部活で活動内容や目標について話し合うミーティングですが、どのように行えばいいかわからないとお困りの指導者の方も多いのではないでしょうか。本記事ではミーティングを行う目的や上手に行うためのポイントをご紹介します。
目次
部活でのミーティングに関わる基礎知識
部活でミーティングを行う主な目的
部活でミーティングを行う目的は、「より強い部にする」「成績や技術力を向上させる」など、部全体の成果を上げるためといえます。そのために、ミーティングでは話し合いによってチームワークを向上させたり、部内の問題を解決する必要があります。
【タイミング別】ミーティングで話すべき内容
・練習や試合の前後に行うミーティング
当日の練習や試合の内容についてイメージが残っている状態で短く行うのがおすすめです。反省点を活かして、次の行動に取り入れやすくなります。バスケ部の場合、各ポジションの連携した動き方・考え方、試合での戦略など、成果向上につながる直接的なアドバイスなどについて話すとよいでしょう。
・練習や試合以外で、定期的に時間を作って行うミーティング
部長や副部長などの選定、部活動の目標の決定など、部全体で伝達・共有・話し合いしたい事柄について話します。またすでに決定している練習や試合など今後のスケジュールについても、ミーティングで時間をとって確認しておくとよいでしょう。
ミーティングを進行する人
・部活動の指導者
学校の顧問の先生や、外部からのコーチなど、部活の指導者が進行します。
・部長
部員が進行役を務める場合は、部長やキャプテンに任せることが多いです。一人だけが進行役になると緊張してしまう場合があるため、補佐役をつけるとより明るい雰囲気でミーティングを進行することができます。補佐役は、副部長や話をまとめるのが上手な部員などを任命することが多いです。
部活でミーティングを上手に行うポイント
ミーティングの議題とゴール（目的）を事前に設定する
ミーティングを開始する際に、議題とゴールを設定・共有しておきましょう。話す内容とゴールを事前に設定しておけば、内容が広がって収拾がつかなくなることが防げます。ミーティングで話す内容をイメージしやすくするため、議題とゴールをミーティング開始時に共有するとより効果的です。
必要に応じて資料を用意する
大会の日程に関する資料、対戦相手についての資料など、伝達事項を伝える際のミーティングには、資料があるほうがわかりやすい場合があります。 資料に沿って話す事で進行役と聞く側の部員との間に齟齬が生まれにくいこと、資料を読むことで振り返ることができることといったメリットが生まれます。
発言しやすい雰囲気作りを心掛ける
発言をせず聞くだけのミーティングより、多くの部員が発言するようにできれば、他の部員の考えを聞くことで意見は増えていき、アイデアが広がります。少しの雑談であれば話せるような、明るい雰囲気のほうが発言しやすくなります。部員が委縮してしまわないような雰囲気づくりを意識しましょう。
時間を区切って行う
長時間のミーティングになるとどうしても疲れから雰囲気が暗くなってしまいがちです。参加者がなるべく集中してミーティングができるよう、終了時刻を最初に共有しておくようにしましょう。
部活のミーティングの内容のまとめ方
口頭
ミーティング終了時に、要点を押さえて内容を振り返るとよいでしょう。メモなどを取らない場合は内容に勘違いが起こらないよう注意することも必要です。
ホワイトボードや黒板
進行する人の補佐役の部員が議事録を取るようにすると良いです。部員全体もミーティングの内容をひと目で把握できるようになります。
ノート
ホワイトボードや黒板と同様、補佐役がノートに議事録を取るようにしたり、部活で使っている部活ノートがあればそこに各々が書き込んでいきましょう。他の方法と異なり、過去のミーティングの記録も振り返ることができ、PDCAサイクルを回しやすくなります。
部活のミーティングの内容のまとめ方
部活のミーティングは部全体をまとめ、選手たちのパフォーマンスをさらに向上させるために実施するものです。部員の意思を統一して目標に向かうことができるので、定期的に実施すると効果が期待できます。
ミーティングの際には部員間で共通するフォーマットを使用するとさらにスムーズになり、部員の認識がより共有できます。NOLTYスコラ フォーゼでは日々の練習の振り返りや記録ができるほか、部員それぞれの目標や役割を考えることができる「ワークシートブック」を使ってのミーティングがおすすめです。
