第5回
手帳甲子園

GROWTH FES

第5回手帳甲子園の模様
部門別受賞結果

取り組み部門

三重県立津高等学校(三重県津市)
回収・コメントなし!初期指導の徹底で活用度アップ

学校紹介
明治13年(1880年)旧津藩校「有造館」跡地に、津中学校として開校。校訓「自主・自律」「二学期制」、「65分授業」、「類型制」「選択制」を実施する進学校。
<進路状況>
国公立大学167名、私立大学507名、短期大学5名、その他4名(2015年度 学校ホームページより)

評価のポイント

ステップアップ式指導の実践
手帳活用の要となる1年生の初期指導を徹底することで、生徒の内発的な活用を促進。進級に合わせて生徒の自律を促す段階的指導を実践。3年間の担任を終えた先生は、1年生時に実施する初期指導の効果を実感。再び1年生の担任になったときには、その経験を活かし、初期指導を実施。手帳活用5年目である同校独自のPDCAサイクルが活かされている。

導入の目的・きっかけ

本校は「高い知性と教養を持ったリーダーの育成」をミッションとしている。その中で、「当たり前のことを当たり前に」、つまり「凡事徹底」を初期指導で徹底しようという目的で5年前に導入した。

取組の概要

集めたりコメントをしたりせずに手帳活用を定着させる
最終的な目的は、生徒が3年生になったとき、当然のように手帳を使い、自立して、自律した行動が出来るようになればいいので、コメントをしなくてはいけないという概念を思い切って捨てた。
学年会で各担任に「集めることやコメントはしなくてもいいので(書きたい人は書いてOK)、手帳を自分で開かせ書かせる機会を作り、様々な場面で持ち歩かせましょう」とお願いをした。

~手帳の使い方を生徒に指導する前に~
学年会で各先生に協力を仰ぎ指導の統一化を図る。具体的な指導場面の共有を図る。
NOLTY手帳を利用したことがない先生には授業を見せて、手帳を開かせる事やそのタイミング等を確認して もらい、実践してもらう。
1年生は徹底、2年生は活用状況を見て判断。3年生は手をかけない。
~指導方法~
①声掛けを徹底 (今、手帳開いてね・手帳に書いてるか・メモしてね等)。
②SHRで机の上に出させて、提出物や時間割変更などを書かせる。
③学校行事や集会に持参させる。
④授業中も先生の協力を得て、課題や提出物を手帳に書かせる。
⑤個人指導(成績や遅刻、提出物遅れ、褒めるとき等)には、手帳を必ず持参させて、活用具合を確認し一声かける。
⑥クラスの前で生徒を呼ぶときには、「手帳を持ってくるように」と意図的に「手帳の活用」を意識させるような 指示を全体に聞こえるように行う。
⑦3月に卒業する生徒に声を掛け、座談会を開き、1・2年生に手帳を使った体験について話してもらう。

【取り組みの背景】導入当初は、コメントを書いていた。しかし授業で使用できない時間ができてしまったり、プライベートのことが書かれていることへの抵抗感もでてきた。
コメントに意味はあるが、「コメントをせずに生徒に内発的に手帳を書かせる方法がないか」と考えた。途中の失敗はその都度指導していけばいいと割り切り、常に手帳を利用する意識を生徒に持たせておけばいいのではないかと考えた。集めてコメントを書かせるという一番大きな負担を無くす代わりに、負担の少ない指導を徹底してもらった。
簡単に言えば、この作業はしなくていいからこれだけはやってほしい、というトレード・オフ。
手帳活用を活発化させることが出来れば良かったので、集めることやコメントをする必要が無ければ、先生の負担も大幅に少なくできるし反対も少ない。さらにその時間が他の指導に役立てばそれに越したことはないという考えから集めることやコメントは無くし、個々の生徒指導時に確認するようになった。

実感している効果

1.生徒の変化・効果
1年生の時は、手帳を書かなきゃいけないという心理状況から書いている子は多いと思うが、2年生の後半にな ると明らかに手帳の活用度合いが大きく変化しています。卒業後の進路を意識する時期に入るためか、自然と手帳を使っているのが分かります。
生徒が自ら手帳を使うようになっていくので、2年生・3年生の手帳指導はとても楽になりますし、細かな指導 の必要は少なくなりました。
1年次に活用を徹底させ、活用方法等は教え続けているので、習慣化するための土台は作れているようです。
2.先生の変化・効果
3年では当然のように手帳を使うようになっているので、細かな指導に気を配ることなく、本来の対話を中心と した指導に時間を割けるようになった。
3.保護者・学校の変化・反応
3年の担任になったとき、1年次でのきめ細かな指導の効果が実感でき、もう一度1年の担任に戻ったときには、 初期指導にスムーズに取り組んでいただけるようになった。

沖縄県立浦添商業高等学校(沖縄県浦添市)
上級生が下級生に教える「手帳アドバイザー」制

学校紹介
昭和46年12月24日に創立され、45年目を迎える商業の専門高校。 校訓「自知精進」国際理解と協調性が求められる今日、自分自身の使命を自覚し、他者をも共感的に理解しようとひたすら努力するとともに、勇気をもって目標に立ち向かう実践力のある自主的人間の育成を目指す。
<進路状況>
大学82名、各種学校110名、就職49名(2015年度 学校ホームページより

評価のポイント

「手帳アドバイザー」の任命
上級生を「手帳アドバイザー」に任命し、下級生の手帳活用導入をサポート 活用への動機付けと具体的なアドバイスの伝承が生徒間で行われている

授業の取り組み評価に手帳を取り入れ、学習に直結した活用

加美町立小野田中学校 (宮城県加美郡)
ラベルシールで楽しくテスト計画

学校紹介
昭和62年に東小野田中学校と西小野田中学校が統合し開校。
校訓「向上」「敬愛」「強健」
教育目標「個性を生かしながら自ら学ぶ意欲をもち、社会の変化に主体的に対応できる心豊かでたくましい生徒を育成する。」

評価のポイント

スコラ手帳とラベルシールを活用したテスト勉強計画の指導法
ラベルシールを活用し、生徒が楽しみながら定期テストに向けた勉強計画を立てられる 「やるべきことを把握して必要な時間を見積もり、確保する」という社会に出てからも活用できる考え方の指導にもつながっている

久留米信愛女学院中学校・高等学校(福岡県久留米市)
キャンペーンガール(ボーイ)」選出で先生も楽しく活動!

学校紹介
1961年(昭和36年)に設立された久留米信愛女学院は、幼稚園・中学校・高等学校・短期大学を併設した長い歴史と伝統を持つ女子教育機関として、一流の名声を得ています。 本学院は、カトリックの精神に基づく人生観を育て、女性としての豊かな心を養い、物事を正しく判断して行動し、すすんで社会に貢献できる、明朗で健康な人を育てることを、教育の方針としています。
<進路状況>国公立大学および文科省所管外の大学校25名、私立大学138名、短期大学6名、専門学校9名 (2015年度 学校ホームページより)

評価のポイント

「キャンペーンガール」の選出
毎年スコラ指導の旗振り役となる先生を「キャンペーンガール(ボーイ)」として1名選出 先生方も楽しみながら、手帳指導をする目的、指導方法の共有を行うことができる取り組み

福島成蹊高等学校 (福島県福島市)
「スコラ記入時間」を時間割に追加

学校紹介

教育目標
校訓「桃李不言下自成蹊」のもと、次代を担う人材になるべく
1.リーダーとして必要な感性を養い、品位と生活力を育む。
2.リーダーとして必要な知的好奇心を育む。
3.リーダーとして必要な文化継承者の意識と教養、国際感覚を育む。
<進路状況> 国公立大学68名、文部科学省管轄外学校11名、私立大学(医薬看護医療系)63名、私立大学411名、短期大学36名、 専門学校(看護医療系)14名、専門・専修・各種学校36名、就職8名(2015年度 学校ホームページより)

評価のポイント

多数の施策を組み合わせ『いつも手帳のある生活』を実践
時間割に「手帳記入時間」を設定したり、手帳を活用したキャリア教育の実施等、手帳活用を日常生活に浸透させる取り組みを実施

非認知能力の習得に手帳を活用

賢明学院中学高等学校 (大阪府堺市)
『自分ができること』を知る「DC度チェック」

学校紹介

賢明学院が目指すもの
ひとりひとりの豊かな表情、はずむ会話、そして真剣に取り組む瞳。
イキイキした学校生活がもたらすものは、生徒にも、当学院にもはかりしれない恵みとなります。
限りない可能性を伸ばし、豊かな自己を確立するのに最適な環境をめざします。
21世紀、最も必要とされる心の豊かさを育み、情報、福祉の時代に応える学力、技術を学び、多文化共生の生き方をキリスト教を通して学びます。
<進路状況>国公立大学4名、私立大学242名、短期大学36名、各種学校34名(2014年度 学校ホームページより)

評価のポイント

「DC度チェック」活動で、生徒の計画力・実行力を育成
生徒が自分自身で行動の幅を数値化して可視化する「DC度チェック」自分の成長・変化を客観的に把握することでPDCAサイクルの運用力を育成

最優秀賞受賞の指導法からさらにPDCAを回し、ステップアップした指導法にチャレンジ

日立工業専修学校 (茨城県日立市)
アクティブ・ラーニング・スタイルで手帳活用

学校紹介
日立工業専修学校は、株式会社日立製作所創業と同じ1910年(明治43年)に設立された製造技能教育を目的とした学校です。 日立製作所初代社長小平浪平が志した「事業の発展は人にあり」を基本理念として日立発展の基礎を固めるとともに、 モノづくりを通じて世界の産業と社会の発展に貢献できる有能な人材の育成をめざしています。 卒業生は、主に株式会社日立製作所および、日立グループ、三菱日立パワーシステムズ(株)で活躍しています。 卒業生の多くが技能五輪に挑戦し、大きな成果を上げています。(ホームページより)

評価のポイント

アクティブ・ラーニングを取り入れた手帳活用
生徒同士で応援メッセージ・エールの交換を行い、1日のモチベーションを高めるとともに手帳活用を促進している

最優秀賞受賞の指導法からさらにPDCAを回し、ステップアップした指導法にチャレンジ

茨城県立古河中等教育学校(茨城県古河市)
キャリア教育の一貫として、初期の手帳活用意識付けを徹底

学校紹介

校訓と生徒像
「創造 Creation」 広い視野と柔軟な思考力、豊かな感性を備え、新たなものを創造できる生徒
「挑戦 Challenge」 さまざまな分野への好奇心や探究心にあふれ、自ら進んで真理の追究や課題の解決に挑戦できる生徒
「貢献 Contribution」 高い目標と強い意志を持ち、地域や日本、国際社会の発展に貢献できる生徒

評価のポイント

生徒同士の学び合いが手帳活用の文化を創る
従来よりアクティブラーニング型授業を取り入れている効果もあり、手帳活用も先輩後輩、友達などの間で主体的な学び合いが学校文化になっている

鈴鹿中学校 (三重県鈴鹿市)
リフレクションとメタ認知で主体性を育成

学校紹介
鈴鹿中学校では「個の尊重」という教育理念のもと、一人ひとりと真摯に向き合って豊かな思考力・想像力を培い、真の学力を育みます。また日々の勉学やさまざまな行事、課外活動を通じてしなやかな知性とたくましい心身を育むとともに、集団生活を通じて他者を尊重し思いやる人間愛を培って、グローバル時代を生き抜く「誠実で信頼される人」を育成します。
<進路状況>国公立大学70名、私立大学261名(2016年度 学校ホームページより)

評価のポイント

リフレクションとメタ認知
リフレクションをする時間を毎日の中で持つことで、自分の学習や生活のスタイルをメタ認知する機会をつくる取り組み

デンソー工業学園 (愛知県安城市)
問題発生からの学びが、自発的管理へと導く

学校紹介
デンソー工業学園の歴史は、1954年に立ち上げた技能者養成における、中学校卒業者の養成工教育から始まりました。 基本方針は「学科・実技・心身」の3本柱。デンソー工業学園独自のカリキュラムにて指導。 工業高校課程卒業後、高度技能者として職場に配属されます。また、特に優れた成績を挙げた生徒は選抜として、2 〜 3年の技能五 輪(技能開発課程)に進みます。(ホームページより)
<進路状況>国公立大学70名、私立大学261名(2016年度 学校ホームページより)

評価のポイント

指導機会を減らし、問題発生から解決することを「待つ」取り組み
問題発生を見守り、生徒自身が解決するのを待つことで自己管理の大切さを体験させ、成長意欲を向上させている

福島県立福島東高等学校 (福島県福島市)
小論文対策にスコラ手帳

学校紹介
福島東高校は、新しい構想に基づいたモデル校として、昭和55年に1学年普通科6クラスの男子校として開校しました。
教育目標新しい時代における自己の役割を確かめ、社会に貢献できる有意な人間を育てるために、知・徳・体の調和を重んじ、豊かな教養と 正しい判断力を身につけさせることを目標とする。
<進路状況>国公立大学90名、私立大学390名、短期大学10名(2015年度 学校ホームページより)

評価のポイント

講演会で手帳を活用し、小論文のトレーニング
AO・推薦入試での小論文作成を見据え、講演会で手帳を活用した文章作成のトレーニングを行っている

文教大学付属高等学校 (東京都品川区)
平均学習時間が向上する活用

学校紹介
「人間愛」それが文教大学付属中学・高等学校の校訓です。 80年以上の長きにわたり知・徳・体をバランス良く高め、“人を我が身と思い”社会奉仕などにまで具体化できる生徒の育成に努 めてきました。
<進路状況> 国公立大学6名、私立大学338名、女子大学36名、短期大学34名、文教大学103名、専門学校11名(2015年度 学 校ホームページより)

評価のポイント

生活の3点固定と学習面での活用
生活改善(規則正しい生活と3点固定)と学習面(定期考査や外国語で記録)を実施し、活用の促進のみならず学習時間平均が向 上している。

沖縄県立八重山特別支援学校(沖縄県石垣市)
社会で再現される力への取り組み

学校紹介
昭和54年に、我が国の養護学校教育義務制の実施にともない開校された、八重山地区唯一の知的障害養護学校である。幼児児童生徒一人一人の障害の状態や発達段階及び特性等に応じた教育を行い、個々の能力や可能性を最大限に伸ばし、自立し社会参加できる人間の育成をめざす。

評価のポイント

社会で求められる「自己管理力」を在学中から着実に育成
時間割に設定されている「日常生活の指導」時間に手帳記入を導入生徒に合わせた方法で取り組み、活用している生徒からも効果を実感する声が寄せられているまた、生徒同士で手帳の活用方法を学びあう機会にもなっている

個人部門 手帳活用術

中野区立第十中学校(東京都中野区)1年生
「不得意」を「好き」に!好きなアニメの次回予告風に活用

評価のポイント

得意ではなかった「メモをとる」ということを、「アニメの次回予告風に書く」というアイデアで克服した様子がはっきりと伝わります。好きなことを織り交ぜて活用するオリジナリティと、成長度が高く評価されました。

アピールポイントと活用した感想

  • 思った事、感じたことをアニメの次回予告風に書きました
    ②メモ欄に心に響いた名言を書くようにしました。
  • 名言を選んで書くと、苦しい時も悲しい時も、それを見る度、立ち直れました。メモをとることは得意ではなかったのですが、次回予告風に書くことで、手帳を書くことがとても好きになりました。

函館市立北中学校 (北海道函館市)3年生
自己改革のきっかけは「責任感」部活動と日常生活で成長

評価のポイント

上級生・キャプテンとなった責任感から、手帳の活用方法が大きく変化したことが見受けられます。予実管理や、生活面・部活面での振り返りが行われ、目標も具体的な数値になるなど、大きな成長が見られた点が評価されました。

アピールポイントと活用した感想

  • 最上級生、キャプテンとなって責任感をもつようになって生活を改めようと思い、使い方を変えた。
  • 1日1日をコントロールして過ごすようになった。また、目標とサブテーマを挙げることで目標達成を目指して過ごすようになった。集団をリーダー的存在として引っ張るなど自分でわかるぐらい成長しました。

和歌山県立古佐田丘中学校 (和歌山橋本市)3年生
尊敬する先輩を目指してモチベーションが高まる活気溢れる手帳

評価のポイント

4月と7月を比較して活用が大きく変わったことから、先輩の影響力の大きさがうかがえます。週間ページに月間目標を記入するなど、モチベーションを上手に高めながら、振り返りがしやすい工夫が考えられてます。前向きで活気溢れる活用と、その成長度が評価されました。

アピールポイントと活用した感想

  • 感想や勉強時間を書き、見返しやすくしています。尊敬する先輩の手帳を見て「こんな風に書きたい!」と思い、始めました。また余暇⇒紫、家事やご飯⇒ピンク、勉強時間⇒水色にすることで無駄な時間が分かるようにしました。
  • 忘れ物がゼロになり、計画する力がつきました。部活動が忙しくても勉強時間を毎日とれるようになりました。

創価高等学校 (東京都小平市)3年生
手帳で受験勉強スタート!目標達成のための理論的な活用方法

評価のポイント

受験勉強開始をきっかけに、学習に特化した活用を行うようになったことがわかります。目標達成に向けた理論的な活用方法と、それによる成長度が評価されました。

アピールポイントと活用した感想

  • ①就寝時間を付けました②勉強後すぐに記録を付けました③記録を15分単位で付けました。
  • 受験に向けて生活改善が必要と感じ、睡眠時間を可視化するため②③各教科のバランスをとるため。
  • 1時間勉強しても、かきこむと矢印がとても短くモチベーションが向上したことが勉強時間の増加につながりました。

デンソー工業学園 (愛知県安城市)2年生
まずはPLAN(計画)からPDCAサイクルを活用した深い自己分析

評価のポイント

PDCAサイクルの「P(Plan=計画)」からはじまった活用。目を引くのは振り返りの精度の高さ。振り返りに対して、その原因を深く分析しています。成長度と、PDCAを丁寧に回している活用度の高さが評価されました。

アピールポイントと活用した感想

  • 使い初めは実績しか書いていなかったが、計画を書くようになって無駄な時間が減った。
  • PDCAという言葉を知って、まずは計画を立てないと何も出来ないと思い、「まずはやってみよう」と、行った。
  • 計画と実績の差を見つけることでその差の原因を考え、把握し、次に繋げられるようになった。

市川高等学校 1年生
(千葉県市川市)

アピールポイントと活用した感想

  • 予定を立て、振り返ることでより良い生活を心がけるようになりました。
  • 学校の無い日も普段と同様の規則正しい生活をしたいと思い、使い始めました。
  • 無駄な時間を減らすよう、心がけられるようになりました。

盈進高等学校2年生
(広島県福山市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆①その日の行動、反省、意気込みを記入するようにした。
    ②課題と自習を色分けした。
  • ◆その日の学習時間を確認し、自習時間を自ら伸ばすようになった。

北広島市立大曲中学校 1年生
(北海道北広島市)

アピールポイントと活用した感想

  • 苦労や感謝の心情を気軽に書けるようになった。色どりも良くできた。
  • 毎日新鮮な気分で学校に行けるようになり、目標を書くことで自律できるようになった。また、忘れ物も減り、校則を守り、予習なども忘れなくなった。

加美町立小野田中学校 1年生
(宮城県加美郡)

アピールポイントと活用した感想

  • その日の予定を全部書いて、絵もつけて見やすくした。
  • 友達の手帳を見て、見習うようになった。
  • 時間の使い方を見直すことができるようになった。

青森県立黒石商業高等学校 2年生
(青森県黒石市)

アピールポイントと活用した感想

  • 写真などを活用するようになりました。
  • 写真を活用することで、こんなことがあったなとか、これを食べたなとか、色々と振り返れるようになりました。また、振り返るのが楽しくなりました。

茨城県立古河中等教育学校 1年生
(茨城県古河市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆見やすさをより意識するようになり、美術のように、楽しんで使っています。
  • ◆手帳を振り返ることで、自分の「苦手」、「得意」がわかるようになり、勉強計画も立てやすくなりました。

糸島市立志摩中学校 3年生
(福岡県糸島市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆先に計画を立てて、後から、したことを書くようになりました。
  • ◆先生から「この手帳を毎日書いていこう」と配布されたのがきっかけです。
  • ◆1日の計画を立てることで、効率よく物事を進められるようになりました。

創価高等学校 3年生
(東京都小平市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆科目名を簡略化したり、学習時間を棒グラフのようにしました。
  • ◆スコラを“学習”のツールとするため、科目名を英語で表記したことが始まりです。
  • ◆確保できる勉強時間や、実践できた時間を、“見える化”することができました。

創価高等学校 2年生
(東京都小平市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆色を使いながら書き、一日の欄を分割して、予定と行動を書き分けました。
  • ◆部活で重要な立場を任されたとき、手帳を使い、成績を上げようと決意しました。手帳を使っていくうちに、自発的に勉強するようになりました。

徳島県立富岡西高等学校 2年生
(徳島県阿南市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆キャラクターを描き、書くのも見返すのも楽しく続けられるようにした。
  • ◆起床、就寝時間を書き込むので健康面に注意がいくようになった。勉強時間を増やすようになった。

群馬県立富岡東高等学校 1年生
(群馬県富岡市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆カラーペンを使ったり、内容を細かく記入するようになりました。
  • ◆先生が「手帳は後で見直すことが一番大事」と言っていて、使い方を変えました。
  • ◆勉強時間や生活リズムを考えることが増え、時間の使い方がうまくなりました。

松本秀峰中等教育学校 1年生
(長野県松本市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆「勉強」と書くだけでなく「国語~漢字~」と書くようになった。
  • ◆先生が「教科も書くと分かりやすい」と教えて下さったのがきっかけ。
  • ◆手帳を書く時間に勉強をする内容を考えることで勉強時間が増えた。

山形県立山形西高等学校 1年生
(山形県山形市)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆すきま時間や勉強時間を意識するようになった。
  • ◆朝や電車にいる時間などを無駄にしないために、どのように時間を使うか考えるようになった。

世田谷区立用賀中学校 3年生
(東京都世田谷区)

アピールポイントと活用した感想

  • ◆現在では、大まかな予定を書き、色をつけています。
  • ◆見やすくなり、勉強に対してやる気になりました。また、予定と実行したことを書くことで、悪かったところを改善するようになりました。

個人部門 表紙デザイン

三重県立飯野高等学校 2年生(三重県鈴鹿市)
1年間使う手帳なので、日本の四季をテーマにしました

評価のポイント

画面全体をうねるように取り巻く「波しぶき」の躍動感が見事です。今にも動き出しそうな四季折々のスペクタクルが、観る者を作品の世界へと引き込みます。繊細かつ力強いタッチ、豊かな色彩感覚が魅力的です。自然界のモチーフが生き生きと描かれ、その随所には作者の瑞々しい感性が光輝いています。

アピールポイント

テーマは日本の四季。スケジュール帳のデザインなので、1年間つかえるデザインにしたいと思ったのでこのテーマにしました。春には桜や富士山など、夏は波、秋は星空、冬は雪を描きました。波をかくのが一番たのしかったです。個人的に好きなところは魚です。

三重県立飯野高等学校 2年生(三重県鈴鹿市)
手帳に詰まっている感情や1日の出来事をイメージして描きました

評価のポイント

描くことの楽しさが伝わってくる力作です。ユーモアたっぷりの絵柄と緻密な表現技法とが融合することで、充実した日々を過ごしている作者の姿が浮かび上がってきます。過去から現在、そして未来へと連なる「物語性」に富んだデザインは、自己と向き合い、自己の成長を確かめるべく手帳の表紙にぴったりです。

アピールポイント

日記は、その時の感情とか、思いとか、小さな出来事を書くもので、それが1つにまとまったものだなと私は思ったので、その時の季節とか、成長が見られるのが日記のいい所なので、それを絵にしました。小さいまるは、1日の中の小さな出来事で、でもそのまる1つではなにもないけど、1日1日ふえると、まるがたくさんあつまって、こんなにすごいものがうまれるんだということと、それがうまれたら次は目標が出来て、未来へ向かって行くことができるので、大きいまるの中に未来と金でかきました。日記は、自分を振り返ったり、未来を考えたり、自分を見つめ直すことのできるものだと思います。

茨城県立古河中等教育学校 3年生(茨城県古河市)
大好きなスチームパンクのモチーフを随所にあしらいました

評価のポイント

作者の大好きな「スチームパンク」の要素が余すことなく描かれ、ワクワクする世界観が小さな手帳の表紙いっぱいに繰り広げられています。優れた画力の持ち主であることはもちろんのこと、さまざまなアイテムで構成された画面からは、SF映画のワンシーンを飾る舞台デザインとしてのセンスも感じられます。

アピールポイント

「スチームパンク」が好きなので、自分の好きなように描いてみました。右は時計をモチーフにして歯車をたくさん描いて、左はスチームパンクの小物を多めにしました。

奈良大学附属高等学校 1年生(奈良県奈良市)
サバンナのキリンの首のように成績が伸びるという願いを込めました

評価のポイント

一度見たら忘れられない印象的な作品です。インパクトを与え、存在感を主張することは、デザインを構想する上で重要な観点となります。余計なものをそぎ落とす造形力が素晴らしいです。明快な色面構成に陰影をほどこすことで立体感が増し、生命力に満ちたサバンナの「キリン」を表現することに成功しています。

アピールポイント

私の中の野生が目覚め、サバンナに生息するキリンの首のように成績が伸びることを願い、このデザインにしました。

八千代松陰中学校 3年生(千葉県八千代市)
飽きないように余韻を残したいと思い、模様メインでデザインしました。

評価のポイント

思いのままに描いたという作者の言葉とは裏腹に、しっかりと計算された構成力に感銘しました。シンプルな模様による「静と動」の連続性が観る者を飽きさせません。色彩と奥行が複雑に絡み合い何とも不思議で魅惑な空間が誕生しました。抽象的な造形に潜む優れた見立の世界も特筆すべき点です。

アピールポイント

模様をメインとして描きました。手帳を見て飽きないように余韻を残しやすくしようという動機で描きました。形だけでなく色も活用しました。沢山の三角形を集めたグラデーション、花の形を半分に割った鮮やかな色、不気味な色合いなど、只只思いのままに絵描きました。

宮崎県立富島高等学校 3年生(宮崎県日向市)
左右対称を意識して描きました。背表紙の模様がお気に入りです。

評価のポイント

完成度の高さに目をみはりました。昨年度、最優秀賞に輝いた作者であることがうなずけます。表紙としてのデザイン性も高く、「自分にしかできない」という一貫した表現スタイルが秀逸です。これからも素敵な作品を描き続けて欲しいという期待を込めて、「特別賞」をお贈りします。

アピールポイント

下書きなしの一発描きです。左右対称になるように意識して描きました。中心のつるのようなデザインや丸い模様などより、周りの細かい模様や、その隙間を塗る作業が一番時間がかかりました。描いているときはとても楽しく、描き終わったあとの達成感がすごかったです。背表紙の模様はお気に入りです。細かく描いたつもりですので、じっくりと見てみてください。

三重県立飯野高等学校 2年生
(三重県鈴鹿市)

アピールポイント

何かを持ちあるくのが苦手で、ほったらかしてしまうので、手のうらに描くメモのように、持ちあるけるようこのデザインを考えました。

市川高等学校 1年生
(千葉県市川市)

アピールポイント

「可能性」をテーマに描きました。少年が本に、また少女は大きな紙に書き記しているそれぞれの人生に、輝かしい未来と無限の可能性が広がっていることを表すために、「宇宙」をイメージして沢山の色で彩色しました。また、少女の「色」(未来)と少年の「色」が重なることで、宇宙が更に大きくなっているように描くことで、人との出会いがまた可能性を広げるのだということを表現しました。

和歌山県立古佐田丘中学校 1年生
(和歌山県橋本市)

アピールポイント

私は、花が大好きです。趣味は色々な花をそれぞれの角度から撮影することです。その中でも最近は、家の庭で育てている「グリーンアイス」というバラです。それが一番のお気に入りです。このバラは緑色からピンク色へと色の変化が楽しめます。短い間ですが、すごく美しく、心をうたれます。そんな「グリーンアイス」のように淡いピンクのバラを自分の手帳にも咲かせたいと思い「クロスステッチ」で表現しました。大好きなバラと一緒に中一生活を送っていきます。

札幌市立篠路中学校 3年生
(北海道札幌市)

アピールポイント

“繋がり”をイメージして描きました。私の考える繋がりをたくさん詰め込みました。人によって見方が変わるのではないかと思います。自分が手帳をかくのが楽しくなるように、という思いで描きました。色もあえて白黒にしたのがポイントです。

長野県諏訪清陵高等学校附属中学校 3年生
(長野県諏訪市)

アピールポイント

手帳を手に取ったら思わず開きたくなるような、ワクワクするデザインにしました。自分の好きなものを詰め込んだので、お気に入りです。絵本のワンシーンを描いているようで楽しかったです。

創価高等学校 3年生
(東京都小平市)

アピールポイント

今年のリオオリンピックに出場した選手達の活躍を描きました。私は今年の夏、選手達に興奮と感動、勇気、そして希望をもらいました。選手達への感謝と敬意を込めてデザインしました。アピールポイントは躍動する選手達の絵です。誰がどんな競技をしているのか、一目で分かるようにしました。また、水泳での水しぶきの臨場感にも注目していただきたいです。

奈良大学附属高等学校 3年生
(奈良県奈良市)

アピールポイント

どんどん上昇してゆくような激しさと、様々な考えが混ざっていく所を表現しました。

兵庫県立西宮高等学校 2年生
(兵庫県西宮市)

アピールポイント

●嫌な予定も楽しい予定も書くスケジュール帳●
ハチドリが好きなので、嫌な予定の時も表紙を見て癒されたり、楽しい気分になれるような綺麗な表紙にしました。表表紙、裏表紙とはっきり分けるのではなく、広げた時にも1つの絵として楽しめるようにして描きました。2016年なので申を可愛らし描きました。どこにいるか探してみて下さい!

福島成蹊高等学校 2年生
(福島県福島市)

アピールポイント

バレーボールが大好きなので、いつもバレーボールのことが頭に残るように、自分にとってしげきのある言葉を書きました。また、部活動の仲間の写真をはり、辛いことがあっても、この写真を見て、元気になっています

小金井市立緑中学校 3年生
(東京都小金井市)

アピールポイント

ここに描いてある人物は、全て緑中学校の先生です。先生たちをイラストで描いてみました。全員は描けませんでしたが、3年生になってから僕のクラスの授業を担当している先生、校長先生、副校長先生、保健室の先生は描いています。美男美女すぎだろ!と思う人もいますが、僕としては目元とか髪型とか(今と違っている先生もいるけど)似てると思います。

講演者のご紹介

長田 徹(おさだ とおる)氏
  • 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教科調査官
  • 文部科学省 初等中等教育局 児童生徒課 生徒指導調査官
  • 文部科学省 初等中等教育局 高校教育改革プロジェクトチーム 生徒指導調査官
  • 国立 教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター 総括研究官
  • 国立 教育政策研究所 教育課程研究センター 教育課程調査官

宮城県 石巻市立公立中学校教諭を振り出しに,仙台市立公立中学 校教諭,仙台市教育委員会学校教育部教育指導課指導主事,同確 かな学力育成室指導主事として学力向上,キャリア教育を担当。 2013年4月より現職。東北大学との教育研究により2008年小柴 昌俊科学賞を受賞。現職では,小学・中学・高校のキャリア教育 ,中学・高校の特別活動を担当。

尾上 浩一(おのえ こういち)氏

文部科学省中央教育審議会委員 公益社団法人 日本PTA全国協議会 顧問(同会前会長


  • 平成12年12月 社会福祉法人あおぞら:監事(現職)
  • 平成14年2月 尾上経営開発事務所開業:代表(現職)
  • 平成15年10月 ㈱アクアトゥエンティーワン:監査役(現職)
  • 平成16年1月 日管工業㈱:監査役(現職)
  • 平成24年4月 医療法人社団菊川栄信会:監事(現職)
  • 平成25年8月 中央教育審議会委員(現職)
  • 平成26年3月 社会福祉法人光寿福祉会:監事(現職)
  • 平成28年3月 ㈱姫路ヴィクトリーナ:監査役(現職)
        6月 公益社団法人日本PTA全国協議会顧問(現職)
  • 兵庫県PTA協議会特別顧問(現職)

主催

  • 株式会社NOLTYプランナーズ

後援

  • キャリア育成コーディネーターネットワーク協議会
  • 東京学芸大学
  • 日本PTA全国協議会
株式会社NOLTYプランナーズ