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部活指導コラム

NOLTYスコラ 部活プログラム

中学校・高校の「部活」に関する記事をまとめています。

2023.06.28

部活のモチベーションを高める方法 | 生徒に伝えたい言葉の具体例

生徒の部活に対するモチベーションを高め、充実した部活動にしたいとお考えの指導者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、部活でのモチベーション向上の方法や、生徒への声かけ例についてご紹介します。

目次

部活のモチベーションを高める方法

生徒が楽しいと感じる環境をつくる

生徒が自ら進んで参加したいと思える環境が、モチベーションの向上につながります。部活とは生徒に無理にやらせるものではなく、やりたいと思って活動するものであるため、生徒と一緒に、どんな部にしたいかについて考えるのもおすすめです。指導者がすべて決めて進めるのではなく、生徒が自ら考える環境づくりができると、生徒は主体的に楽しんで部活動に取り組むようになります。

チームや個人の目標を設定する

まずは最終的に達成したい目標を決めると、モチベーションが上がるきっかけになります。最終的に達成したい目標が決まったら、実現のために必要な小さな目標を逆算しながら考えていきます。目標を少しずつ達成することで、モチベーションの維持にもつながります。
目標設定・達成に向けては部活ノートを活用するのもおすすめです。部活ノートとは部活のメニューや目標などを書き込むもので、目標達成に向けて何をするべきかを細分化し、日々の練習に落とし込むことができます。使用することで日々目標を意識しやすくなるほか、顧問や部活動指導員、生徒間で目標を共有しやすく、コミュニケーションツールとしても役立ちます。

生徒を観察してこまめに褒める

成功体験を与えることによって生徒のモチベーションが向上します。生徒は先生や周囲の人間に褒められて「認められた」と感じやすく、生徒の喜びにつながります。褒められて自分のよいところを発見できることにより、モチベーションにつながる可能性があります。

部活のモチベーションが低下する理由

人間関係の悩みがある

人間関係の悩みは、生徒にとってストレスの大きな原因のひとつです。部活内では顧問や部活動指導員、生徒間などさまざまな人間関係が構築されているため、どれか一つがうまくいかないだけでも不安が生まれ、部活自体のモチベーションの低下につながります。

目標が高すぎて達成が難しい

高すぎる目標を設定してしまうと成功体験が得られにくく、モチベーション低下の原因になります。高い目標を設定する場合にも、通過点として達成できそうな目標を設けておくことが大切です。

部活で活躍できていない

中学生・高校生の場合、レギュラーに選ばれず補欠メンバーになってしまうとモチベーションが低下してしまうケースは多くありますが、これは「自分が試合で活躍する」ことが最大の目標になってしまっていたということでもあります。試合で活躍する以外にも、部活をよりよくするためのサポートの必要性なども理解させる必要があります。

ケガや病気で部活に参加できない

スポーツ系の部活では、ケガで部活動に参加できなくなってしまうケースも多いのではないでしょうか。そういった際にはいつも通りの練習ができなくても、周りの選手のサポートやできる範囲の練習等で部活動に参加させること、メンタルのケアが重要です。

部活のモチベーションを高めるために生徒に伝えたい言葉

継続することの大切さ

継続しなければ結果に至ることはできないため、何事もコツコツと続けることが大切です。習慣化させるために生徒にはこまめに状況を確認したり、継続できている生徒には前向きな言葉をかけることがポイントです。

目標を設定することの大切さ

目標があることで、どのように努力をすべきなのかが明確になります。明確な目標がある人は自分が「やらなければならないこと」について理解できるようになります。指導者はまず部活動全体の目標を立てるようにアドバイスし、立てた目標に対して部員それぞれがどう取り組むかを考えさせましょう。指導者は生徒に進捗状況を確認したり、小さな目標でも達成できた際には前向きな言葉をかけましょう。

生徒に思考を促す

指導者がすべて指示していると生徒のモチベーションは上がりにくくなってしまいます。生徒主体で動く部活を作るために、指導者は普段から「どうしたい?」「どう思う?」といった生徒が考えるための声掛けを継続することで、生徒が考え方を身に付けることができます。

(まとめ)部活のモチベーションを高める方法 生徒に伝えたい言葉の具体例

部員のモチベーションを高めるためには、生徒主体で部活動に取り組み、目標に向かって努力できるような環境づくり、気持ちづくりが大切です。指導者は部員をよく観察し、小さなことでも認めてあげることで部員の自信がつき、モチベーションの高いチームづくりができるようになります。
部員たちが自分で考え行動することができると、部活のモチベーションが上がりよい結果が生まれるだけではなく、生徒たちには受験勉強やその先の仕事でも役立てることができるライフスキルが身に付きます。NOLTYスコラ フォーゼはNOLTYスコラ フォーゼはチームビルディングや生徒の思考力育成に役立つ部活ノートです。部活全体の目標達成から逆算し、「達成のために何をすべきか」「自分はどのように取り組むか」を考えた上で練習に取り組むことができるため、指導者の指示ありきの練習ではなく、部員が主体となって練習に取り組むことができます。NOLTYスコラ フォーゼには日ごとの振り返りの欄はもちろん、試合後に使える振り返りシートも付属しているため、振り返りの質も向上させることができます。部のミーティングに使用することもでき、チーム全体の結束力向上も期待できます。

株式会社NOLTYプランナーズ