ビジネス手帳のNOLTYプランナーズ

コラム

NOLTYスコラ関西セミナーを開催いたしました

大阪会場で行われたNOLTYスコラ関西セミナーの開催報告をさせていただきます。



場  所:㈱NOLTYプランナーズ 関西営業所

講  師:高槻市立第八中学校 校長 樽井弘三先生

内  容:スコラプログラム導入における教員、生徒等への働きかけ



①.スコラ導入に至るまで~必要な力は何か、それが手帳で身につく!!

今後取り組むべきことは「学びに向かう力(努力に対する価値観、忍耐、精進、将来のために今を禁欲する等)」

つけさせることであると考えています。

それは学びの習慣をどうつけていくかが関わっており、その中で手帳が有効ではないかと考えた。

手帳といっても、オリジナルで作成するようなものでなく、

大人が使っているものを中学生にも同じように使わせたいと考えたところ、NOLTYスコラの存在を知りました。

     

②.「学びに向かう力」とは「習慣」をつけさせること

校長として教育現場に復帰して、掲げたことは、徹底して「大人」にこだわることでした。

中学校は「大人になる学校」であり、子どもに国民国家のフルメンバーとしての実力をつけさせることであります。

9年間の義務教育にかける子ども一人当たりの税額は1,000万円ほど。

それは優れた公共事業であり、子どもを大人にするのは大人の使命だと考えます。

「学びに向かう力」、ひいては「習慣」をつけることは、「勤勉性」と「協調性」を身に付けることです。

その中で、学校教育は「勤勉性」と「協調性」の育成において優位な立ち居地にあります。

つまり、「勤勉性」は「習慣」であり、「協調性」は「仲間体験」。

その「習慣」をつけるために、スコラを使うことで実現したいと考ました。


③.スコラ導入に向けての課題と戦略

スコラを導入するにあたって、課題は大きく3つありました。まずは教員、次に子ども、最後に費用である。

1つ目の教員についてですが、現状多忙すぎて、23時、24時頃まで残る先生も珍しくはありません。

そんな状況の中でスコラを渡しても意味がない。負担が大きくなるだけです。

そのために、先生全員にスコラ導入の話をするのではなく、

まずはリーダーや核となる教頭や学年主任、教務主任、生徒指導主事、研究部長などへ働きかけました。


働きかけについては考え方を一致させるためで、一人ひとり面談を行いで考えを理解してもらったり、

東京の手帳甲子園を観覧しに出張をしてもらい活用や考えを実際の現場で感じ取ってもらいました。

持ち帰った内容を校内研修会を開き、核となる人へ深くスコラ導入に関する考えを落とし込み、

手帳を広めなければいけないという使命感を持たせて、それが徐々に負担感を凌駕していきました。


次に子どもについて、学ぶ力がまちまちのため、やらされ感を出さず立ち向かう仕掛けをつくることが必要でした。

学年集会で時間の大切さに関する話を開いたり、サポートツールのDVDの鑑賞の実施を行い、

保護者へは、スコラの配布とそれに伴う学校で行うこと、家で行うことの違いと活用方法を説明して、

活用に向けた仕掛け、体制をつくりました。


最後に費用について、私立であれば別だすが、公立校の立場からすると正直難しい面もあります。

今は校長のカリキュラムマネジメントをつけさせる事業に申請して(60万/年の補助)、その費用を充てています。

そのため、保護者からの反発はない。

今後は保護者を説得する必要があります。


4.現在の使用状況、活用事例

1年目は生徒会に持たせて試行し、2年目の今は3年生全員に持たせています。

ですので、実際の効果はこれから。というところですが、出だしはNOLTYの方のサポートもあるので、立ち上がりは

よいのではないか。

実際の活用場面は、朝読の時間活用や最低3回手帳を開く場面設定、3点基本行動時間の記録指導の実施をしてます。


5.質疑応答

Q.導入したいと考えているが、費用、周りの説得を考えると難しくも思える。どのようにすればよいでしょう?

また、教育の格差が広がるかもしれないと言う話題が挙がりましたが、一番しんどい子をどうやって掬いあげれば良いのか?

(中学校教員)


A.費用についてはほかのところでやむを得ず削るしかない。例えば修学旅行費など。

もしくは平成31年度の話だが、道徳が義務化されるため、教科書が現在購入していたのが今後無償で配布されます。

そのため、これまで使っていた道徳の教材費が浮くため、そういった費用でまかなおうかと考えています。

格差については、中間層が大事だと考えている。例えば挨拶運動をしている学校が多い中、よく見られるのは、

普段遅刻してくる底辺層が学校に来るとそれだけで褒められる。中間層には当たり前の話なので何も声をかけない。

これだと中間層をほったらかしになっている状態です。

だが、実はその中間層にどのように声をかけるか、ひいては力をつけさせるかが大事と考えてまして、

底辺層は個別に声をかけるしかないと思っている。手帳を使うことでその中間層へのアプローチが増えます。


Q.根拠のない「自己肯定感」ではなく、「貢献」を基盤とした「自己有用感」の獲得を目指すというワードに大変共感しました。

どうやったら身につくでしょうか?

(高校教員)

A.「自己有用感」は役割と貢献が大事だと考えます。そういった機会を充実させることが必要ですね。



6.当日の様子