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NOLTYスコラ 探究プログラムの導入事例

NOLTYスコラ 探究プログラム

導入校の事例をご紹介します。

探究を核として、生徒の資質・能力を育む
取材日 : 2020.08.07
  • 高等学校
熊本県立玉名高等学校 様

探究を核として、生徒の資質・能力を育む

導入の目的
・若駒力の育成
①コミュニケーション能力
②情報収集・探索能力
③計画実行能力
④課題設定解決能力
都道府県 熊本県
合格実績 令和元年度 国公立大学97名(東京大学1名、大阪大学3名など)、私立大学435名、大学校6名、海外大学3名、短期大学7名、専門学校16名、就職11名 ※既卒生も含む

先生の声

探究活動を通して育みたい力

本校では生徒達のことをこれから羽ばたく者達という意味を込めて「若駒」と呼びます。そこで、コミュニケーション能力、思考力、情報活用能力など生徒に身につけて欲しい資質・能力を総じて「若駒力」と設定しました。そして、生徒にはこの「若駒力」を、探究活動を通して身につけて欲しいと考えています。「若駒力」は、授業をはじめとする生徒が行う全ての学校活動に共通して必要なものであり、身につけることができるものです。また、生徒の資質・能力を伸ばすための核にもなると考えています。

NOLTYスコラ 探究プログラムを導入した理由

本校でNOLTYスコラ 探究プログラムを導入した理由は3つあります。
① 様々な生徒がいる中で、ノート自体が非常にシンプルでいつでも手元に携帯しておきやすいこと
昨年度も生徒にテキストを持たせていましたが、分厚く難しい内容だったため読むこと自体に抵抗感がある生徒が多くいました。一方で、探究ノートはコンパクトかつ要点もおさえられた内容だったため、生徒の抵抗感も少なく活用しやすいと思いました。
② 探究のフレームワークが理解しやすいこと
昨年度はあまり探究に時間が割けず、生徒に探究のフレームワークを理解させることに苦労しました。NOLTYスコラ 探究プログラムは、興味関心から入り課題設定、情報収集と進んでいくため、とても流れがスムーズで生徒達も理解しやすいです。
③ 授業用スライドがついていること
ゆくゆくは全校で探究活動に取り組む予定のため、先生方の指導が共通化できる点も魅力を感じました。NOLTYスコラ 探究プログラムは、他の活動との組み合わせもしやすく、プログラムについているスライドもこちらの都合に応じ編集できるところが便利です。

総合的な探究の時間の運用方法

本校は附属中学校があり、高校1年次の2クラスは附属中学校から進学する生徒達で構成されています。そのため1年次では附属中学校から進学する生徒と高校から入学する生徒で探究の進め方を分けています。

また、探究活動の目的は若駒力を身につけさせたいということなので、定期的に若駒力に関するアンケートを実施し、その推移・変容を見ています。これを定期的に実施することで、先生方にも「何のために探究活動をやっているのか」ということを意識してもらうことに繋がっています。

状況に合わせた臨機応変な対応

新型コロナウイルス感染拡大による休校措置や九州豪雨による休校など、今年度は特に先が読めない状況でした。その中で、1学期に探究活動に使うことができるのは10コマ程度でした。そこで、1学期に実施したい内容を3つのセクションに分けました。1セクション3コマとし、1コマが潰れても問題ないように流動的なコマ入れて計画を組みました。
また、高校2年生では休校期間中は授業用スライドで動画を作成し、生徒達に事前学習をさせました。この結果、授業ではグーループワークなどを中心に時間を割くことができました。

探究活動の指導で気をつけていること

探究活動の中で全ての知識や情報をこちらがカバーすることはできません。だからこそ、教えるのではなく“対話すること”を意識して「何でこう考えたの?」「何でこうなっているのか説明してみて?」と生徒自身に考えさせる投げかけを大切にしています。

NOLTYスコラ プログラムとNOLTYスコラ 探究プログラムの関係について

探究活動と手帳はリンクするものだと思います。計画を立ていつまでに何をするか考えることは、探究活動の中でも必要な力です。また、日常の気づきや興味関心を書き込んで手帳に残すことで、授業で見返した時に、自分の興味関心に気づくきっかけにもなります。

実際の活動の様子

生徒の声①

NOLTYスコラ プログラムについて

中学生の時はNOLTYスコラ ライト、高校生になった現在はNOLTYスコラ ベーシックを使っています。ベーシックの方がより「大人の手帳」という印象で気に入っています!
スコラ手帳を使う前までは手帳を使ったことがなかったので、自分が手帳を使う時が来るとは思わなかったです。正直なところ、手帳=年配な方が使っているイメージでした。しかし、先生方が丁寧に使い方を教えてくださったので、使ってみようかなと思うことができました。
また、3点固定を意識すると良いと先生から教わったので、どんなに忙しくても「朝起きた時間」「夜寝た時間」「勉強を始めた時間」だけは必ず書き込んでいます。これを続けていて良かったことは、自分の睡眠時間や勉強時間の記録が残るため、その記録と自分の成績を比較して分析し、振り返りに生かせることです。
以前は振り返る習慣がありませんでしたが、スコラ手帳を使い始めてから振り返る習慣が身についたと思います。また、自分の頑張りや日々の記録が残るため、スコラ手帳=思い出の記録になっています!

NOLTYスコラ 探究プログラムについて

探究ノートは、突然調べ学習から入るのではなく興味関心ワークから始まるところが良かったです。興味関心があることを書き出して、同じことに興味関心がある友達と班を作りました。同じチームでも様々意見が出てきて、私が持っていなかった考えなどを知ることができてとても面白かったです。
また、今までは、グループワークの際に自分の意見を話しがちでしたが、探究活動を通して友達の話から発見や気づきを得ることがあったので、なるべく友達の意見を聞くことを心がけるようになりました。
将来は医療系の仕事に就きたいと思っていますが、現在の新型コロナウイルスに関連するニュースを見ていて、探究活動ではあえて経済に関する分野を選びました。将来の夢がはっきりしてきた中で、世界規模で自分がどのように貢献できるかを考えるようになりました。大きなことは難しくても、自分の身の周りのことから行動を起こしたいと使命感を持って探究活動にも取り組んでいます。

生徒の声②

NOLTYスコラ プログラムについて

NOLTYスコラ スコラ手帳は、自分でカスタマイズしたりデザインしたりできるので愛着が湧きやすい手帳だと思います。私は、睡眠時間や毎日のルーティンを主に書いています。学校生活の中では、スコラ手帳を持ち歩くことが多いため、突然先生に話しかけられて「明日●時に▲に集まって」などと言われた際も、すぐに手帳にメモをとることができます。また、スコラ手帳は空白が多いので、自分なりにメモをとりやすいところも気に入っています。
毎日手帳を使うクセがついたことで、習慣的に続けることが得意になりました。現在はスコラ手帳に体温の記録用紙を挟み込むことで、毎日計る・記録することを忘れずに継続できています。
また、NOLTYスコラ 公式インスタグラムが好きで、手帳の書き方をチェックして、自分の手帳活用に生かしています!

NOLTYスコラ 探究プログラムについて

自分が疑問に思ったことを調べる中で、他にも自分と同じ疑問を持っている人がいることや、自分で疑問を持つ→調べる→他の人の意見や見解を知る→自分で再度考えることが探究活動の中で面白いと感じることです。例えば、保健の教科書で先進国のHIV患者が減少しているグラフがありました。しかし、同じ先進国の日本は増加傾向にあると2行の事実の記載だけだった時に、なぜ日本だけ増加傾向なのか、原因は何なのかという疑問を持ちました。教科の授業も楽しいですが、探究は自分の興味があることを調べられるのでより楽しいです!
一方で難しいと感じることは、課題設定から発表までの計画です。そのため、探究活動の計画やスケジュールはスコラ手帳に書き込んでいます。計画では情報収集に時間がかかるだろうと予測していましたが、実際は情報収集ではあまり時間がかからず、課題設定に時間がかかりました。また、この後中間発表という友達同士で発表を行う予定があるため、その1週間前の土日に自宅でリハーサルやイメージトレーニングをする予定も立てています。

株式会社NOLTYプランナーズ