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NOLTYスコラ 部活プログラムの導入事例

NOLTYスコラ 部活プログラム

導入校の事例をご紹介します。

部活動を通して自己肯定感と人間力を育成
取材日 : 2023.09.05
  • 高等学校
桐蔭学園中等教育学校・高等学校 和太鼓部 様

部活動を通して自己肯定感と人間力を育成

和太鼓部の大きな目標
全国大会出場
和太鼓部のスローガン
「自主自律」「一期一会」
都道府県 神奈川県
学校概要 私立/中等教育学校・高等学校

桐蔭学園中等教育学校・高等学校の和太鼓部は、部員総勢50名の部活動です。2018年に学校が男女併学から共学になったことに伴い、それまでは男子部・女子部に分かれていた和太鼓部は合併して一つの部活動になりました。合併から2023年で6年目になり、話し合いもだんだん活発になってきて、みんなが意見を出し合う風土ができてきています。部活動の大きな目標は「全国大会出場」。大会の他、様々なイベントでの公演や定期演奏会など、精力的に活動しています。



生徒の声


和太鼓部生徒

「1週間のMVP」で自己肯定感とモチベーションアップ!

私たちの部ではフォーゼの「WEEKLY Lab」を使って、1週間ごとに振り返りを行っています。書く内容は先生と相談して、「1週間のMVP」とその理由、そして自分の良かったところを必ず書くと決めました。MVPを書くようになってからは、周りを意識して見るようになりました。部全体として、「仲がいいからこの人」という選び方ではなく、客観的にみんなのいいところを見られるようになってきたと思います。誰がMVPに選ばれたかは、ノートを提出したときに先生が集計をしてくれていて、「今週はこの子が多かったよ」と教えてくれます。自分が選ばれていると自己肯定感も高くなりますし、選ばれるように頑張ろうというモチベーションにもなります。面白い影響も出ていて、例えば着替えがすごく早い部員が「着替えるのが早くてすごい!」とMVPに選ばれたことがありました。その次の週からはみんなが競い合って早く着替えるようになって、結果として片付けが早く終わるようになりました。

使い方を工夫して合宿で活用

これまでは合宿用に作ったしおりに振り返りを書いていましたが、今年の合宿ではフォーゼの「期間ゴールセッティングシート」を活用しました。合宿は3泊4日で、このシートも3ページ分あって、3日間の練習+振り返りを書くのにちょうどよかったです。1日1ページを使い、その日の目標と振り返りを書いて、一番最後に合宿全体の振り返りを書きました。合宿だといつもよりも練習時間が長いし、振り返る時間も長くとれたので、少し大きめの枠があるほうが書きやすく、このシートはとてもよかったです。



フォーゼを使った感想は?

Q. フォーゼのいいところは何だと思いますか?

生徒1 A. なぜこの目標を設定したのか、理由が書いてあるところ

「どうしてこの目標をたてたんだっけ」と気になった時に、後から見返して思い出す場所ができたのがよかったと思います。大きな目標だけでなく、それに対する小さな目標も一緒に書いているので、「じゃあ次はこれをやらなければいけない」と考えられるようになりました。

生徒2 A. WEEKLY Labの「小さな目標」

小さな目標は週の初めに書き、その後に練習で思ったことや自分の課題(さらに小さい目標)を何個も書くことで、自分がどこに向かっているのかが見えやすくなりました。1週間の目標に加えて、自分の思ったことをメモ欄に書いているんですけど、何でもないようなメモで「あれ、これってこういう課題だよね」と気づいて、自分の目指すところを明確にできるようになりました。

Q. フォーゼを使い始めて変わったことは?

生徒3 A. 自分のいいところを見つけられるようになった

私は人のいいところは見つけることができるんですが、自分のいいところを探すというのが苦手でした。でも今は振り返りで必ず自分のいいところを書くことになっているので、自分を見つめなおして、悪いところばかりではなくいいところも探せるようになりました。



監督の声

和太鼓部顧問

フォーゼを導入した理由

以前は振り返りシートを書いていましたが、学校が共学化し、和太鼓部も男女合併して人数が増え、振り返りシートを確認するのもなかなか大変になってしまって、6年間何も書いていない状況が続きました。今回フォーゼを紹介されて、「振り返りシートはずっと書きたいと思っていたんだよな」と思い、こんな風にノートにまとまっているのであれば使ってみようかな、と思ったのがきっかけです。

ノートを使うことは、競技に向かう姿勢や、気持ちの面の向上に大きく寄与しているなと感じます。それが結果として競技力の向上につながる。競技だけをやっていればいいということではなく、競技を通じて人間力を育てたいという思いは、チームの課題というより顧問の使命として持っていたので、そういうところをフォーゼの振り返りを使って解決していきたいと思っています。

顧問も生徒も負担がない運用

フォーゼのチェックは週に1回。生徒が週末に振り返りを書いて翌週の始めに練習場の顧問の机に提出し、私が部活に行ってそれを見ながら練習を見て、終わったら返却する、という感じです。ざっと読んで、線を引いて一言コメントを書く、という感じで30分程度で確認することができています。

和太鼓部は活動日が週4日で、勉強やその他の活動もちゃんとやる、「部活だけじゃない」というところも目標にしているので、生徒もチェックする顧問もお互いに負担がないように使っています。

「一緒に働きたい」と思える子を育てたい

私が目標にしているのは「生徒が目標にしていることを一番にサポートする」ということと、教員として顧問として18年間ぶれないのは「一緒に働きたい子を育てたい」ということです。

生徒が全国大会に行きたいと言っているので、そのサポートは全力でしますし、部活をさぼっていたり、意味のないミーティングをしたりしていたら指導すると思います。だけどそれは生徒が全国大会に行きたいと言っているからで、私としては全国大会には行きたいですが、「勝利至上主義」にはなりたくないかなと。あくまで和太鼓は和太鼓であって、それを通して人間性を向上させてほしいなと思っています。和太鼓ってその子の性格がそのまま演奏に出るんです。雑な子は雑な演奏ですし、周囲を見れない子は独りよがりの演奏になります。ちゃんと視野を広げて相手のことを思いやる、それができないと演奏もそうなってしまう。そういう意味でも生活面と演奏面・技術面の両方を向上させていきたいです。

株式会社NOLTYプランナーズ