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NOLTYスコラ プログラムの導入事例

NOLTYスコラ プログラム

導入校の事例をご紹介します。

デジタルツールの便利さを享受しながら、スコラ手帳で生徒の生活をフォローする
取材日 : 2020.12.03
  • 高等学校
宮城県古川黎明高等学校 様

デジタルツールの便利さを享受しながら、スコラ手帳で生徒の生活をフォローする

導入の目的
・自己管理力の育成
都道府県 宮城県
学校概要 公立高校
進路実績 令和元年度 国公立大学43名、私立大学117名、短大6名、専門学校45名、公務員・就職5名、他

先生の声

NOLTYスコラ プログラムを導入した目的

NOLTYスコラ プログラムを導入している目的は、自己管理能力の育成のためです。中学校までは、先生方の関わりの中でフォローしてもらっていた部分があったと思いますが、自分できちんと管理できる能力を身につけて、その次のステップ(それぞれの進路)に送り出してあげたいと思っています。
また、スコラ手帳に1週間の出来事や勉強したことなどを書き出すことで、メタ認知ができるようになるだけではなく、自分を表現したり、情報を整理したりする習慣も身につけてほしいですね。

新型コロナウイルスによる突然の休校を受けて

今年度は、昨年度の終わりから新型コロナウイルスの影響による休校で通常とは異なるスタートでした。3月は春休みの学習を前倒しで進めさせていましたが、4月中旬頃からは「何かしなければいけないけれど、何をしてよいか分からない」「家にいると何もしないで時間を過ごしてしまう」といった生徒が出ることを懸念するようになりました。そういった生徒の自己管理のサポートとして、本校で導入しているロイロノートで週1回手帳の回収・チェックを始めました。またこのような状況下だからこそ、学校と生徒が繋がっていること、こちらが見守っているということを生徒に実感させてあげたかった気持ちもあります。

デジタルツールを使用した手帳の回収・チェックの方法とメリット

回収・チェックの方法としては生徒が自分の手帳を書き、それを手持ちのスマートフォンなどで撮影し、ロイロノートで先生に提出する流れです。休校期間中も何度か登校日があったので、提出が遅れている生徒には声をかけていました。
こちらの作業としてもiPadなど普段使っている機材一つで全て完結しますし、自分の空いている時間で作業できるのがよかった点ですね。また、手帳自体を回収していた頃よりも生徒も手帳を書かなければならないと思ったのか、白紙で提出する生徒があまりみられませんでした。
また、紙の手帳のよいところを一言で表現すると振り返りのしやすさだと思います。デジタルは画面のサイズが決まっているため、表示できる範囲や情報が限られます。しかし、手帳であればさっと半年前のことを見返したり、振り返ったりでき使っていてストレスを感じにくいです。

休校期間中のスコラ手帳の役割

休校期間で起きたことの一つとしては、生徒が朝早く起きられなくなっていたことです。そこでまず手帳に書いてみるようにこちらからも声をかけました。生徒自身が朝起きられないなと感じていたことが目で見て分かる形になり、少しずつですが改善が見られるようになりました。特に今回の休校期間中、生活リズムを整える意味でスコラ手帳が役に立ったと感じています。

生徒の声

シンプルに書くことで習慣化する

スコラ手帳を初めてもらった時は、楽しみな気持ち半分、億劫な気持ち半分でした。私は物事を継続することが苦手なので、使ってみたい気持ちはありながらも使い続けることができるか正直不安でした。しかし、やらなければいけないことや忘れてはいけない大事なことを手帳に書くことで、開く機会を自然と増やし常に手元にある状態にしておくことで習慣的に手帳を使うことができました。また、スコラ手帳はもとのレイアウトで決められた情報が少ないため、オリジナルの使い方ができ自分なりに使えていることが達成感にも繋がっています。
書き方で工夫していることは簡単かつシンプルに書くことです。たくさん書き込んでしまうと、毎回そのクオリティーまで書かないといけないという気持ちになってしまうため、色も本当に重要なところだけで使うようにしています。

先生のコメントがモチベーションに

休校期間中の一時は、夜中の3時に寝て昼の12時に起きるといった不規則な生活を過ごしていました。しかし、そのような生活を正さないとまずいと思っていた時に、ロイロノートを使い先生に手帳を提出するようになりました。先生に見守られていることを実感するとともに「ちゃんと起きられたね。」と褒められることがモチベーションに繋がり生活リズムを整えることができました。また、勉強時間や振り返りを手帳に書いておくと先生からアドバイスがもらえ、それをもとに自分の行動を改善するきっかけになっています。
手帳自体の提出とロイロノートを使った写真での提出の場合、私は後者の方がありがたいです。なぜならば、課題など大事なことを伝えられた際に、自分の手元に手帳がなくて困るといったことがおきないからです。
スマートフォンも常に持ち歩いていますが紙の手帳は愛着がわきますし、スマートフォンと異なりTPOを気にせずメモを取ることができるのがよいところだと思います。

株式会社NOLTYプランナーズ