帳を導入した目的

もともと「生活記録ノート」といって、生徒たちとやりとりするノートはあったのですが、これとは別に、自己管理は生徒自身でやったほうが本質的だろうと思っていました。あとは困ったときにメモをするという、大人がよくやっている習慣は早いうちに身についたほうがいいなと思っていたのもあって、手帳を導入しようということになりました。
導入してみて、今では何かあったときにとりあえずスコラ手帳が出てくる、という習慣が生徒たちに身についてきたと思います。備忘録という意味でも、自己管理という点でもスコラ手帳が役立っていると感じます。

生徒への指導方法

1・2年生のときは使い方は完全に生徒に任せていて、とりあえず手帳を書くことが習慣になってくれたら嬉しいな、という程度でした。この頃は買ったのに書いていないという生徒が相当数いました。導入して最初の1週間くらいは書くんですが、それ以降定着させるためにはやはりこちらの指導が必要だと思います。「自由に」という理想と「軌道に乗せる」という指導とのバランスが難しいですね。
3年生になって、そろそろスケジュール管理がしっかりできるようになってほしいなという思いで、少しずつ指導を入れるようになりました。1学期は月に1回程度のペースで回収し、軌道に乗ってきたので2学期は生徒に委ねています。
3年生になるといろいろな行事や委員会などの中心になったり、修学旅行にむけて班でスケジュールを立てないといけなかったりする。そういう「だんだん忙しくなってきて必要性を感じはじめたかな」というタイミングで指導を入れたのですが、もう少し早く入れられたらよかったと思います。

Myバトンノートを導入した目的

一番はキャリアパスポート代わりです。キャリアパスポートは本来、子供たちが将来それを目にしたときに、そのときの気持ちだったり、学んだことなどを振り返って「自分ってこういうところがあったんだな」と気づくためのものだと思うんです。Myバトンノートは、学校行事などその都度書いていくと、1冊にすべてまとまります。先生方としてもキャリアパスポートを別で作るという負担がないですし、どういう形式で作ったらいいのか、どのタイミングで書かせたらいいのか悩むこともないので、重宝しています。

スコラ手帳とMyバトンノートを併用して感じた効果

自分自身を振り返るという意味で、すごく効果はあったと思います。
スコラ手帳に何を書かせるか、生徒たちには段階を設けながら指導しています。まったく手帳をつけられない子はとりあえず備忘録として使うところからスタート。備忘録さえつけられない子は、まず明日の時間割の持ち物についての連絡を書こうと指示しています。3段階目くらいになって、タスクリストを作り、その日にあった事を一言かいておくということもしています。
スコラ手帳をある程度活用できている子には、事実だけではなく、自分の気持ちを残させたいと思っています。
そのときの気持ちを後日改めて振り返り、「あのときなんでこんな気持ちだったんだっけ」ということを繰り返していく中で、メタ認知が深まるのではないかと思います。スコラ手帳でもそうですし、Myバトンノートの最初の方のページでも「まずは自分を知るところから始めよう」という項目があります。そのときの気持ちや出来事を網羅的に書く中で、自分自身への理解が深まるというところがいいと思います。

株式会社NOLTYプランナーズ